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豊里連絡研危うし!! 【養鶏法】



 養鶏法、昼前に豊里に到着し、今日は涵養日。

 緑地公園に行こうと思ったけど、にんにく掃除をしてきたとその流れで早速5人が連絡研に来た。と、思ったら続々と養鶏法参加者が連絡研室に集まって来て、数えてみたら、なんと12人。豊里の職場からは15人。数ではかろうじて優勢。

始まって、

「土曜市のパンを売る人、ジュースの試飲をする人を募集」
の話になると、すかさずかつての供給ウーマン藤本弘子さんが、

「やりたい」と声を、続いて古坊依子さんも。

 豚スペアリブの炭火焼きにもと声がかかると稲井革人さんが手を挙げた。3人とも養鶏法メンバー。

 飯田から参加した人に、参加者ゼロが4人になったのか、心が動いた辺りを聞いてみた。

 為永弘子さんは、
「行きたい気持ちはあったけど、飯田でやるから自分は生活で受け入れると思っていた。受け入れる側と参加する者との境が無くなって、行こうと思った。」

 鈴木いずみさんも、
「行きたい気持ちはあったけど、まず鈴木さんをと思っていた。養豚部の買い物をしている時、もし私が行くなら、あれも買っておこう、これもいるかなと思って来て、行こうと思った」

 

 為永さんは、
「養鶏部の園田智子さんに飯田で開催するのだからと熱心に誘われ、一緒に行きたいと思っていたけど、当日、智子さんに変わって養鶏部の関口さんが行くとなり、飯田実顕地のメンバーで研鑽会を開いて全員一致で関口さんを送り出すことになった」
と話してくれた。
(この辺りのことは豊里のホワイトボードからをご覧ください)

 にんにく掃除も昨日は「10コンテナあります」と言っていたのが今日は5コンテナに変わっていたし、明日は終わっているかも・・・。

 この明るさ、軽さ、勢いは・・・なんだ!!で、ちょっと押され気味な豊里です。

豊里のホワイトボードより

参加者無しだった飯田実顕地が二日前になって4名の申し込みがあった。当日のお昼にその4名の内一人は交替したいとの話が出てきて一旦は3名で、となった。夕方再度寄り、決まったのは夜の7時。養鶏部から智子さんに替わり関口さんが参加することになった。関口さんは7時の研鑽会から参加。今日から連絡研を持った。今日は飯田の養鶏法参加者は自分の職場に行った。動き合う方向でやり始めたところ。高橋(22日午後1時)

連絡研を飯田で初めてやりました。 飯田から参加している人も明日から他職場へいけるようになりました。関口さんが生活に、 弘子さんが養豚にいくことになりました。明後日からいづみさんと為永さんも他職場へ行けそうです。(22日 夜11時)
初日、玄関にウェルカムボードが用意されていました(画像添付します)。文化展には数色のカーネーションが飾ってあります、ある男の人が養鶏法のみんなが来るからと、部屋に飾っていたものを移してきてくれたのでした。(23日午前11時)

作業では、飯田の養鶏部関口さんがほとんど生活には入ったことがないというので今日はそちらに入りました、生活部の弘子さんはいつもは女性はいづみさん一人の養豚部に。いづみさんは弘子さん、有記ちゃんと3人でやれたのが楽しかったと話していました。いづみさんは明日から普段めったに行かないという養鶏部に行きます。午後のけんさん会の中、鶏に蹴られた話で盛り上がりました、種鶏にも蹴られるのかと。ここ(養鶏法)に来るまでの過程のことを何人かの人が話していました。夕食前の時間にやれる人で玄関前の草引きを始めました、夕涼み時間です。夜は湿度も低く、ひんやりと涼しい。(23日夜)
6/24の様子。大角さんが生活・養豚の朝の出発研に来ました。連絡研に来てりんごの適果最終段階をやっていること、それにまつわるエピソードなどを話してくれました。 生活交流に加藤八代生に東前真理さんが加わりました。養鶏部の智子さんが職場で養鶏法の人を受け入れるということで、今までちょっと埃をかぶっていた張り紙を隣の部屋から移動してきていました。3日目の朝職場に行った時に改めてそれを見た洋平君が「これは、かみ砕いて書いてあるんだね」と言ったら智子さん、「うわぁ~すすんでるんだね」とグッときたそうで、横にいた松岡さんも触発されたそうです。書き写してきたのを午後に読み上げてくれました。

養鶏法の顕現 「実顕地で実顕地養鶏をやろうとしてやっている人は実顕地用養鶏法を如何にして顕現していくかを考えていくこと」(25日昼)

 ウォーミングアップのケイフン出しも24日に終わり、メーンイベントの鶏移動、養鶏法メンバー含め総勢15名で25日3000羽終了。鶏移動やってみての話を研さん会で聞いて行きたくなった女の人5人が、各職場から入れ替わり始まった26日版、どうなることかと思いきや、昨日より1時間早くの終了、皆で繋いでいく醍醐味をそれぞれに楽しみました。

 昨日の連絡研で、生活部のさとこさんも鶏移動いっしょにやりませんか? と声をかけたところ入るよということで、食事は平島春美さんはじめ生活部のみなさんが用意してくれました。 青空に白い山の雲が浮かぶおでかけ日和、バスに乗りお弁当もってキジガ原りんご園へ。爽やかな風をうけながら大角さんのりんご話を聞かせて貰いました。

養鶏法のみなさま 今から技術係研に行きますので見送りできませんが一緒に濃い時間をすごし面白かったです。人が集まるってすごいですね。簡単にいろんなことが変わるのでビックリです。描きもすぐくつがえされたり。これから何をえがくのかな。まっいっか~同じ方向を向いてたらぐーっと進むかな。昨日の鶏移動みたいに。ありがとうございます。いってらっしゃーい。(園田智子さんより)
養鶏法参加の皆さんへ 飯田にとっては4人の仲間が参加するという画期的なここでの養鶏法でした。 受け入れが出来るかどうかから始まったね、不安や期待、あったね、研鑽していくうちに、 養鶏法のみんなと一緒に共に実顕地を造っていく、実顕地生活を成り立たしていく、共にやれば何でも出来るよと、なっていき、やってみて今、その事を実感としてあじわっています。

実顕地は1つ。

また、飯田Gに来てください。養鶏法の皆さんが残してくれたいろいろ、つなげていきた い。 行ってらっしゃい。

(飯田実顕地)

【豊里実顕地 喜田栄子】

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コメント

  • 喜田栄子(豊里)

    武井さんから資料を抜き書きしてもらいました。

    4頭の悪い人のために
     技術を小出しにする理由
     「先ず自分を、先ず自国を固めてからの出発でなく、先ず 全世界人類全体の立場から見ての、今日、唯今の行いにな らねば、全部狂った結果になります。 

    • 連れもって行こら68(@豊里G)福田五十六

      少なくとも、その節(4 頭の悪い人のために)位は 全体を読み込まないと
      ミヨゾウさんの真意は伝わらない と 思います。・・・私も 少し省略した引用になりましたが・・・・

      実に深い、深い・・・内容です・・・ミヨゾウさんの文章は どこを採っても。

      ****************************************
      4 頭の悪い人のために
       学歴があっても、なくても個々人主義の、頭の悪いのにはこんな簡単な原理が解らぬので憐であるし、困るのです。
       もともと頭が悪いとか、考え方が間違っているとか、病弱な人又は悪行為等をする人に、そのひと一人に責を負わしてはいけません。
       左様な人が生れた原因、左様に育った環境を、具さに追求しますなれば、凡て全部、親の親の親の繋がる人類全体に因を発し、行為を起さした周囲の社会全体に欠陥があったのですから、かような人を出さないよう、社会全人類が他人事とせずに努力を傾けることです。
       山岸養鶏では(技術20+経営30)×精神50と、精神面を強調するのは、鶏を飼う場合の鶏や、社会との繋りを知る精神であって、自分一人よくなろうとの精神では、養鶏も絶対に成功しないとの原理精神のことです。
       何も修身や修養や道徳を云っているものでなく、寡欲高潔な所謂人格者でないと鶏が育たぬとか、卵を産まないと云うのではなく、又社会奉仕をせよと強いるものでもなく、この場合の精神とは、大いに儲けて、永久に養鶏を栄えさすために、必要で欠く事の出来ない、一番先に知らねばならぬ根本精神の事で、他の養鶏法は兎も角、山岸養鶏はこの精神が欠けては、絶対に成功出来ない仕組みになってあります。
       自分さえよければ、又はわが家・わが村・わが国をと、国家個々人主義に出発した対立精神は、絶対に永続性がない原理を知り、人間生きて行くには一人立ちは出来ない、自分一人離れたものでなく、世界中の人と相繋がる自分であることを意識し、相共に栄える社会愛社会の一員であることを自覚して、養鶏する精神を云うのです。
       人の厄介にならなくとも、自分は自分でやって行くから、かまって呉れるな 人の事は見殺しで見過ごす個々人主義では、必ず行詰まる日が来ます。全世界の人の知識を皆と共に集めて、皆と共に繁栄しようと云う精神を云っているのです。
       解り易く云うと、永久に儲け続けて行くには、自分一人の知恵や考えでは限度があり、他から取り集めるにも、自分一人で絶えず探し求めたところで、労して功少なく、よし専売特許的なものを得たとしても、一時的には栄えても、又その上その上が現れて永久に優位は保ち得ず、狭い自分の経営範囲でそれを利用するよりも、世界全体の養鶏に活用した方が、その効果が幾層倍かに現われ、自分の持った知恵や技術が最大限に生かされ、世界中の富が増進し、自分が及子孫が、世界中の人(相棒)の住む社会が豊かになります。
       知恵も技術も世界中の人のものであり、世界中の人のために最大に役立たすことで、これが最も大欲で自分を大きく生かし、生きがいを楽しむことになり一番楽しい人生です。

       多川柿 (省略)
        
       山岸の本領  (省略)

       怒る人は御免 (省略)
         

       技術を小出しにする理由  
         
      山岸養鶏のホンの一端である、一番簡単な育雛を出したのみで、こんなに急速に普及しましたが、私及山岸会が幾多技術を持ち乍ら、これを一般に公開せず秘匿し、又は一部の人にのみ伝えていることは、一見矛盾しているように見えましょうが、今の社会には、以上の原理が解らず、自分の持っているもの(知恵も技術も)は出さず、他から得たものも自分のみ(自分の身に近い周囲)の儲けに利用する人が多く、他より多く積んでも積んでも物足らず、世界の蔵に貯えて置いた方が安全なのに、自分の蔵に貯えねば安心出来ず、泥棒や減る心配の種を積み重ねることは、当人も哀れですし、社会も取り合い、睨み合いの間違いから一歩も前進せず、却って、親愛社会にしようとする私共の活動の障碍になりますから、人を見て伝えているのです。
       われ、ひとと共にと云っている人でも、その行いを仔細に検討して見ると、今日(1955)では自分の周囲や自分の国程度の人が大部分で、この考え方で、この考えをどこまで拡大しても、救国とか民族とか云う対立国家意識や、個々人主義から出たものは、根本的出発点から間違っているから、絶対に良い社会は生れず、かような人に何程秘術を与えても、その上、その上を欲求し、取り込む事ばかりに血眼となり、ますます真理を見る目が眩みます。
       先づ自分を、先づ自国をかためてからの出発でなくて、先づ全世界人類全体のための立場から見ての、今日、唯今の行いにならねば、全部狂った結果になります。
       世界全体から見て、低い所から低い国から引上げて行く事で、日本人であるから日本からでなく、世界の中に日本のような物心共に乏しい国があることは世界の不幸であるから物心共に引上げねばならないのでしょうに、物の面のみ先に引上げられては、心の乏しさは却って引上げが難くなり、物を豊かにする方は割合易いが、心の貧困を豊かにすることは容易であって容易でないから、物心併行して引上げるために、心の引上げに努力が必要で、それを強調し、その社会愛社会精神を基盤にした養鶏でなくては、如何に卵肉が増産されても、我一人の醜悪社会の延長に過ぎないでしょう。
       これをこの農業養鶏に当て嵌めて見ると養鶏界も需給の関係や諸種の条件が毎日動き、或る年は利益があるが、年によっては大体不引合の事もあり、不引合と云っても何割かは残り、非能率的なものや、経営条件の劣るものは淘汰されます。農家は、養鶏のみが専門でないから、経営規模も技術も養鶏知識も乏しく、他の農作業に力を割き、技術の研究に或は購入販売に没頭する訳には行かず、前進々々と事態に機敏な専業家について行けず、養鶏界不況にたちまち打撃を蒙り、損して止めるのがオチとなります。
       そこで、その乏しい農家が落伍せないで繁栄する途は、相共に協力し、励まし合い、落伍する人を出さない組織が必要です。
       ところがこの組織を、個々人主義から出発した権利・義務の法制で運営するなれば、無味乾燥の事務的なものになり易く、法の監視を必要とし、監視の範囲のみの義務行為になり勝で、権利・義務の突張り合いで他よりも多く貯えようとする、取り合いの人の寄り集りになり、場合によると、共栄のために寄り乍ら、大穴が空いたり、紛争の場になり、悪感情を残す実例が枚挙に暇ありません。
        これ等は皆自己中心(自己所属団体中心)観から来る欠陥であって、こうした誤りを正し、自他を繁栄さすものは、実に全人一体観に立つヤマギシズム社会機構、及その精神に徹する人達の結合によらねばなりません。

       農業養鶏が苦境に耐え栄えて行くには (省略)     

  • 筒井和枝 春日山G

    参加者なしから、4人もの参加になった時から、養鶏法の動きが既に始まったのですね。一連の動きがボードに書かれている事で眼に見えるようでした。
     飯田Gのますますの躍動を 確信します。春日やまGから エールを送りつつ・・。

  • すぎ ゆたか(春日山実顕地)

    んだ。 俺っちも そう思うだちゃ!!

    三重県にいて、世界が観えるなんざ、 これは、たまらんね~や。

    みて観たい、いまの世界、地球の自然界 地球の人間界

    本当のところ、どないなってるか、観てみたい

  • 喜田栄子(豊里)

    今日の連絡研はおもしろかったなー。
    昨日養鶏法の人が土曜市やぶどうの管理作業にやりたいって手を挙げてくれたことについて洋平君が「どう進めたらいいのかな~」みたいなことを出してくれたことから、
    土曜市に入って終わりでないよね。
    決めるところってないよね。
    連絡研にどんなところで参加しているのか。
    他にもいろいろ出たけど(省略)
    武井さんが今研鑽しているところって出してくれた養鶏書の一文を紹介してくれた。(武井さんもはっきり言わなかったけど、ここかな、違ってるかも)「狭い自分の経営範囲でそれを利用するよりも、世界全体の養鶏に活用した方が・・・云々」
    そのような話が出た時、連絡研ってそれをやりたくて始まったと思った。
    連絡事項もあるけど、それはなぜ伝えるのか。
    人が足りないからだけではない、なにかを知る。から。
    相共に栄える社会の一員であることを知ることかな・・・

    つい、自分の職場から物事見がちだけど、違うところから発言してくれる養鶏法の人がいるってすごい!

    「この機会にみんな連絡研に出たらっていい」と喜田さんが言ってたけど、豊里メンバーでなくてもみんな出たらいいなーって思った。養鶏法と共にの一番近い場だと思った。