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目標 心の手を結ぶ【養鶏法交流会】


目的目標を考えるのに3日間位かかった。
難産だった。
研鑽をしながら少しづつ積み重なって、みんなの心と知恵を寄せて、みんなの中から自然に思えて来た。

  • 目的:幸福社会づくり
  • 目標:心の手を結ぶ
  • テーマ:1つの苗に心を込めて
  • ポイント:私が流れをつくります

やり切りましょうと言う声もあがったけど、私たちがやりたいのはそんなことじゃない。
やるぞ!というイメージから六川・豊里で受け入れてもらって自然に頭が下がり、みなさん一緒にやらせて下さいと思えて来た。
しっとりとしたイメージ。

六川で1週間やって、豊里で大きな受け入れをしてもらって一体生活での歴史みたいなものがすごーく伝わって来て、玉ねぎを植えて楽しかったで終わらない、心を寄せて行く過程が大事だなと出し合った。

中間研と云う形の養鶏法交流会がネオポリスで始まり、40分程だったが温かい空気を共有した。

プリンを作る大型の機械を運び出す難作業が稲越大介さんの「出す」の一言で流れが変わり
「言っただけ」「やっただけ」「のっていくだけ」
で軽くやり遂げた話。

突然届いた魚の贈り物がその日のうちに500人分の刺身になって、それも目の前で切ってもらえて口にできた話。

15万本の玉ネギは保存も改善され、豊里分を賄ったうえでその上、供給や各地に送られるようになった。
日和佐実顕地では豊里から送られてきた玉ネギを使って可さんが焼売をつくり、心を込めた+αのメッセージで全国に送っている。

牧生さんはごろごろの畑が今では柔らかい大地で、差し込むその指に50年の背景や歴史を感じながら植えて行った。
呼びかけのファックスを見たのが今日の11時で、どうしようと考える間もなく飛んできた。直前に届くのがよかったと中島さん。
植えれなくても見に来るだけでもいいですよの言葉にのって来た人。
などなど玉ネギ定植から重なり合い、広がっている世界を感じあい出し合いました。

三重県地区実顕地をはじめ、駆けつけた延べ150人程で5万2千本を2時間位で植え切りました。
お天気も味方してくれ終わった後の雨はすごかったけど、青空の下みんなでやりました。

【豊里実顕地 喜田栄子】
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コメント

  • 麻野幸子(豊里)

    「通じるのは、聞く方に囲いがなかったら」今まで怒鳴ってくる人は嫌いだから、なるべく避けておこうと思って暮らしていた。

    研鑽していくうちに、この人は私と通じ合おうと怒鳴っているのかもな~。はあ、そうすると聞く私が「囲い」を作っている訳?
    通じ合いたいと伸ばしている手を振り払ってきたのは、私! 青天の霹靂。私だったかあ~

    「その人と相容れない状態がさびしくて嫌いなのよ。相手が嫌いやないのよ。」(全集4 p381)どうにも腑に落ちない部分だったのですが、ほ~と納得です。私がさびしかったんだ。

    遮るものがなかったら、空気のようなもの。

  • 麻野幸子(豊里)

    8年前の第2回養鶏法研鑽会参加して、まずは無我執体得と思ってやってきた。今回、初めに目的がぼやけていたことに気付いた。
    「我々の切実に欲求する、真の幸福を得る」行先が定まった。ヨシ!真の大欲を起こそう。
    後半になって、
    『心の手を結ぶ、それが実顕地の充実』のテーマ研鑽。  心の手を結ぶって?何となくやれるような感じでいたけど・・・
     「そうは思うんだけどやれないんだよねえ~」と繰り返す人がいた。それって、切実に幸福を欲求している自分の手を自分で払いのけているのでは。 私は私の心の手をしっかりと握り返してやりたい!と思った瞬間でした。
     ひな形を作るでなく、まず自分自身がそうなる。 そんな「個」の充実が実顕地の充実。