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第25期ヤマギシズム学園高等部生出発


9日第25期高等部出発式がありました。
出発生は、はにかみながら笑顔で登場し、村人は手が熱くなるほど拍手をして迎えました。

第25期ヤマギシズム学園高等部生

第25期ヤマギシズム学園高等部出発生

春の陽だまりのような娘4人と見違えるほど成長した男子部2名が出発証書を手に巣立って行きました。

一人一人の出発の記の発表では、村人は大きくうなずいたり、笑ったり、涙を拭いたりしながら共に過ごしたこの間の成長を喜び合いました。

会食

会食

3年間で変わって来たこと、考えて動くおもしろさ、仲良しだと自信を持っていえる迄になったことなどをそのまま素直に、しっかり自分に向き合い、つぶさに観察した出発の記でした。

出発の記より

1-第25期高等部出発式-009

[男子部]

「幼年部、初等部、高等部と学園でやってみて思ったことは、学園のみんなと学校での友達は、なんというか 一味違う。一緒に学ぶことと一緒に暮らすことの違いは大きいと思う」

「3年間、自分はよく18キロの道のりを雨の日も雪の日も、前髪を持って行かれそうになる強風の日も、道路が凍結して光っている日も休まず登下校し、持続力、忍耐力がついた」

第25期高等部生とお祝いに駆けつけた24期のメンバー

第25期高等部出発

[女子部]

「魚祭や畑の作業でどういう進め方でやっていく時、いくつかの意見をいろいろ試してみて、自分達にとって良い進め方をみつけることができた。実際動いてみないと解らないと感じるようになってから、いろんな意見を軽く取り入れていけるようになったと思う」
「高等部に来てからやる事はやった事ない事ばかりだった。とにかく衝撃的だった。高等部に来るまでは、何かやる時にそこまで深く考えやることはなかった。高等部では考えないでやれる事は無いという感じだった。だから今では当たり前だけど、みんなで出し合って、考えて良くして行くのがすごいと思ったし、自分もみんなの中で考えているのが不思議だった」
「一人よりも二人、二人よりも三人と頭が寄ればそれだけ良いものができるけど、時には意見を一致させるのって難しいと毎回思った。自分の意見が強くあっても、まず相手が何を言おうとしているか聞こうとする姿勢が大事だなぁと気付いたり、人と一緒にやっていくってこういう事なんだなぁと思った。今はこの学年が全く違う三人で良かったなぁと思う。」
「この2年間私の学年は一人でやってきて、本科で出発になったけど後悔はしていないです。一人でもやりたいと思ったし、3年間できなくても高等部に入りたいと思った。2年間だけでも皆と一緒にやれて楽しかったです。どんな事でもまずは“自分が本当にやろう”と思って始めたり、できるようになったことでもそこで終わらせないでより良くしていく等、常に考えをもって色んなことに挑戦していきたい。」

いっぱいもらったよ、ありがとう!いってらっしゃい!

【豊里実顕地 喜田栄子】

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村人からのお祝いの言葉

一緒にやっていける仲間に繋がっていく

藤井いく子

里美、千織、晴子、愛、出発おめでとう。

4人でよくここまでやってきましたね。

そして4人がいてくれたからこそ、ここ豊里実顕地が毎日明るく、温かい気風が流れていたように思います。あなた達4人は、とてもかわいらしい感じの4人組でした。

この前の加賀旅行でも、「私はこの部屋で寝るから、みんなは隣の部屋で寝たら?」と、声かけると、「大丈夫です!!5人でこの6畳で寝ましょう!それの方が温かいですよ!」と、言います。一緒に寝よ~と言ってくるかわいい4人に押されて、こたつ机も出したまま、6畳にギュウギュウで寝ました。確かに6畳5人で寝るととても温かく、私もぐっすり一緒に寝かせてもらいました。

私ごとですが、長男を幼年部へ送ることが決まりました。あと4週間もすれば、幼年部入学式です。この入学を決める間、私は、みんなに「ねぇねぇ幼年部どうだった?」と、よく聞いていたと思います。

先月、里美、千織の幼年部の同期会を豊里でやっていました。終った後、里美は、「顔も名前も全然覚えてなかったのに、会ってすぐ仲良くなって、すごく楽しかった。今回同期会には来れなかった子とも繋がってるんだなぁと思うと不思議だねってみんなで話してたんだよ」みたいなことを話してくれました。

そして私は幼年部願書にこう書きました。

「将来一緒にやっていける仲間に繋がっていくと嬉しいです。」と・・・

身近に幼年部を出発したあなた達がいてくれたからこそ書けた一行でした。

幼年部の親の面接にも行ってきました。面接してくれた、春日山の人が、「幼年さんは、村の中をお散歩しているだけで、それだけで、村の空気がいいんだよなぁ・・・。」と、話してくれました。

それを聞いて、私は直ぐさま 「豊里もです!高等部生がいるだけで温かいものがあります」とすかざず反応していました。成瀬信子さんの文化展のメッセージにもあった様に、本当に豊里実顕地の宝物だったと思います。

これから、みんなも大人になって、私達と共にやっていく仲間になるんだなぁと思っています。みんなが今の私達位の歳になると私は40代半ばです。千浪さんもまだまだ60代半ばです!楽しみに待っています。

一緒に、人と共に進んでいける社会をつくっていきたいです。

とりあえずは、やりたいこと思いっきりやって、実力を付け、素敵な大人を目指してください。

1-第25期高等部出発式-024

これからの人生をイズムと共に

沖永和規

昨日出張から帰ってきたらお祝いの言葉をということで、あんまりお祝いの心境でなくてなんかどうしようかと思ったら、言いたい事を言って貰ったらいいという事で、言いたいことは一言「行かないで欲しい」(会場中拍手)「淋しいので、もっちょっと学園に残って欲しい」ということです。

ただ、先っき会食していたら親御さんが皆晴れ晴れしているのでそうも言えないかなという気がしています。

実は昨日まで水沢の美里実顕地で青年研鑽会に出ていて、20代から30代前半の連中が20人ほど集まって、それに私のような60のじいさんが入って研鑽会してきました。

若い連中とやるのはなんか気後れするというか、大丈夫かなと思ったのですが、案外私の冗談も通用したし、笑ってくれましたけど。

これは去年榛名実顕地でやって2回目なんですけど、テーマがヤマギシズム実顕地の経営者とはだったんです。

普段彼らは冗談言ったり結構軽いのりなんだけど、研鑽会になるとシビアというかしっかりしているというか、かなり質の高い研鑽ができたかなぁと思っています。大体よく考えたら、彼らの大半は元学園生で、やっぱりヤマギシズム学園の下地があってはじめて、ああ云うシビアな研鑽ができたのかなぁというのが今回の第一印象でした。

そういった意味で今回出発するみんなにもう一言、言うとしたらこれからの人生の中で、いろいろ生きていくうえでイズムに触れて欲しい。ヤマギシズムの世界に触れて欲しいのが願いです。

私はキャベツで彼女らと付き合って来たのですが、キャベツを植えるというのはそう大した仕事じゃないんだけど、そういう仕事でも実学としてやれば色んなテーマが見えてきて、この3年間ただ作業しただけじゃないなぁと思っています。

そういう意味では村でやったこと総てが実学だったんだろうし、その実学はある意味さっきの青年研でいえば、キャベツの苗なのかな。これから大きく育つ、丸い大きな立派なキャベツになるにはそういうイズムの世界に触れてこそではないかなと思っています。

ここまで言うとなんとなく出発していいかなという感じになってきましたが、これからの人生をイズムと共にでやって欲しいと思います。

いってらっしゃい。


素直さと自由な発想

井波茂樹

私は男子部と関わりがなにかとありました。男子部は皆さんもご存知のとおり高校へ通いながらの生活です。実顕地に居るのが夜だけなんです。そういう関係で、高等部男子部が実顕地の暮らしにどのように関わっていったらいいのか、ということがここ何年かテーマになっていました。

そこで去年から男子部も職場に実際に行こうとなりました。週一回土曜日午前8時から10時の2時間でしたけど、毎週どっかの職場に行くことになりました。1年間、飼料センターも受け入れることになりまして、実際には市野雄三と平本真晴ですが、男子部全員が飼料センターにも来た時もあります。

仕事と云っても難しい仕事はやらせられませんので、単純作業、力の仕事、箱ばらし、1枚のパレットに50箱位積んでいるのを14パレット位ばらして帰るという仕事だったのだけど、1年間職場に行って、多くの村人と知り合うというのが、非常に子ども等にとっても大きなプラスになったんじゃないかなと思います。

高校へ行きながらの高等部生活ですから、とにかく一人一人色んな高校へ行っているんです。お世話していく洋平君とか近藤美佐子さんは大変だと思うのですが、一番二人が一応手をかけてくれたのだと思います。

そんな中でも梶山素直と市野雄三は小学生の頃からソフトボールでずーっと見てきています。

二人は対照的で素直は結構発言力もあり、良かれ悪かれよく目立つ。雄三は余りものを言わず、黙っていて何を考えているか分からないという私の印象でした。小学生の頃は。

高等部生、専科生にもなって来ますと、近頃は以前の雄三、素直じゃなかったですね。

まず、素直は目立たないというか落ち着いてきました。しっかりしたことも言うようになってきましたし、育ってきたね。

それから雄三は明るくなってきましたし、しゃべるようにもなってきました。なによりうちの学園で育ってきた子は素直ですよ。自由な環境で育っていますから固定観念がない、いろんな事に縛られていませんから、色んな発想が出てくるんですよね。

そういう面では彼ら二人、これから、18年間豊里で暮してきましたが、豊里じゃない所へ初めて出て行くのですが、この素直さと自由な発想、考え、これは世の中の人にも認めて貰えると思います。それとは逆にあまりに素直すぎてちょっと心配なんです。一応この豊里から手放しますが、私としてはもうしばらく見守っていきたいなぁと思っています。

元気でやっていって下さい。

いってらっしゃい

いってらっしゃい