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オーストラリア実顕地交流レポート


2017-02-28
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オーストラリア実顕地交流も2ヶ月が経ちました。

先日オーストラリア北東部に上陸した超大型サイクロンは実顕地には直接影響は受けなかったものの、赤道付近の暑い空気を運んできたおかげで、一時、真夏に逆戻りしました。

こちらの交流メンバーは私達夫婦と二十代女性一人。限られたメンバーで養鶏、供給・配達、生活、子育てなど入り合って進めています。
夜の打合わせで鶏の団子取り、鶏の解体・精肉、鶏の寝かせ…などが出され、時には食事作り無しで皆で外食になることも。こんな動きもいいかなとも思います。

双子のイサ&マサみている私は、彼らの日々の成長を見ていくのが面白く、楽しくやっています。
言葉を覚え、見て真似をし、上手くいかず泣いたり、掴み合いのケンカになったり…。一つひとつの事が、この子らの人生を積み上げていくのだと思うと、人の成長って面白いなと思います。(岡野充樹)

私は夕食作りを担当していますが、たくさん働いてたくさん食べていた2人の青年が帰国して、私の仕事も養鶏に少しずつシフトしてきました。最近は夕食は作っておけるメニューにして、夕暮れ時、鶏の寝かせにかけつけます。

気持ちが寄っていて、頭が柔軟であれば、どんな動きもOK!無理せず皆で考えながらやっています。たまの外食もお楽しみ♡(岡野喜子)

オーストラリア実顕地に来て3週間が経ちました。
日本からは時おり雪が降る便りが聞こえていましたが、ようやく春の兆しがそこここに感じられる季節になってきたのでしょうか。こちらは真夏からようやく朝晩が過ごしやすくなってきました。雨季で晴れていたかと思うと、ザザーッドドーッと強烈な雨が降ってきます。

夕食の後、毎日皆寄って今日のこと、明日のこと等打ち合わせをします。
安全健康のこと、子育てのこと、養鶏のこと、供給のこと…。そうやって寄って出し合うことで何かしらそれぞれのことが皆のものに、皆のことが自分のものになっていく心地良さがあります。

何日か前に雨季なのに晴天が数日間続いた期間がありました。ある日、猛烈な暑さで鶏がかなりのダメージを受けました。その日の夜、明日も雨が降らなければ更に状況は厳しくなるという話が出て、その時は誰が何をするという具体的な話は無かったと思ったけれど、皆の中には状況次第では何とかしようというつもりが出来たと思います。当日の午前は相変わらずカンカン照りの天気。弱った鶏を水に浸けるバケツを買いに走る人、水を撒く人、食事は簡単にすませようか…。午後になって待望の雨が降ってきました。気温は一気に下がりひと安心。

私は痛めた脚のリハビリを兼ねて2歳前の男の双子ちゃん、怖いもの知らずで気持ちの切り替えに時間のかかる移紗也、慎重で優しい麻紗也(イサマサと呼んでいます)に遊んでもらっています。段々と自我が芽生え始めた頃で、これがまたなかなかのゴン太ぼうず。先ずはイサマサに受け入れてもらうこと。毎日の食事、朝の涼しい間の散歩、昼寝、部屋遊び、Day careがある日の送り迎え、等など、まるで太陽の家のお父さん。一緒に過ごす間に徐々に受け入れてくれているようです。最近、よく会話をしてくれます。どうやら日本語ではなさそうですが、私とたぶん会話は成り立っています。この二人がTwinsで育ってきて、自我が芽生えてきて、これから先それぞれの道をどんな風に歩んで行くのか楽しみです。2/24に弟、亜樹良(あきら)君が誕生しました。

春日山実顕地 岡野充樹

24日オーストラリア実顕地に新しい家族、亜樹良が誕生しました。日本と違って奈緒枝ちゃんは丸2日で退院して、普通に近い暮らしをしています。赤ちゃんと二人の新米お兄ちゃんの成長が楽しみです。

現在ここには久保田康伸さん和子さん夫妻、大雅くん奈緒枝ちゃん夫妻と4人の子どもたち、私達夫婦、交流の大西雄介くん、実習の貴志まことくん、他二十代の女性一人がいます。なかなかいい組み合わせでしょう?

私は毎日午前中養鶏、午後夕食作りをしています。養鶏は鶏たちと触れ合うのが楽しみです。それとカートの運転。これがなかなか癖の強いヤツで、最初はバックする度に5分くらい格闘していましたが、だんだん乗りこなせるようになってきました。
デイケアの送迎や買物など、実顕地を出ると英語しか通じないので、少しずつ言葉を覚えて、カタコトでも通じていくのが面白いです。モンゴルの人達もこんな感じなのかな?と思ったりしています。

春日山実顕地 岡野喜子