ヤマギシのむらnet

私は20年・・・
【内部川】



 年末年始の卵を有効利用しようと思って、ダメ元で友人にケーキ屋紹介してくれと卵送ったら“瓢箪から駒”で食流通に詳しいえらい先生を紹介するから相談してみろという話になった。

 急遽、故稲越さんのスーツを借り、名刺も作って30年ぶりの緊張感を持って会いました。

 名前には“ヤマギシズム生活豊里実顕地農事組合法人”と書いてあります。

 先生は
「ヤマギシズムって何?」
と聞かれました。ウワーと応えるどないしょうと内心うろたえました。誤解されたらいかんと思うほどあせって、しどろもどろになりました。

先生はとたんに白けて
「自分の会社の説明もできないなんてどうなってんの?あなた何年いるの?」
「20年」
と答えると
「20年も居て答えられないとは情けない!」

 その後は何を話したのか、、、!無茶苦茶落ち込みました。

 

橋本典明さん

橋本典明さん

 20年、何もせずに生きてきたのかと何も言い訳できん。真理の追究をしてきたのだろうか?みんなが幸せになる事をしてきたのだろうか?われ一人の世界で生きてきたのではなかろうか?気が付いた今から何をすべきなのか?

 何かしなくちゃとあせってた時に、松澤さんが大垣供給所でたまご懇談会をやるというので、わらをもすがる思いでついて行きました。

 すると何とヤマギシの鶏の飼い方に、ヤマギシズム理念がちりばめられていて目から鱗落ちまくり、涙も出そうに、、、感動!

「今更何ゆーてんねん養鶏部やろ”とおしかりを受けるでしょうか、、、?!」

【内部川実顕地 橋本典明・イラスト井波みつぐ】
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コメント

  • 福崎志穂(奈良)

    橋本さん❤たまご懇談会は子育てにも大きく影響していますよ。
    私は、松澤さんのたまご懇談会に5回くらい友達を誘って行っていましたが、
    そこからも子育て仲間、たまごを食べる仲間が増えてきました。
    今、内部川のハッピーエッグ、うちのあおぞら市ではどんどん売れだしています。
    一度あおぞら市に遊びにきてください。
    毎回松澤さんが新しいことを勉強してきてくれて、へ~っ!っていうことも知れるのでヤマギシの卵の博士になれそう?な感じです。な~んてね。(^-^)
    たまご懇談会の様子あります。ハッピ―ママのブログ良かったら見てみてください。
    http://d.hatena.ne.jp/happymamabanzai/

  • 坂神廣親(いわき)

    もう 30年以上も前になりますが、あの時の感激が蘇りました。
    南那須実顕地を訪れた 特講前の私
    鶏舎小屋の餌箱つくりをやらせていただいて、その時 今は亡き 坂本茂さんから3~50羽が仲良しにちょうどいいみたいで その中に雄鳥が4羽 それぞれの役目を持って それはそれは逞しい存在でした。
    餌をあげれば雌鳥たちが楽しいそうに並んで啄み、雄鳥はけしてその中に入らず、入り口や産卵箱の前でりりしく見守っている。
    金網に熟した柿の実をつけた時は逆に雄鳥がいのいちばんに食いつき 安全を確認してから雌鳥たちにうながす。

    男としての私とはまさに逆。テーブルに座り先に箸をつけ 味見をする時はお母さん。
    ヤマギシの雄鳥に教えられました。「男」を・・・・

    それから30年。2~3年まえ 岡部実顕地でヒナ鶏の鶏舎小屋で「ヒナ鶏のできないことだけお手伝いする」と云う言葉に 初孫とのつきあい方を知りました。

    先日 一志実顕地の60万羽の養鶏に接し{雄鳥は1羽もいない、男はなんの役にもたたない」とされげなく云う老人。
    そこに首をうなだれてしまう私がいました。
    かっては卵を一つずつ袋に入れてメッセージをかき いわきの駅前で通りすがりの人に手渡ししていた頃の 熱い想いがあった私なのに・・・・・・・です。

    今日 橋本さんの記事を読ませて頂き もう一度あんな純粋な素直な生き方を学び直したくて 鶏舎小屋を訪ねてみたくなりコメントさせて頂きました。