ヤマギシのむらnet

第26期 春日山幼年部 出発式


第26期 春日山幼年部 出発

3月13日は10名の幼年さんの出発式でした。笑顔いっぱいの顔顔・・・。

この笑顔が村中を駆け巡って、この一年、たくさんのプレゼントを私達は齎されました。

入学当初から見たら、一回りも二回りも大きくなって、仲良し度も何倍にもなって、お父さんお母さん達の仲良し度も一段とアップしたようです。

出発証書授与

前日の『出発おめでとう発表会』では幼年部一年の歩みを物語りで見せてもらいその成長に感激し、お父さんお母さんの出し物も中等部生と係りさんのチヤーガールの踊りもなかなかでしたね。
光田農園でおなじみの光太郎さんはお父さん役から、お兄さん役から、最後のチヤーガールまで、大活躍でした。

当日の出発式は10人のきりりとした姿が、頼もしかったです。

お昼のお祝い会食の時間帯は祖父母も参加して、愛和館全体に広がりました。
またこの日はヤマギシ会運研もあって、みんなで、お赤飯でのお祝いとなりました。
みんなー 楽しかったねー また帰ってくるんだよー!いってらしゃーい

おめでとう発表会で

去年の4月に送り出して、もうすぐ一年が経つのですね。とても早く感じます。 ぴよっこ合宿、幼年合宿、幼年部親企画、とにかく親も一緒に、幼年部創り、学園創りをやってきたように思います。

それは、これからもずっと、続けてやっていけることかなと思っています。 我が子、翔大を送り出したけど、一緒にやっている他の子ども達の成長も嬉しく、見てもらったり、言ってもらったり、親同志も繋がってきた実感があります。子ども達の成長を感じ、親として自分は何が出来るかなと考えたり、言ってもらって、実践してみたり・・・。 自分にとっても、大きな一歩を踏み出した一年になりました。 楽園村のテーマ「育てたいのは 共に生きる力と心です」 まさに、子ども達は24時間一緒に生活することで、共にということが、頭ではなく体感出来たのかなと思います。 自分も大好き、人も大好き、自然も大好き。これって いいなあ!!

(春日山実顕地 吉田佳子)

この一年幼年部に鈴(りん)を送ってみて、親同志が本当に仲良くなったなと思います。 親子デーの度に、寄って研鑽会をしたり、バーベキューをしたりと交流を重ねてきて、幼年部で子ども達が仲良くなれたのかなと思います。 でもそんな研鑽会をしていく中で、自分一人だけ特講に行っていないことに違和感を持ち、研鑽会の免許を持たずに、無免許運転をしているような気持ちになりました。幼年の親、特にお父さん達から勧められて、お正月の特講へ行けたことが、この一年の一番大きな出来事だったかもしれません。 そして、特講で循環農法の話を聞き、そんな大きな歯車の一つとして、自分も存在しているということが感じられる場所に、5才という年齢で暮らしてこられたことは、本当に幸せな事なのだろうと思いました。 我が子にとっての父親だった僕を、もっと大きな社会の父として成長させようと、この春の子供楽園村のお父さんスタッフとして参加させてもらいます。 零位に立って、何でもやってみようと思います。

(大阪府 小野寺隆幸)

  • 楽しくなければ幼年部の親じゃない
  • 楽しいだけが幼年部の親じゃない

ぼくは先月37才になりました。当たり前だけど、生まれてから1年間が37回。 その37回、どれも今のぼくを作るうえで意味があって、”人生無駄なし”と実感していますが・・・この幼年部の親になれた1年というのは、自分の人生の37回の中では一番充実したものにできたと思っています。 それは確実です。 まだ、長男を幼年部に入れるということが、実感としてなかったぼくの1年前は、幼年部に我が子を送っている親というのは、何か狂信的な特別な人間なのか?と何となく思っていたのですが・・・。 実際に、自分が幼年部の親になり、一緒に幼年部の子供たち、親達と交わっているうちに、子供も親も、みんな普通で平凡なただの人間そのままなんだと、あらためて分かりました。 みんな日常のことで悩んだり、楽しんだり、迷ったり。 そんな普通の人間が、幼年部がそこにあるということだけで、眩しく輝くというか、響き合うというのか・・・ 幼年部の子供たち、親達、お世話をして頂いている係の方々、その周りに関わっている無限の人たちや物事など、すべてのことについて、とても素晴らしいことがありますが、とてもじゃないけど語り尽くせません。 言葉では、どう頑張っても言い表せない思い、言葉のもっと外側にある空気のようなものが、ガチャガチャとにぎやかに、様々な色として、心の中には満ち溢れているのですが・・・ ただ言えることは、言葉ではなくて、実体験でしか分からないことが、確実にここにあるということです。 幼年部で生活している子供たち、送り出している親達、幼年部を支えてくださっている方々。 実際にやった者しか分からない、”何か”が、ここには確実にありました。

(愛知県 安岡太郎)

いよいよ幼年さん達が出発するけれど、終わりではなく、「出発」という言葉がぴったりだな。 子供は子供どうし群れの中で、親は親同志の繋がりの中で、育ち合ってきたこの輪をもっと大きな輪に拡げていきたい。 五月の春まつり、「幼年親子で何かやりたいね」の声に応えたくて、一生懸命準備している自分。でも何か力の入れ処が違う・・。 私は何をやっていきたいんだろう・・。 親子デー毎に親で寄ったり、研鑽学校に送り出し合う中で、みんなでいっぱい笑って泣いて考え合った。 子供達の合宿や楽園村もみんなで関わり創ってきて今思うこと。 「何をやるにも元が大事」どんな心で何を願ってやろうとしているかということ。 一人一人の持ち味とよさと顕し方で共にやらせて貰った一年間。こんな間柄の親達の中で、子供達は安心してのびのび育っていける。 秋の親子デーで長くつ洗いをした時の会話。 「お母さん、水バチの水替えたいから空けて。」「重いから無理かな。」 と私。 「二人でやったらできるよ。一緒にやってみようよ。」 とにこにこ顔の遙海。 娘の中に確かな育ちを感じ、村に包まれ、子供達の暮らしの中で蒔かれた種が芽を出し根を張り、これからの人生の中でどんな花を咲かせ実を結んでいくのか楽しみです。 2004年7月12日にこの世に生を受け誕生した遙海。 小さいけれど、力強く光輝いている命を前に、この子が幸せに生きていける為には何でもやりたいと湧き上がってきた。そして今、子供達が幸せに生きていける為に何をやっていけるかを幼年部へ送る中で体感させて貰い、もっと探りながら共に進んでいきたいなと思う。 最後に、遙海を幼年部に送り出すにあたり、本当に沢山の人の心に触れ、又自分がヤマギシズム学園へ送り出された願いを親の立場となり改めて知った一年間でもありました。 “愛児に楽園を”一緒にやらせて下さい。

(春日山実顕地 奥田なな瀬)

3月13日、10人の幼年さんが出発していきました。 春日山の広い自然の中で、村人みんなに包まれ、愛和館や散歩の途中で、色々教えてもらったり、だっこしてもらったり、たくさん甘え、一年間伸び伸びとやらせてもらってきました。 牛さんの出産に声をかけてもらったり、鶏さんのエサやりや卵とり、子豚さんのだっこ。畑ではサツマイモ植えや、ジャガイモ収穫等々、たくさん用意してもらいました。 いこいの森を駆け回り、庭では裸足で泥だんご作り。色んな生き物や草や木々に触れ、肌で感じ、目や耳や鼻や口や手のすみずみまでが、研ぎ澄まされていっているのを感じました。 それぞれの持ち味、得意分野の違う10人が、一緒に暮らすことの面白さ。四六時中、食べること・風呂に入ること・寝ること等、シンプルな中で、お互いを想い合い、認め合い、心も身体も成長してきたように思います。私たちも、子ども達にいろいろ気付かせてもらい、育ててもらった楽しい1年でした。

(春日山幼年部  正田良子 矢内優子 穴澤小晴)

大きな村の環境の中で、皆に包まれて、子ども達も親達も共に育ち合って来たんじゃないかな。 親の後ろ姿を見ていると本質的なところでの仲良しになったんじやないか。 そう言う親たちに送り出されている子ども達も日に日に腹の底から、身体から仲良しになってこれた。 熟されての今日の出発。 これからが、大きな仲良しの始まり、まさに今日からが出発だ。本当におめでとう!!

(一志実顕地 遠藤力)


コメントがあります( 表示する | 表示しない

コメント

  • 麻野幸子(豊里)

     
     故郷、仙台のことに気がいっていたこの頃。道端に小さなタンポポの花を見つけたような記事でした。

     末の息子は豊里幼年部3期生。見たことのない、ふっくらと伸びやかな、笑顔を出発式で出会った。

     こころに響いたものだけで、幼いわが子を送り出しました。今、それが何なのかを日々探っています。