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『公意』と向き合う


 今週の月曜日から職場が「太陽の家」から「幼年部」になりました。配置換えというよりは先任の冨美代さんがしばらく山鳥さんの看病でお休みなので、その替わりにという形です。でもまぁ~今期中はここかな?くらいの微妙なニュアンスの話でした。

 「そうか、今度は幼年ねー」てなもんです、といかない心の動きはそれこそ微妙です。
 長かった食生活を離れ「太陽のお母さん」から途中で「太陽の子の食事をみる婆~婆」になって一年。
この夏の合宿で「ちいちゃな子供と暮らす」新境地みたいな感触がやっとつかめた感じだったところでした。 幼年部となると又太陽の家の子とは違うのですね。私の中では、、、。

 そんなに気負わなくてもいいのでしょうが「これで又一からだなー」落ち着いて収まっていくまでの不安定感が蘇ってきます。そもそもこういう感傷になること自体がヘン?なのかしら、、、?等々気持ちは表層のところで揺れ動きます。

 ここまでは「自分」サイドから出た考え。
 冨美代さんがいなくって日替わりでそこを埋めていた幼年部も毎日ヒヤヒヤ。子供も日替わりお母さんにはなかなか手ごわい。色々あたってみたけど最後?私か、、、。

 幼年部を安定させていくのは大事なこと。子供達にとって、人の環境は大きい。その人の中味もあるけど、それよりまずは日々が安定していることが何より大事。3人の係りが安定してやっていることが何より子供達に大切なこと、、、。そこを願う私ももちろんいる。お母さん役の優子さんとお姉さん役の百合恵ちゃんとやるのも楽しみ。どこでも、使ってもらえる所で使ってもらうのがこれからの役どこと思ってきたではないか。やってみたら、又あらたな境地が開けるかもしれない、、、。と始まった私の新学期です。

平島春美さん
-幼年部の子達と食事-

 『幼年部』って言われてどうだった?の問いかけに「時間がねー、気がかりなの」(私が担当を期待されているのは12時―2時の母)そこに合わせて暮らすってなかなか厳しいものがあると食生活時代の経験がチラチラする。これも「自分」サイドの事ですが、一応私意を出しておこう、と。聞いてみたらメインの二人が一緒にいられる時間をできるだけ作りたいという意図もわかってきた。なるほどそういう事ね。その感じってわかるわ。

 特になにかするというわけでなくても同じ空間で擦れ合いながらいる大事さって。仕事であって仕事でない暮らしそのものの職場だから。
 まぁ~不安ではありますがやってみましょうー、かな?

 それに太陽の家で私がやっていたポジションに替わったあの人、いい感じだなーなんて思ったりもする。

【春日山実顕地 平島春美】
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コメント

  • 沖永雅子(豊里実顕地)

    投稿してみて、基本研などで研鑽したりして、どうしてあんな理屈っぽい投稿をしたくなったのか、自分でも少し整理できてきた。

    ~~しないでほしい、~~してほしくない、というのが、個人の気持ちだとはいっても、何か暴力的な気がして、ちょっと考えてみたくなったのが発端。

    それが出てきてしまうと、どの人にも必ずある、人と共にやりたい気持ち、他を思う気持ちが見えなくなってしまう気がしたから。
                   
    それで、公意を見出そうとする時は「~~しないでほしい」というよりは、「○○したい」という私意を持ち寄って、共に考えたいなと思いました。

    こんな大家族で日々色々なことがある中で、もっともっとほんとうの仲良しのお互いになっていきたいと強くねがう今日このごろです。

  • 池田三千代 (岡部実顕地)

    [公意]を見だそうと自分に向き合っていたら、、、あらあらら、なんか愛を感じちゃうんですけれど!な~んちゃってね。!どこら辺からと言いますと、「私意」の延長線上に「公意」は無い!?これって面白いですよね! 
     雅子さんの、心の中を表現した文章を読ませてもらっても、思うのですが、何時でも、何処にでも、何にでも「愛」が有る話だな~と、思いました。

    今日の一コマ! PM5時= 私は、子豚が柵に挟まって居て、どうしても私では取れなくて、池田さんを探していました。
     ちょうど其処え池田さんが来て(おまえは携帯を持っていないのか?と、顔を見るなり云われました。私はその時は、何で大きな声で、言われたのかは解りませんでしたが、
    {携帯を持っていたらこんな時、すぐに誰かを呼べるのにとは、私も思っていましたが、何処かに置き忘れで今は無い。}、池田さんは、子豚の声が聞こえて飛んで来たのかしらと思って、 何で、?と聞いてみましたら。      外を見てみろ、虹がきれいだと言いました。
     私は、変な言い方している時程、私を探してくれていたんだと、お思えるようになりました。   私も、探していた理由の、子豚が挟まっているからお願いと、早口に言って、外へ出て、綺麗な虹を見ました。 わ~! きれ~い!  皆さんにも見せたくて、携帯を探したのですが、見つからないので、この事を通して、今思っている事、感じている事。 
    「公意」と、公意を見出したい私意と向き合いながら、みんなと、いい感じで、通じ合えるところまで、やって行きたいと、思っている、「趣味の会」の会員です。

     ちなみに今日、午後、五時三十分頃に、虹を、見た方いますか?

  • 麻野幸子(豊里)

    5階給湯室の循環バケツ 私にしては気を置いて1階の循環コーナーへ。昨日、喜田さんが「朝早くバケツを持っていくので、その後使えない。循環したらすぐに戻してほしい。」「ああ、そうか。へ~、でも、又5階まで上がって来いってこと!」、
    「うん。」喜田さんはニコニコ。

    さっき、公意を見出すって楽しいなとか研鑽会をやってきたばかり。う~ん、ここで公意を見出すんだよなあと頑張った、けれど。「又、5階まで登って降りるってこと。」と言い張っている私。で、どうしたらイイんだと方法ばかり考えていた。

    バケツを二つ用意するという解決方法で決着。バケツを用意してから、気持ちよく給湯室を使ってほしいというのが私意だよなあ、と気が付いた。この私意を尊重する余裕もなく出した一致って「公意?」

    整理研で、公意を見出せる状態になっていなかったんだね、と。 そっか、とっさの時にやれないんだなあ、頭を打って出直し。 

  • 沖永雅子(豊里実顕地)

    タイトルを見て「あら、もう公意に行っちゃうの?」と思いました。
    春美さんの投稿は心の動きが細かく書いてあって、わかりやすいし面白いなあと思って読ませてもらいましたが、
    実は、私はまだ「私意」のところでうろうろしてる感じがして。

    ある人が「あの人が家に越して来て、夜遅くまですごく騒がしい。うるさくて寝付けなく
    なり、昨日は睡眠剤を飲んで寝た。だから来てほしくなかったのよ!」と言うのを聞きま
    した。

    そのことをもう少しよく聴いてみると、以前は、その家では夜9時にもなると廊下の明か
    りも暗くして、静かに休めていたとのこと。それと同時に、引っ越してきたその人が快適
    に暮らせるよう、色々お世話してる話も一緒に聞いて、私は頭の中が???になった。

    新しく来た人を色々お世話して心を配っている彼女と「来てほしくなかった!!」の言葉
    があまりにもちぐはぐに感じたから。

    私はその人の言うことを頭の中で反芻した。
    「夜は静かに過ごしたい、ゆっくり眠りたい」んだね、それが出来なくなったから、「来
    てほしくなかった」んだねとなった。
    それなら、その当人と、「夜は静かにしたいんだけど」と話し合うことができるし、聞い
    た人も騒がしいと眠れない人がいる、というのがわかったら、次の行動を考えられるんじゃな
    いかと。

    なんて言うことが、最近頭の中をグルグルしている。

    そしたら、自分にもありました。

    私は交流館に住んでいますが、今年は、畳替えした部屋が梅雨時から夏まで何度もカビ
    て、その度に10部屋分を掃除機+数回の空拭きというのを繰り返し、もう大丈夫でしょ
    うと思っていたのに、またカビ。
    ちょっとうんざりして、秋涼しくなるまで放っておこうと開き直ってました。
    でもカビの匂いがひどいなあと思ったとたんに、その部屋は使わないにしても、当分お客さんに来てほしくないと思ったことに気づきました。

    日頃からいろんな人に実顕地を訪れてほしいと思ってるのに、なんで “来てほしくな
    い” になるの???
    自分でもほんとに「なんで??」って思いました。

    「掃除をすることにうんざりしてる + 泊まる人には快適にすごしてもらいたい」
    これが「お客さんに来てほしくない」になったみたい。

    一口に「私意」といっても、ごちゃごちゃのままでは、公意にたどり着けないような気が
    して。