ヤマギシのむらnet

終わらない運動
【劉宰昊 (ユ・ジェホ)】


劉宰昊(ユ・ジェホ)さん


 

3回目の来日 実習生として、一年間よろしくお願いします!

 韓国から劉宰昊(ユ・ジェホ)さんが10月4日から春日山で実習生として、始動しました。
 一ヶ月余りたって、感想や、思っているあたりを聞かせて貰いました。

 初っ端から「参画とは?について実顕地全体で考えたいですね」というところから、話がはじまりました。

 

まずは彼のプロフィールとヤマギシを知ったキッカケから。
 
 今年もうすぐ29歳になります、(韓国だと数え年なので30歳)兄弟は弟がひとり。今春2月に銀行マンになったそうです。両親はヤマギシのことはあまり知らないが「自分の人生は自分で」だそうです。

 彼の韓国での住所は韓国実顕地だそうです。
3年前(2008年)に韓国のワークキャンプに参加して、そのまとめ役の人が特講を受けていたのでヤマギシの事・特講の事を紹介された。
 
 韓国で、ワークキャンプに参加するのは、大学生だったら、ごく一般的なんだそうです。キャンプの要素(遊び)が強い。

 2009年の祭り(韓国の)の時は一人で提案して参加した。一ヶ月体験・特講に興味があって、その夏に特講をうけた。
 
 2010年には春日山に2回(1ケ月と2ケ月)交流にきています。
 その時大潟交流にも行きました。養鶏と養豚を経験し、養豚は山崎彰久さんと一緒にやった。

 今、彼と彰久さんは丁度、トレードした感じですね。彰久さんは韓国で養鶏をしている。ふたりとも一年間の交流です。

 日本に一年来ようと思ったのは何故?ヤマギシに魅かれたのは何故?

 初めから一年来たかったんですが、ビザがおりなかったんです。
この運動は「終わらない運動」でしょう、何時何分幸福になりました、だから、終わりというものではない、人が生きていく限り続く。そこに魅かれる。

「終わらない運動」と毎日養豚でやっていることが結びつく?

  

夕暮れ時、豚にあたえる外葉の収穫

僕の人生の中で、なにをなしとげるか。

 僕はお金とか地位を望んではいない。自分の人生を僕が生きてることがパフォーマンス。
(この意味がよくわからなかった、自己表現ということかしら?)

一日一日を作っていく。

 具体的には?

 豚が元気に飼育されて大きくなったらいいな、僕は初心者だから教えてもらいながら。
 今は橋口さんにゆっくり教えてもらってます。
 

 彰久さんの手紙(むらネットに掲載)に書いてあった韓国だったら、高校で、日本語を第2外国語で勉強する人がいるけど、日本で、韓国語を習う人はほとんどいないでしょう、(第2外国語の制度がないのもあるけど)その辺どう思いますか?

春日山の仲良し班は1班で受けれてもらってます。この日はたこ焼き大会

 経済的な理由だと思います。

 僕らの世代は日本語。親の世代はフランス語・ドイツ語だった。僕らの下の世代は中国語です。

 国民性もあると思います。日本人はひとつの事を深く追求する。
 それと文化の力は大きいですね。日本人は独特です。世界何処へ行っても、日本人ってすぐわかりますよね。
(ホントそうですね)

 日本の若者のファッションは独特です。僕、ショックを受けました、ですって。

 ジェホさんはヤマギシとは、どのように理解しているの?

 

養豚部でやっています

 今はこの運動をやっていきたいと思ってます。研鑽しながら、やってきてその気持ちは変らないです。
 特講受ける前から、具体的にはないけどこういう事(みんなが幸せに成るにはどうしたらいいか?)やりたかった。毎日研鑽しながら、やっているわけじゃないけど(日々考えてるわけじゃないけど)後悔はしてません。
 やりたいことはいっぱいあるけど、何でもやれる人になりたいです。
 
 今まで、不幸と感じたことはないけどだから幸福というのではなく、毎瞬間そこに立って考えてはいないけど、検討しながら、楽しくやってます。

 もう、30歳なので、人としてレベルアップする時だと思ってます。

 韓国では特講を受ける人は結構いるけど、研学につながらない。研学が定期的にないのも繋がらないことの原因にあると思う。
 月一回会員と研鑽会してるけどまだまだ、実顕地が主導で次の動きを準備していかないと、の段階です。
 韓国でそういう繋げることをやっていきたいです。
 この夏、特講を受けた19歳~32歳くらいの人が12人位いるんです。日本に連れてきて、研学やったらいいじゃないかなぁ。

 では、この一年、繋げる運動のノウハウ(というのもヘンですが)を学べるといいですね。

 私がジェホさんの言いたい事を汲み取れたかちょっと不安ですが、楽しいひと時でした。
どうもありがとう。 

【春日山実顕地 平島春美】