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一生忘れられない体験【春日山楽園村】


春日山の楽園村は、幼年さん19名、小学生44名、合わせて63名の子ども達で1週間元気に一緒にやってきました。
1/3くらいが初参加ということもあり、いつになくフレッシュな楽園村でした。
とうもろこしをひとつ採るにもいろんなふうに感じたり、みんなで選んでとったスイカを落としたり。
最初は緊張気味だった子どもたちも、みんなとご飯を食べたり、夜の集いを楽しんだりしていくうちに、どんどん笑顔が増えていったのが印象的でした。
今年も、ひよこの入雛を用意してもらい、そのあと夕方のひよこの寝かせを毎日やらせてもらったことは、一生忘れられない体験になった気がしています。
村の人たちに受け入れて貰っての、職場体験や、班TO班(遊び企画)など、どの子も目を輝かせ、時に真剣に、そして発見もあり、一歩踏み出せるそんな毎日でした。
天気も良く猛暑の毎日でしたが、とにかく元気で、虫取りにプール、いこいの森遊びにと歓声がこだましていました。
日に日に子どもらしくのびのびと暮らしていける中に、お兄さんお姉さんスタッフの存在はとても大きかったです。友人に誘われ初めてヤマギシに来てスタッフをしたお兄さんもいました。この村のあたたかさに触れ一つを感じ取り共にやっている姿を見て、言葉ではない世界があると感じたし、そんな村に子ども達を受け入れて楽園村を開催している意味を改めて思いました。
2015年夏の楽園村は終わりましたが、今から僕の、私の中で何かが始まる(子どもたちも、関わった大人たちも)そんな一週間でした。
いってらっしゃい!!

春日山実顕地 奥田なな瀬

2015 幼年楽園村フォト

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※↓下の画像クリックで「幼年フォト」ページ↓

2015 小学生楽園村フォト

職場体験 牛移動

職場体験 牛移動

↓※下の画像クリックで「小学生フォト」ページ↓

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コメント

  • 上門由喜子(春日山実顕地)

    一週間やってみて のスタッフの整理研のときに ヤマギシの村に初めてきたA君が ここでは楽園村というひとつのものを皆がひとつになってやるんだなぁ と何か暖かいものを感じた。そんな中でずっと子供と暮らす というのが大きかった。 と出してくれました。
    日頃の生活だと学生 、俳優 、バイト等いろいろやっているがそれぞれが別々だし、行った先でも「あなたはこの役割ね」と振られた役割だけをやるって感じ、とも。
     私も今回のスタッフ団に加わえて貰い 子供達や自分より年若い人達が楽しくやれているかな?とそれだけを気にかけて暮らす一週間がなにかふつふつと楽しかったです。

  • 河合さをり(奈良)

    奈良から参加した二人の六年生は楽しくてしかたなかったようです。
    うちは毎回楽しかったというのですが、今回はあと何週間続いてもいいぐらい楽しかったそうです。
    いっぱい遊べたこと、マンツーマンできたこと、全部楽しかったそうで、二人で話がつきないようです。
    「この冬には豊里に行ってみて、よかったら中楽も行く」と言うと、
    「クラブも勉強も忘れて、おもいきり遊びたいな」ともうひとり。
    彼は、「マンツーマンのお兄ちゃんの顔がめっちゃこわかったけど、すごく優しかってん。
    っていうかヤマギシの人はみんなやさしいねん。なんでやろ?」と言ってました。
    ギターを習っていて、将来はハレ集のギターマンになりたいそうですよ。
    伊藤くんのコメントを読んでいると、大人たちの一人一人を認めていこうという姿勢を子供たちも
    素直に感じ、おもいきりやれたんだなと思います。
    これからもこどもたちがおもいきりその子らしくやれる場を、一緒につくっていきたいです。

    • 奥田なな瀬(春日山)

      今回の6年生の参加は、奈良から2人、横浜から2人の4人でした。
      朝のラジオ体操のお兄さんに始まり、食事の後5年生と一緒に食器洗浄、夜の集いのゲームコーナーの企画と、1日のうちにいろんな場を用意してもらいました。
      ゲームコーナーはほぼ子ども達に任せていたのですが、毎回工夫をしながら、集いに来ている幼年さんから小学生・大人までみんなが楽しめるように考えていることが伝わってくるものでした。ともすれば、自分達を中心に楽しければ、になるような場面で、みんなに分かりやすくおもいっきりやっている姿を見て成長を感じ嬉しく思いました。
      4人のうち3人は幼年楽園村から参加し続けている子達で、初参加の友達を巻き込んでの1週間でした。
      楽園村の中で、牛や豚・鶏の農業体験も大きな要素ではあるけれど、親から放れヤマギシの村で多くの仲間と寝食を共にして暮らしていく醍醐味を一緒に楽しませて貰いました。
      この子達が数年もしたらスタッフやギターマンで帰って来てくれ一緒にやれるのかな?そんな日が楽しみです。
      自分達が受け取ったバトンが先へ先へ心元へ、繋がりひろがっていくような楽園村でした。

  • 多摩 佐々木順子

    そのままの気持ち、素直な言葉にふれたら、不思議に元気な力もらったような気がします。

  • 伊藤壮太郎(東京)

    2015夏の子供楽園村スタッフをやってみて。
    〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    今回、楽園村のお兄さんをやる上で全体的に意識したのは
    ⚪︎子供を動かそうとするのではなく、自主的に動こうとする”意思の芽生えを待つ。という点。
    ⚪︎生きている年数で子供達と向き合うのではなく、
    その子その子に列記とした”人生”が存在し、何か分からずもしっかり我が道を進んでいる。
    決めつけたり、何かを完全にやってあげるのをなるべく止める事に気をつけた。
    “目標の達成の為に、誰かが与えた方法で進むのは冒険者達にはかなりツマラナイ。”
    それと同じだ。

    「夜の集い」で最後にやった『職場体験の発表』
    それを班の子たちと準備する時
    やりたくない つまらない!と僕に言ってきた子が居た。僕はその時「じゃあアンタがやりたい様にやってみな、俺はやり方もやる事も強制してないよ” 」と言った。
    それは唐突に出た思いつきのような発見だった。
    そしたらその子は少し時間を置いて戻ると、何処かの作業をやり始めた。
    違う場面でも
    「あんたらのやりたい事をやりなぁ」と言い続けた。
    それは「発表の出来が重要なのではなく、目標を生み出し彼らがチームでそこに向かおうとする行為に重要性が有る」と正二郎さんが言っていた所からヒントを得たからだ。

    目的は皆同じ、
    只プロセスはそれぞれ違くて良いんじゃないか?
    やりたい様に、やりたい!と感じる方法で、自分の感性のままに…向かう。
    そんな発見をする事が出来た。

    発表自体の結果は…まぁなんとかなんとかwな感じだったが、
    準備時間での発見を含め、自分本来の”人生論”のようなものに、子供と接する内に気づける事は嬉しかった。

    自分にとっての楽園村、、
    ⚪︎相手を見つめ 自分を見つめる。
    故郷を離れた東京という地で、毎日時間や目的に溺れていると『自分が今どう生きているか忘れてくる。』
    そんな時に
    自分らしい生き方を思い出させてくれる、そんな場所なのだ。

    彼らの意思は凄く素直にハッキリしている「今は甘えたい!今はお兄さんお姉さんしたい!今は遊びたい!今は騒ぎたい!今は一人になりたい!今は寝りたい…」偽りな言葉を並べてあれもこれもと工夫して何かを言おうとする子供達は、社会にはびこる大人な綺麗事よりもずっっと真っ新だ。
    接する上で、些細に凄いなぁ偉いなぁ良いなぁと思った事はありのままに伝える。言ってしまえば”かなり本気で褒めちぎる。”、、
    そして
    “本気でダメな事は伝える。”、、
    これが不思議に、彼らとの瞳の通った会話をもたらした。
    “僕の方自身が素直になる事、”今起こった出来事に対して真っ新に受け止める姿勢で居る事、それが大事と気づいた。
    そして
    そんなお風呂上がりみたいな子供達と一週間共に暮らし”お兄さん”で居るというのは、約20年を生きようとしている自分にとっては、沢山の固定観念や意地や綺麗事やカッコつけを捨てて挑まないと行けなかった。
    その挑戦が凄く楽しくて楽しくて、胸いっぱいな一週間になったのは確かである。

  • 紺野正二郎(春日山)

    一生忘れられない体験。
    それは村に受け入れられ一緒に暮らしていく中で、心に残っていくもの。今回ほんとそう感じました。

    子ども達にとっても、そしてスタッフとして来てくれるメンバーにも、こんな場があるってことが大きいなと思います。そんな場を用意しやり続けて今年で40周年と聞く楽園村ですが、その元にずっとある こころ が繋がっての今だと思うし、50年・100年と世代を超えても繋がっていくものだという気がします。

    もっともっと迎えていける村でありたい、そう思います。