ヤマギシのむらnet

インターネットで世界が180°変わった


『心一つで』の具現方式はこれだったのか(中元さんにインタビュー)

春日山の中元さん(撮影は一ノ渡輝夫さん)

春日山に来て5年、生活庶務をずーとやっています。
前任者の矢内さんはパソコンを使っていたの。

僕は考え方があってネ、机(パソコン)に向かっていてもなにも生まれない。
産業面でも生活面でも実働こそ大事だと思っていたの。
それと、自分はパソコン使えなくても、窓口には淳ちゃんも居るし浦さんもいるし専門分業で、やってもらったらいいと思ってた。

最近は仕事柄もあって、メールアドレスは?って、聞かれることも多くってネ
それと、『むらnet』が始まったでしょう、周囲からも言われるし、使ってみようかって思って、声に出したらすぐ用意してもらえました。「ゴミ屋敷」って言われていた僕の事務所がいっぺんに見ての通りオフィスになったのです。

『むらnet』を見て、世界がいっぺんに広がったなー

今まで目の前の春日山の中しか見えなかったのが世界中のことが思えるのよ。

例えば、別海実顕地のかまくらの映像見るでしょう、(中元さんは別海から春日山に来たのです)あれは今アメリカにいる中山さんが別海で作り始めたの。
そしたら、中山さんどうしてるかなー?アメリカで一家族で、どうやってるんだろう・・・と思い、思わず中山さんにメール送ったんだよ。

それとか荒木さんが除雪作業をしてるの、観るでしょう、そしたら、こうやってコツコツやってくれてる姿から、彼の想いがつたわってくるのよ!

今ブラジルのこと、ちょっと関わっていて、ブラジルからメールが来るのだけど、送信時間が夜中の2時だったりするの。
こんな時間にやってくれてるんだなーと思えたり・・・

二ヶ月に一回、実顕地連絡研で全国の様子が伝えられるけど、事柄だけじゃなく日常を通して中身が伝えたいなーと思ってもね、なかなか伝わらないの。それが『むらnet』が見られるようになったら、逆に聞きたくなる世界になるんじゃないかなー。

これって、心ひとつの世界が広がっていく両輪だよなー。  これから、実顕地連絡研の中身が変わっていくんじゃないかな。

物を作り出して形に顕していくのももちろん大事だけど、今メールでやりとりする中に、イズムを感じ、相手の思いやりを感じてます。

実働って、結構やれてない部分が目に入るじゃない?映像やメールだと、相手のやってくれたことがダイレクトに、入ってくるのよ。これって、発見だったなー!

やっぱり、一人一人の中にあるんだよな、それがキッカケを貰って、引き出されるんだと思うなー 人の息づかいが伝わってくるよ。
(春日山実顕地生活庶務部 中元克治 62才)

モウモウ、とっても熱く語っていただきました。

(広報部 平島春美)

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コメント

  • 佐藤克己(別海)

    インターネットは道具です。まったく同感。道具である以上使いやすさの整備と使い手の正しい使い方が肝要です。中本さんの180度転換のメッセージ読んでいて アー そうなんだと 思いました。毎日むらネット覗くのが楽しみです。毎日、新鮮な声や情報が各地・各人から入りそのことによって自分の脳細胞の活動する分野が広がります。まさしく広がっていく世界かな。

  • 浦崎雄一

    むらnetが始まってから窓口前のパソコンルームは、いつも誰かはいるという感じです。話題も豊になって来ました。本当にいろんな所での暮らしが居ながらに知れ、コメントする事で、身近になるしもっと色んな動きを共有したいです。またパソコンなんてと敬遠していた人も、何とかものにしょうと必死で取り組む姿も微笑ましいです。

  • 広川晴江(広島供給所)

    同感です。よろしくお願いします。

  • 佐藤(春日山)

    今のヤマギシにおける、インターネットの活用率はどのくらいのものなのでしょうか?
    割と、趣味的なことや、娯楽的なことにも使えるのでそっちのほうは普及しているかもしれないけれど、こういった情報の共有や、情報の交換という、どちらかというとこういうことに使える有用な道具として、(例えば、自動車、いやいや、自転車位の感覚で)使いこなせるようになりたいと思います。
    どちらかというと若い世代というよりも、年配の人生経験のある世代がいろいろな方面に活用できるようにしていきたいです。
    そういった環境作りや、学習システムを実顕地の中に作っていきたいと思います。