ヤマギシのむらnet

私は何をすればいい? 


 この7月から22年間やってきた、食生活を離れ太陽の家の配置になりました。

 4ヶ月余りが過ぎ、日々はそれなりに過ぎていくのですが毎日が何となく、楽しい、とならない、自分につきあいかねています。食生活の時は日々「やること」がはっきり描けて、「あぁしようー こうしようー」とエネルギッシュに動いてきました。

 元気だけが取り柄ですから、、、と。(もう、そんな事も言えないのですが、、、)

 事柄をするために参画したわけではないし、、、。
頭ではわかってたつもりなのですが、所詮つもり。料理が好きで面白くって、料理だけでなく、その周りのそこにたどり着くまでの過程が面白くてただ、ただ目の前の移ろいに眼を奪われてきた結果かな。

 あまりに長く食生活をやってきたものですから、ずーとこれで行くような気になっている自分ともうそろそろ、世代交代しなくては、、、と思っている自分と両方ありました。
交代する時は潔くスパっと変わろうと思っていました。
 
 
 6月の後半でしょうか、、調正所の由美ちゃんから、

「春美ちゃんには厳しいことでしょうが太陽の家配置でどうですか?」

「いいですよ」

と言ったものの、受け止めるのに、現実感が伴わないのです。
自分でも、世代交代を考えていたのですから、「チャンス!」と思えたら、よかったのですが現実はそうはいきませんでした。結構 悶々とした日々が続いてます。

「未練はないの?」
「あるよ」

そんな会話もしました。

 7月に交通事故に会いました。
記憶が飛んでいて、事故そのものの記憶が定かではないのですが、事故後すぐの会話の中で

「私って太陽なの?」

と言ったそうです。

其の事を受け止めてない自分なんだとあらためて思いました。

 子供達はかわいいです。そして、手ごわいです。
自分は子供が好きで、太陽の家のご飯やりにも行っていました。若い時に保母さんになりたいなーと思った時もそういえばあったのに、、、。

 今はもう、この後に及んで、子供達と本気で向き合うしかないなーと思っています。
先回のテーマに 「イズム生活と自個の生き方一致」とあったなーなかなか、ものにならない自分です。


ここまでで、終わるはずだったのです。投稿しないまま、次の事件?がおきました。

 9月の後半に長女の出産があり、横浜に手伝いに行かせてもらいました。

太陽の家配置になってから、体の動かし方が全く変わったのと気持ちがもうひとつついていけないのとで、膝を痛めていました。

 横浜での2週間のマンション暮らしで、さらに、事態は悪化。
帰ってきて、4~5日して、ギックリ腰になってしまいました。初めての経験です。

 もうもう、トイレに行くのもやっとでした。布団の中で、寝返りも打てない毎日で、「やっぱりなー」とおもわず思ってしまいました。木の花流に言ったら現象を頂いた感じです。

 以前に(亡くなった)小野口さんから、『腰痛は怒りである』という本をお借りして読んだことがあります。真っ先にその言葉が頭をよぎりました。平島さんともその話になりました。なんともこの悶々とした、心身から抜け出したい。
 
 寝ているしかないので、本も結構読みました。テレビも飽きるほど見ました。
部屋でインターネットが開けないので、これはちょっと残念でした。(却って、よかったのかもしれない、、、。)

 やっぱり行き着くところは
「わたしはなにをしたらいい、、、」「なんの為にここにいるのか?」

 でもサ肩の力を抜いてやりたいよね。もうこの歳ですもの、、、

それくらいやれるようになりたいものです。日々淡々と日常を実践していくだけなのですけれど。

【春日山実顕地 平島春美  イラスト:井波みつぐ】
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コメント

  • 平島春美(春日山実顕地)

    不思議ですね。 当たり前なのかも。
    なんか、「厨房」が離れて行った感じです。
    投稿して一週間がすぎました。たくさんのエールをもらいました。ありがとうございます。
    腰はどうですか?とよく、声をかけられます。まあ、ぼちぼち、、、

    太陽で、子供達との会話が面白いです。
    叱る声に迫力が出てきてしまって、気をつけまーす。
    優しい婆ア婆になかなかなれそうにありません。

  • 小泉美香(神戸)

    春美ちゃんが食から離れてたこと、知らなくてびっくりしました。

    読んでて、私も最近似たようなことを考えていました。

    今、私は編み物三昧の日々を送っています。子どものころからの趣味です。
    今年の5月からは震災関連のチャリティー運動に関わった編み物ばかりしています。
    好きなことが人のお役に立てられて、とても幸せです。

    でも、編み物っていつまで出来るのだろうとも思います。
    事故で手を失ったら、出来なくなるな~。
    目が見えなくなっても駄目だろうな…。
    一生やり続けたいことだけど、気持ちだけではやれなくなることもあるよな~。
    そんな時がきた時、一体私はどうするんだろう…
    そんなこと、考えながら毛糸に向かってるんですが。

    不慮の事故や加齢によるものなら割り切れて、そうじゃなければもんもんとしそうな。

    今から準備できることってあるのかな~?

  • 井波みつぐ(豊里実顕地)

    春美さん 敬ちゃん せつ子さん 
     みんなのコメントを今日初めて読んで、嬉しい気持ちで、でも時間たっちゃってて、ちょっとあわてて返信。

    「春美さんのイラスト描いて」って、もらった文章を読んでみて、湧いてきたのは、やっぱり春美さんの幸せをねがう気持ちだったのでその気持ちに素直に描かせてもらいました。

     そしたら、こんなにストレートに伝わってて、何だかびっくり。

     そして、こんなやりとりが離れていてもできるって、楽しいね。
     
     フレーフレー は・る・み 
    私は一志の伝説の煮卵、食べたことないのでまた作り方おしえてね。

  • 根緒敬子(多摩実顕地)

    春美ちゃーん
    素直に書いててとてもよかったよ。私も律ちゃんみたいなこと思ったよ。
    それにしてもみつぐちゃんのイラスト!!
    ホントに春美への愛がこぼれるほど溢れてるねー。
    私も感動した。
    あの眉毛、背格好、優しいハルミ像。みつぐちゃんのハルミ像なんだね。
    原画を部屋に飾りたいね。

  • 上田師代(タイ実顕地)

     食生活22年だったんですね。ご苦労様でした。
    春美さんの料理、おいしいという評判はタイまで聞こえていました。
    一志で食べた「煮卵」の味が忘れられません。
    また食べたいです。

     私も、いつの間にかタイで23年です。
    何をやってるんだろうと、考え込んでしまうこともあります。
    最近、エビ工場の仕事が忙しくて、「日曜日くらい、ダレッと涵養したい!」
    と愚痴っていました。ふっと、「涵養って、どんな意味だったっけ?」と
    気になって辞書を引いてみたら、「涵養とは、自然にしみ込むように養成する
    こと」と書いてあって、この文章に感動しました。
    「源泉の涵養」とか、ずいぶん研鑚したのに全く忘れています。
    「自然に…」と呪文みたいに唱えてみると、特に何をするでもないのですが、日曜日がちょっと楽しくなりました。
     春美さん、タイにもぜひ「涵養」に来てくださいね。

  • hasiguti setuko(春日山)

    みつぐさんのイラストほんと素敵 顔.うかびました 私も生き生きして自信に溢れた春美さんから なんとなく不完全燃焼な感じの様子みていて どうなのかな? て思ってたけどきっとチャンスなんだね
    どびだせ 春美 みんなで 見守ってるよ  はじめて自分で投稿したよ

  • 福田律子(春日山)

    春美ちゃん、すごいチャンスだね~。これまでの仕事観や職場観がガラリと転換するキッカケになると思うな

    あ!何にもしなくていい。いるだけでいい。そこから何が見えてくるか、湧いてくるか、じっくり楽しんで欲しいで

    す。私もお役に立てない蔬菜部で、そんなとこやっています。

  • nitousanae (okabe)

    春美さんよかつたね>
    太陽の家どうですか?

    あ、そう
    なるほど!
    なるほどな-。と、口に出してみるといいよ。

  • 平島春美(豊里)

    みつぐさんへ
    私がここへコメントするのもヘン?ですが。
    素敵なイラストありがとう!!温かさと愛にあふれてる、、、、!