ヤマギシのむらnet

中部地区実顕地づくり研【11月】


今回の中部地区実顕地づくり研には、諸国から3人が参加してくれました。
オーストラリアの久保田和子さん、タイの上田さん、韓国の金善姫さんです。

11月の文化祭の話、岡部での食部研の話、豊里のぎょうざの話などひとしきり出し合った後、和子さんや上田さん達がそれぞれの実顕地の話をしてくれました。

「(諸国のことを)みんな意外と知らないんだなあと思った」と和子さんが言ったことが印象的でした。
今回和子さんは韓国でのハンギョルさん、ウンソンさんの結婚式に行っていて「なぜ和子さんが韓国に?」と日本に来てから聞かれたそうです。
実は今まで韓国の若者が何人もオーストラリアで交流していること。一人ひとりと色んな話をして、今でも娘・息子のように思って、気にかけていることなど、韓国とオーストラリアとの結びつきを楽しそうに語ってくれました。
タイの上田さんは、日本から交流に来てくれる人とのことで、
「短い交流期間でも、まるで何年も一緒に暮らしているかのように近くなれるんだ」などと話していて、最後に「自分も、ずっとタイにいてそろそろ交流とか動いてみたい」と言っていて、実現できたらいいなあと思いました。

善姫さんは、今回春日山で3週間の交流。交流に行きたいと出して、送り出してもらうことになったその経緯なんかをとても上手な日本語で話してくれました。 3人の話を聞いていると、すでに相当な人が諸国へと動いているんだなあと実感しました。

「海外の実顕地とのつながりなんかも、むらネットを使ってもっとやれないかなあ」と出してくれたのは喜田栄子さん。すぐに和子さんから、「でも、海外にいてむらネットを読んでも、なんかあんまり実感がわかないんだよね…」と出され、栄子さんと同じ編集部としてやらせてもらってる僕としては「なるほど!」と頷くしかありません。実際に海外にいたら遠い地の出来事、くらいに感じちゃうかも。 むらネットの中身や構成を考えるという面もあるかもしれません。でも、一人一人が実際に色んな実顕地や色んな動きに触れていくというのが、まず第一かなと思いました。
きっと和子さんも、オーストラリアへ帰ってこの記事を読んだら、何か実感が湧くはず!

内部川実顕地 石角聡
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コメント

  • 柳 順(春日山)

    今回の実顕地づくり研で印象に残ったのは、韓国実顕地で行われた結婚式の話しでした。
    実際、結婚式に参加した人の人数は500人くらいになったそうで、それも初めから決まっていたわけではなく、どんどん増えていったようでした。それでも、みんなを受け入れていきたいという実顕地の人たちの気持ちがあふれていて、伝わって来たそうです。
    韓国実顕地の生産物は卵だけなので、食事は外に頼むからできるというような話でした。
    以前春日山では、結婚式にはみんなの気合(?)が入り、「実顕地生産物の1級品で最高の料理を」となり、「こういうものではダメ」「結婚式にはふさわしくない」と、知らないうちに「受け入れたい」「もてなしたい」だけではない何かに縛られてきていたように思います。
    だんだん、そうではないものになってきていますが、韓国の例を聞くと、「こうでなければダメ」というのがなく、みんなを受け入れたいという気持ちだけが伝わってきたようでした。
    そういえば、春日山でも以前、誰でも参加できる結婚を祝うパーティーを参観ロビーでしたことがありました。料理やケーキは持ち寄りで豊かに溢れ、入れ代わり立ち代わり人が寄ってきて、今でも心に残る温かいパーティーでした。あんなのもいいな。