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実顕地一つの運営(3)


実顕地一つの運営(3)

トタン打ちから始まった一つの運営

海の幸 ファームに愛和館の食卓に

やりたかったこと、各地で春一斉に芽吹く

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2月の養鶏法研鑽会は、一体養鶏ゆかりの地、六川実顕地で開催されました。六川を拠点にしながら船南実顕地へ2泊3日で鶏舎のトタン打ち、堺ファームへ、津木へ、そして飯田実顕地のりんご剪定へと各地の実顕地の人たちと共に養鶏法の真髄を探り顕していく、村づくりの醍醐味や味わいが村ネットを通して日々伝わってきました。
受け入れた船南実顕地からは次のメッセージが寄せられました。
「実顕地一つからの運営、養鶏法でみんなの心が寄る事で船南実顕地も進み、全実顕地に拡がりができ、繋がりもでき、これからが楽しみです。船南の鶏舎の屋根がピカピカに光ってて、カナヅチの音が今でも耳に残っています」
北条から食事作りに送り出して貰った人の感想も寄せられました。
「北条から船南へ2人で送り出してもらい、3人でご飯を作りました。嬉し楽しの2泊3日、まるで養鶏法を一緒にやらせてもらったようです。”すがすがしいハレハレタイフーン” 小さな実顕地(船南)で3日間大勢で暮らしたけど、誰かが『なんとでもなるから大丈夫!』って言っていて、ほんとになんの心配もいらなかった。あのトタン打ちも、暮らしも、どうしていこうか。の連続でみんなで出し合ってやっていく楽しさが伝わってきました。実顕地づくりってこれなんだな~って思いました。こんな楽しいもの、あちこちでやれたらいいなー。ここ北条でも」
2月28日には、全国から六川実顕地へ寄っての交流研が開かれました。
船南実顕地の人が、「船南を育成農場にということで色んな人が動いてくれてて、今回養鶏法の人も来てくれて、まるで豊里ファームが始まった時のような勢いを感じる。ここからどんどん広がっていくような、そんな感じ」と出していて、僕自身もこの動きに関わりながら、大きな流れのようなものを感じるなあと思いました。トタン張り自体は、雨漏りを防ぐとか、断熱効果があるとか、ひよこにとっての効果が目的ですが、これだけのメンバーが船南に行って関わることが出来るということの方により大きな意味があるのかもなとも思いました。(村ネットより)

昨年秋に、磯部農場が志摩市でスタートしました。その宿舎は、安乗ふぐで有名な安乗(あのり)漁港が近く、目の前がすぐ海という元料理旅館となりました。魚がたくさん捕れると「〇〇があります」と放送が聞こえてきて、バケツを持って漁港へ向かうそうです。
そんな中で漁港の人たちと繋がりができ、三重県漁連とも親しくさせて貰い、今年に入り三重県地区の実顕地では、朝あがった魚が夕食には愛和館の食卓に上るようになってきました。
海の幸の豊かさとともに、新しいことにチャレンジし一緒に楽しんでいける喜びを齎されていうようです。全国実顕地の食卓に届く日も近いことかと思います。
また、村ネットにも紹介されましたが、3月6日(日)に豊里ファームで、三重県外湾漁協が朝捕れた魚を販売するとのことです。これまで農業・畜産を主体にしてきた実顕地が、新しい繋がりの中でどんな展開に広がっていくのか楽しみです。

2月末に50名を集めて関東実顕地づくり研鑽会(IN 岡部)が開催されました。感想には、「豊里での実顕地つくり研は、遠くて行けないなぁと思っていたけど、今回、岡部でやるって聞いて、行けるかもって思って楽しみにして来た。来れてよかった。」「やってみて、拡がりを感じた。」とか、最後に出ていました。実顕地つくり研は、三重県方面でやってこそとか、東日本のメンバーだけでは無理、とか思っていたけど、こんなかんじで寄っていけるかも…と思いました。3月も、やりたいです!(村ネットより)
養鶏法研鑽会で各地へ行ったこと、関東実顕地つくり研鑽会の報告を聞いていると、条件が整いさえすえれば、一斉に芽吹く春の新芽のように、私の中にあり、それぞれの中にもあるやりたかったことが、各地で春一斉に芽吹いていくようです。

実顕地研鑽部