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新入学のつどい
【豊里】


小学新1年生(赤いリボンの子達)

小学新1年生(赤いリボンの子達)

豊里実顕地では、9日新入学のつどいを開き、新しい年度のはじまりをみんなでお祝いしました。たった30分だったけど和やかにみんなで笑っていい時間をもてました。

幼年部へ入学する子どもたち:穐本圭吾、高嶋温人、藤井崇一朗
小学校1年生:池内彩絵、高橋桜
中学校1年生:浅野裕、加藤由夏
高校1年生:大江渓水、武持友思、平本真晴、井関真治、和泉志男、

幼年部に行く子は一人一人大きな声で名前と年齢を言えました。それぞれの親も今思う辺りを話してくれました。

01-新入学-001

「幼年部に送るにあたって、夫婦でいろいろ話ができた。子は育つけど親も育つ1年にしたい。」

「幼年部ありきでないところから考え始めた。今まで幼年部に送っていた親とか今期幼年部に送る親とかといっぱい研鑽して送ることを決めた。送ってしまったら忙しさにかまけて、子どもがいないと子育てにならないかもしれないけど、送るからこそやらなくちゃいけないことをやっていきたい。子どもには思い切りやって欲しい。」

「去年の秋ぐらいから研鑽会をやってきた。この年代の子が実顕地にいる子とは大きい事。これ位な年代の子がどう育っていったらいいのか、これから続く子らにも育っていく場を親として作って行きたい。一年間一回り大きくなってほしい。」

ぴかぴかの小学1年生。さえちゃんのランドセルは今度中学生になった由香ちゃんが6年間使って7年目です。桜ちゃんは担任の先生の名前をはっきり言えました。

06-新入学-007

中学生の裕君と由夏ちゃんは同じクラスです。

09-新入学-013
和泉君は鈴鹿高専まで自転車で1時間かけて通います。

「仏教の勉強をしたい」と井関君

今度高等部に入学する3人は予備寮でやってみてのレポートを読みました。とっても伸び伸びとしたレポートで大人たちは大いに楽しませてもらい、これからの成長が楽しみになりました。

1-2013-04-09 レッグさん新入学の集い

「自立と自律を研鑽したけど、自分を律する自律はできているけど、自立はまだスタートラインに立っていないと思った。あやふやだけど、自分の力で社会に貢献できる状態だと思う。こんなことは大人になるまでできませんが、今僕らの周りにいる大人は自立しているのかわかりません。高等部は親はいないけどみんなはいます。みんなと何をしたら自立に近付けたるかなぁと思っています。」

「起きる時間、夜の食時時間やお風呂の時間を自分で決めて実行する。中等部ではやらなかった皿洗いや掃除は自分達でやって行くようになります。沢山の試練を乗り越えて高等部で生活していきたい」

「予備寮で今まで考えて来たことないことを2泊3日考えてきたけど、何がなんだかわかりません。ばか3人組といつまでも言われたくないので高等部生らしい行動をしていきたいです。この3年間精一杯頑張って楽しんでその中で自立と自律の意味を見つけていきたいです。」

高等部専科生からの迎えることば

予科生を迎えるのにあたって、予科生の皆さんご入学おめでとうございます。と、言ってもそんな感覚はありません。小学生の頃からずーっと一緒に暮らしてきたので、先輩、後輩もなく気軽に生意気なことを言ってきます。

そんな入学に期待も不安も全くなかったと思われる予科生の皆さん、僕は高等部のきたなさに不安を持ってほしいです。
これは僕もですが高等部生は散らかすのが得意でも片づけるのがめっぽう苦手です。僕だけの考えですが、この苦手を克服することが今年の高等部の目標だと思います。(拍手)

予科生の思っている自立することにもこの苦手を克服することはとっても意味があると思います。自分の周りをきれいにし、先輩を敬い(笑い)高等部生活を送って欲しいです。高等部生としての自覚を持ち、気持ちを切り替えて新学期を取り組んでくれることを期待しています。

村人からの話

1-新入学-024

逢澤英剛

みなさん入学おめでとうございます。

幼年、小学生、中学生、高校生と見ているとその当時のことを思い出して、あの時こうだったなぁとかの気持ちになります。

この間僕も高等部予備寮の研鑽会に入らせてもらって、この3人が自立と自律について考えているところを目の当たりにしてきたのですけど、話が膨らみ、まーあっちへ行ったり、こっちへ行ったりとっても楽しい研鑽会でした。それはそれでこの3人は素晴らしいものを持っているなぁと僕は感じました。

3年後にはこの3人を見て自立以外のことばが出てこない位の男に成長することを期待しています。

子どもたちには楽しく逞しく成長して行ってくれたらそれでいいと思います。
これからも子どもたちをよろしくお願いします。

【豊里実顕地 喜田栄子】