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いまからいいます
心を寄せてききます
【集中研】


 集中研の二日間を、どんな研鑽会にしたらよいか準備研でもいろいろ考えましたが、日常の暮らしのなかで抱えている人と人との間のことも、この二日間はちょっと棚上げして、先ずは人の話を「聴く」というテーマで始まりました。

 今回参加した人の多くは中部、関西の30代から60代までの男性3人、女性14人と係り3人、計20人でした。
 ヤマギシズムに出会って長い人や、特講に行って一年ほどの人、子育て真っ最中、仕事に生きる等々様々な背景があるひとりひとりが、今思う「聴く」ってこんな感じかなーと出し合う中で、何かしら心が温かくなる二日間だったように思います。

 研鑽していくなかで「無人島に一人でいたら聴くってできるんかなー」という発言から、あー、聴くには相手がいるんだなー、じゃーその人と、どう自分は接したいんだろうと気持ちが相手に向き、心が開いていく感じがしました。

「いまからいいます」、「心を寄せてききます」と発してから会話を進めてみると、今までの自分の聴きかたがどんなものだったかいろいろ見えてくるのも面白い体験でした。

 二日間の集中研、どんなんだろうと思っていましたが、様々な人とやっている社会のなかで、いろいろと抱え込んでしまうことから二日間ちょっとはなれて、じっくりとみんなでひとつのテーマを考える時間が持てて、心が温かくなってまた日常にもどって行く、そんな機会になればと思いました。

【一志実顕地 園田宏彰】