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第29期幼年部出発


第29期幼年部の子どもたちが出発しました。
今年の出発式は、今までの形式を白紙にして、みんなの送りたい気持ちを表すのにはどんな出発式にしていこうか・・・と、一から考えました。
研鑽していく中で、幼年の子のホームステイを受け入れたり、今までは幼年担当の大人と幼年さんでやっていた食事準備を食生活の人とやったりと、この一年、村の大人たちの中に今まで以上に幼年さんの存在が大きくなってきているのだなというのを感じました。
出発式に参加したいと思っている人がみんな参加できるには・・・また、両親の出発式に対する思いも酌みたい等と考えていく中で、できるだけ多くの人が参加できるように、例年の会場だった3号の家ではなく、広い楽園村会場の2階ですることになりました。
その結果、今日はいつもの倍以上約150人の人が参加した出発式となりました。
一人一人のこの一年がどんなに豊かなものだったのかが全て現われているような子どもたちの輝いた笑顔と、共に育ちあってきたという親達の言葉、どれもこれも私の心に染み入った式でした。
そして会食後には、愛和館の前に村人のアーチが。その中をくぐって、幼年さんが元気に出発していきました。いってらっしゃい!

【春日山実顕地 柳 順】

幼年さんをお見送り


29期幼年部世話係 葛原桃子

幼年さん、11名が元気に出発しました。

この一年間は、私にとっても一年目の春日山。幼年さんも11人中9人は春日山以外の場所から集まった子ども達で、見るもの、行く所、会う人、やること、全て一緒に味わってきました。
どの子もほんとに可愛かった。いいことばかりではなく色っんなことがあったけれど、叱っていても、心の底から可愛いと思える自分だった。
自分は、時には幼年さんの12人目として、時には親の心で(これはもう親愛です!)、心の底から一緒に喜んだり、心から叱ったり、心から楽しませてもらいました。思いっきりやってきました。

子どもの様子は、発表の中にギュッと詰め込んでますから、元気いっぱいで本当に多彩な子たち!と思われたかと思いますが、これも日々の積み重ねで、子どもの力ではこの限りではないし、泣いたり笑ったり怒ったりと色んな表情を見せてもらいました。
背景の一体画も、鼓笛も、11人という人数で成せる迫力と、ここまで来たことの大きさを感じました。

今年はホームステイをやれたことがとても大きかったです。
それをきっかけに、村中の興味・関心が幼年部に向いて、私達、係が見ている幼年部から、村のみんなで幼年さんをみてるって感じに変わっていったかなって思います。
幼年部でやらせてもらっている私が、職場とか、年齢とか超えてそういう意識でやっていくことで、幼年さんも、幼年部も、学園も、村の中に入っていったし、子どもたちがもたらすものってほんとに大きいなと思いました。
そういう意味では今年はだいぶ、みんなで色んなこと分かち合ったかなと思いますが、やっぱり朝から晩まで、一緒に暮らしている私達って、ここでしか見られない子どもの世界をのぞかせてもらったと思います。

出発式前日のおめでとう発表会より

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コメント

  • 浦崎雄一(大潟)

    出発式前日のおめでとう発表会の後、翌日の出発式に参加する祖父母が3号の応接間で夜遅くまで懇談出来ました。タイから上田さん、生田目夫妻、遠藤夫妻、小野寺夫妻と小野寺さんのお兄さん、菊池さん、渡辺勝子さん夫妻、速水夫妻、3号の世話人の中島夫妻と私でした。菊池さんが365日幼年さんと同じ空間で暮らす事の大きさをしみじみと語ってくれました。小野寺さんのお兄さんが特講参加を決めたりと、幼年さんの存在がどこまでも広がって行くのを感じさせて貰いました。

  • 矢内優子(春日山)

    11人、本当に思いっきりやった1年でした。
    愛和館や毎日の散歩、いろんな場で沢山の村の人に包まれて、過ごしてきました。
    お風呂の時も、寝る時も、11人がコロコロと
    時には布団を取ったとか取られたとか
    お互いに言いたいことを言いあいながら、けんかしたり、転げまわって笑ったり、
    毎日毎日、笑い・泣き・おこり、シゲキの連続です。
    肌をすり合わせて過ごした1年 仲間はかけがえのないものだなと感じます。
    大事な我が子を、だからこそ、
    この年代に生きる根っこを育ててやりたいと、送り出してくれたお父さん、お母さん
    本当にありがとうございました。
    これから未来を創っていくヒヨコ(種)たち、
    たくさんの人たちが心の中にある子どもたち・・・
    それぞれの場でどんな花を咲かせていくのか楽しみです。
    いってらっしゃーーーーーーーーーーい!!