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幼年期を考える会に参加して


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誘われるがままに、気軽に参加しました。

夜の研鑽会で。
印象に残ったのは、今年の春から子どもを幼年に送るお母さんの話し。
「以前は幼年を決めてるのが、うちの子と東芳ちゃんの子の二人だった。
もし幼年ができなくても、子ども同士の交換留学でもいいからやろう、と話していた時期
もあった。」
「今決まってるのは3人で人数は少ないけど、一度幼年をやめると次に立ち上げるのが大
変だし。下に続く子たちはまた人数が多くなるから、今年は(我が子の幼年は)繋ぎでもい
い。人数が少ないと逆にどんなことでもやれそうだし、どのようにしてもらってもいい」
みたいなことを言ってて、何か衝撃だった。
うちの子は、その“下に続く子たち”の中に入ってるんだけど。
そうやって繋げてくれる親たちがいて、自分達の幼年送りも考えていけるんだなぁと
その気持ちを聞くだけで胸がいっぱいになった。

私は今まで、我が子が5歳になったら幼年、、、と漠然と思ってた。
けど、何でそう思ってるのか自分でもよく分からなかった。
まぁ今回参加したのは、そんなところも皆の中で少しは考えられるかなぁというのもあった。
でも、幼年に送るつもりといっても。
もし我が子の代で幼年がなくなったら、保育園でいいや~くらいの感じ。
だから先ほどのお母さんの話を聞いた時は、何かズドーンとやられたというか。
そこまでしてやりたいことって何だろうーーって。

他にも研鑽会は、沢山の話題があって。
超笑ったし、普段では聞けないような話や考えないようなところを、
みんなの中でゆっくり考えたかなぁという感じ。

次の日は村参観。
参観されることはあっても、する立場はあまりないので。
ちょっと楽しみ~だった。
どこもそれぞれに良かったけど。
ベジタ部で、宮崎君が話してたことで。
「今度の建てる苺ハウスは自分たちで建てたいと思ってる」
「バイオから出る温水を使っての、苺ハウス。これから村も高齢化だけど、みんなが散歩が
てら元気にハウスに来れて、温かい中で作業ができて、そんな場所としても…」
「ハウス建設は、子ども達ともやれたら。中学生位ならやれると思うし、自分たちが建てた
ものが残っていくのもいいな」
「今度、磯部農場にジャガイモを植えに行く。加賀もサツマイモを植えに行って、それが定着
してきてる感じ。実顕地一つと言うのも、産業面で繋がってるのは大きいと思う。常に繋
がっていることで、もし何かあった時もいつでも話ができる。離れてしまうとそれも難しく
なると思うし」
みたいな内容だった。
自分のやってることが、直接村づくり(?)に繋がっているように感じ。あ、いいな。みた
いな。ちょっと刺激を受けました。
参観やってみての感想を出し合った時。以前村にいた人だけど、
「老蘇さんの所行ったり、愛和館の人達の話聞いて。久しぶりに、真っ直ぐな人たちに触れ
たような…」
と笑っているお父さんがいた。
村の中にいて、普段当たり前になっていることも、こういう機会に改めて新鮮に感じるとい
うか初心にかえるというか…。
まぁ色々な意味で良かったです。
今回はフラっと参加した感じだったけど。こういう機会があれば、今度は他のママ友も誘っ
て行きたいなぁと思いました。

豊里実顕地 松本瑞季
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コメント

  • 福田律子(春日山)

    現幼年部の子ども達は8人で、まるで、やつつ子のように、あうんの呼吸で暮らしているのを見るだけで癒されます。

  • 奥田なな瀬(春日山)

    今夜の春日山交流会では、今回の幼年期を考える会に参加したゆかりちゃんと久美ちゃんに様子や感想を聞かせてもらいました。2人の話から伝わってくるものも大きかったし、2人の話を見守るかのように聞いているその場の空気も印象的でした。遅い時間だったけれど、老蘇さんもうなずきながら聞いていて。
    こんな空気の中で子ども達は日々暮らし育っていっているし、そんな幼年さんや子ども達がいることで、私たちがそれ以上に元気をもらっているなって改めて思いました。
    幼年期を考える会も新しいメンバーが増えてきて、繋がっていっているなって思うし、わが子はみんな小学生になったけれど、一緒にやらせて貰いたいという気持ちが湧いてきました。

  • 河合さをり(奈良)

    地域に住んでいると自分の子は自分で守るのはあたりまえ。
    人様に迷惑かけないように、人に預けてなにかあったら、、、
    その前に家族以外の人が、我が子を見守ってくれているという発想も少ないです。
    (実際は多かれ少なかれ見守ってもらっているのですが…)
    子育ち講座も、講座で親同士が仲良くなるというのもありますが、
    初めて人様に我が子を預けてみるというチャンスが大きいと思います。
    この前も、
    「講座以外はいつも一緒。初めはびっくりしたけど、子どもにとって貴重な経験だと
    わかりました」
    と、メールいただきました。
    考える会に参加したお父さんが、
    「ほとんどの人が普通に自分で育てていて、幼年さんに送る人はわずか。なんでリスクを
    侵さないといけないんや。」って、言ってらしたけど、
    ほとんどの人が、春日山学育幼年さんのように、親以外のたくさんの人がわが子のように我が孫のように見守っていける環境がつくれることを知らないだけだと思いました。
    そんな環境が、春日山にはあるから地域の人も考えやすい!
    なくなったら、そんな環境をつくっていきたいという発想もでてきようがありません。
    天然記念物になっても、続けていってほしいし、続けていきたいなと思いました。
    よろしくお願いします♫

  • 稲井 ゆかり(春日山)

    ちょうど12月のお楽しみ会の時に「幼年を考える会」に参加した地域のお母さんから「村の中でこんなにたくさんの人に暖かく見守ってもらってるということにびっくり…」「友達や旦那さんにもぜひ、見て貰いたいし誘いたいのでもう一回考える会をやって欲しい。」という声を受けて、2回目の考える会になりました。
    対象も年中からでは遅い!年少から夫婦で話し合ったりじっくり考えたいという意見もあり、初めて年少から年長まで(4~6歳)の20数名の親が集まりました。
    幼年を考えている人も、保育園を考えている人も一緒に「幼年期、子ども達に親としてどんな環境を用意していきたいか?」という辺りに焦点を当てて色々話し合いました。夫婦2人だと険悪な空気が…と言う2人もみんなの中でお互いの素直な気持ちを出し合ったり聴いたりする中で表情がほぐれてくる様子が印象的でした。

  • 加賀実顕地 古坊依子

    瑞季ちゃんは、私の長男の時の幼年のお姉さん、
    その瑞季ちゃんが、
    「自分の幼年の時の印象が良くなかったから、それだけだったら幼年に送るなんて思わなかったけど、
    自分が幼年のお姉さんを三年間やって、それが凄く良かったから、自分の子も幼年に送ろうと思っていた」
    というような話をしてくれたり、幼年のお姉さんをやってた頃のエピソードなどを
    聞かせてもらったりして、とっても楽しかったです^^。
    これから一緒にやれるのが楽しみです。

    今回は、「幼年説明会」というネーミングではなく、
    「幼年期を考える会」となっていて、この幼年期に親として何を用意してあげられるかなど、
    色んな角度から考えられたのも良かったなーって思いました。