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大洪水(ナム、トッワム) 【タイ】


 
 今、タイでは、どこに行っても何処に行っても、ナム、トッワム!ナム、トワム!です。

 実顕地も、一度は池になりました。畑もハウスも池の中。みんなで、土嚢を積み増した。ユンボが来てくれて、みごとに堤防ができ、ポンプで水を出してみるみる元の畑に戻りました。ユンボのドライバー様が、天の援け様に見えました。

 
 それからも水は、減りません。増え続けています。タイ人で、今生きている人は、だあ~れも知らないくらいの大洪水らしいです。もちろん、上田夫妻も初めて。

 でも、マイ、ペン、ライ! おかげさまで、実顕地は、今は!大丈夫です。ニーム工場もエビ工場も稼働中。お家の前も、池になっていますが、

 
 加藤さんが、仕掛けておいた竿にプラチョン(魚)がかかり、炭焼きにして、みんなでいただきました。

 魚の池は、湖の底になりました。魚が逃げないように、ネットを張りました。が、さあ?どれくらいの魚が抜け出たことか??

 
 ユーカリの林も湖の中。社員さん達は、その中を、船で通勤中。社員さん達のお家は、床下浸水。家の中で、魚釣りをしているそうですよ。

 外に出ると、道端にテントが並び、仮説トイレができ、みなさん、仲よく食事中でした。

 12日は、オークパンサーの日。きれいな満月で、雨季明けの日らしいのですがねえ??

【タイ実顕地 川添裕子】
10月10日、タイ在住の川田勇さんが、亡くなられました。享年80歳。 やさしいタイ人の奥さんに、心から大事にしてもらい、「幸せだ。」と、言っておられました。 冥福を、お祈りします。
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コメント

  • 大角宏一(豊里)

     入院して点滴を受けているとの情報を聞いていましたが 終に川田さん幽明境を異にしてしまったねえ。優しいタイの奥さんに看取られたでしょうが、異郷の地で旅立つときの心情は如何に。
    新しい農業、社会創りに情熱をかけた北海道の農業人三傑、川田さん、溝口さん、茅山さん等の参画当時の昂揚!今でも瞼に鮮明に浮かんできます。 
     貴方の遺作となった「農は永遠なり」を読み返しました。農に賭ける熱情がほとばしっています。貴方の理想をどこまでやれるか、不明ながらも遺志をついでやっていきますよ。
     安らかにお休みくさい。

    • 上田師代(タイ実顕地)

       近くの大学病院のICUに入られてからは、2月間みんなで交代でお見舞いに行きました。初めは意識がはっきりしなかったのですが、どんどん回復して、最近では難しい文庫本を眼がねをかけて読んでいました。しゃべることはずっと出来ませんでしたが、川添裕子さんが「あいうえお指差しボード」を作って
      くれて、文字で会話しました。体力もあり、気力も満々でした。
      表情はとても柔和で、いつも穏やかでした。

       川添さんが、「川田さん、タイで特講やるからね。」と言うと、拳を上げて応じてくれました。自分で呼吸が出来ず、機械を使っていたので、少しずつ自分で呼吸出来るように練習していました。症状がよかったので、ICUを出ることになり、一般病棟に移って2日後に亡くなりました。
      移動に伴う負荷が大きかったようです。
      心臓に負担がかかってしまったとの主治医の説明でした。心臓は相当に丈夫と思われたので、残念でなりません。

       6月の末に入院されてから、約3ヶ月の闘病でしたが、回復しようとする意志がいつもはっきりあり、それでいて穏やかで、すごい人だなあと感じました。タイ人の奥さんが、献身的に看病してくれて、川田さんはとても幸せそうでした。5日間のお通夜にも、葬儀にも、たくさんのタイ人が参列してくれて、タイの人に愛され惜しまれて一生を終わられました。

  • 浦崎雄一(春日山)

    マイペンライで明るく、みんなと元気よくやっているのをネットで見て分かります。
    また報告して下さい。

  • 藤井正州(豊里)

    東日本大震災の後のせいか、各地の災害のニュースによく目がいくようになりました。タイ実顕地の皆さんは元気にやっておられるようですが、今回の水害の規模は心配です。
    在京タイ大使館にて今回の水害に対する寄付金を受け付けています。一番の支援になるかどうかはわかりませんが、お知らせします。
    http://www.thaiembassy.jp/rte1/

    トップページ上部に寄付金の詳細リンクがあります。

  • 山本 精(内部川)

    川田勇さんとは予備寮で一緒でした。
    年齢を感じさせないパワーで色々とありましたが、楽しい日々でした。
    お互い配置になってからも色々と気にかけていただき、会うたびに元気をもらっていました。
    私の心にはいつまでも生き続ける人です。
    大洪水の様子をテレビで見て とても心配でした。
    裕子さんの元気そうな写真を見て少しは安心しました。
    畑はその後どうですか?

  • 小幡 亨(岡山県)

    3月から世界一周旅行にでている娘の明(めい)がタイ実顕地にお世話になっています。
    少し心配しましたが、大らかで明るそうなのでちょっと安心しました。

    • 加藤志津(タイ実顕地)

      明ちゃん、元気にやってますよ。話を聴いていると、彼女の行く所は、雨が多いとか。今年、タイに雨が多いのは、明ちゃんが連れてきたのかしらなんて、みんなで、笑いながら、話してます。
       家の前まで、水がきているのですが、その水に、美味しい魚(プラチョン)がいて、捕まえて食べました。ホント美味しかったですよ。明ちゃん、写真にとっているので、見せてもらって下さい。
       明ちゃん、得意の絵で、料理レシピを書いてくれたり、ラベルをさっさと書いてくれ、楽しませてもらってます。

       洪水は、この一週間が、一番、水量が増えてくるようです。我が家も、周りの堤防代わりの土手を数十センチ、高くしました。
       畑は、ミニトマトが元気になってきており、オクラも取れています。もちろん水は、とっくに引いていますよ。
       社員さんのおうちは、膝下から背の高さまで、浸かっているそうです。でも、マイペンライで、元気に通ってきてくれています。
       
       お父さんも、是非、タイGへ、来て下さいな。

  • 荻野直美(成田G)

    皆さん、お身体ご自愛ください。思うばかりで、何もお手伝いできません。
    『川田さん、きっと精一杯、思いっきり生きぬかれ、幸せだったと思います。溝口さんは思いやりを、川田さんは情熱を、周りの人々に齎してくださいました。私も、楽しくて面白くて、幸せでした。ありがとうございました。』

  • 麻野幸子(豊里)

    溝口さん、川田さんと穂別の地にヤマギシズム実顕地を建てられた、お二人が続けてなくなられた。

    晩秋のころ、お二人が初めて豊里に来られた姿を覚えています。素朴な、正直者の北海道の農村の人たちだなあと思いました。

    それから、ふるさとに実顕地を建ててゆくのを見せてもらいました。やろうとする意志が成していくんだなあと。

    先人のこころから、何を受けて、何を繋いでゆくのかをじっくりと考えていきます。

  • 岡本郁恵(春日山)

    さっきニュースでタイの大洪水見ました。
    すごいことになってるな~!
    実顕地のみんなはどうしてるかな?と思ってたら村ネットにのってました。
    大変そうだけどなんだか楽しそうですね。
    家の中で魚釣りなんて面白い。^_^;
    ほっとしたけど、アユタヤとかもすごいことになってたし、タイは大丈夫かしら~?

  • 志方貴洋(多摩)

    !!
    川田勇さんが、亡くなられましたか・・・・
    ご冥福を、お祈りします。

    先月25日には穂別の溝口富次さんが亡くなられ、
    穂別実顕地をつくったお二人が立て続けに亡くなられたのですね・・・・

    15年前の、穂別実顕地をつくる、
    いい時期に、お二人にお目にかかれたのだなと、思います。

    タイの大洪水、お見舞い申し上げます。
    衛生状態は大丈夫なのでしょうか?