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春日山東部宿舎の男風呂


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「えっ!これ実顕地の風呂?しかも新しい?」

この浴槽を見て、率直な感想はこんな感じじゃないですか?
そう考える私の頭はかなり固いのでしょうか?

加賀実顕地から春日山実顕地の東部宿舎に引っ越してきて半月がたちました。
この男風呂はその2~3日前に改装オープンしました。聞いてはいたのですが、実際に見て
「どうしてこの形になったのかな?それにはそれの理由があるんだろうな」

そもそもそう考える元は、「むらのお風呂大きくてゆったり、みんなで入るのがいい」
そう思っている私

実際に施工を進めた松井さんに聞いてみました。

男は大きな風呂ならともかく、浴槽が2人槽位の広さなら『一緒に入らない』という人が案外多い。誰か入っていたら湯につからずに済ませちゃう。浴室の広さは限られているので、それなら小さい浴槽を並べたらどうか?となったそうです。
少人数の時は片方だけ沸かすこともできるし、片方だけ湯の温度を上げることもできるし、小さいからすぐ沸くのでランニングコストが抑えられるという面もある。

60・70代の研鑽会でもその話が出た時に、磯部の西村さんが言ってましたっけ。
「自分も春日山で聞いた時はなんやそれ?って思ったけど、実際は磯部で3人いる男達が重なっては入らないなぁ~」
男ってそういう生き物なのかな?自分の陣地を作る、他人を侵さない
(ちょっとオーバーですが)
蛇足ですが浴槽の蛇口が両方の壁側にそれぞれついているので、ふたりで浴槽に浸かったら、それぞれの頭の後ろを向けて、視線を合わさないことになるのね、案外面白いかも。

実際今どんな風につかわれているのでしょう
*体の大きな古坊さんはちょっときついようです。時には春日山の風呂に行ってロビーでジュース飲んで寛いで来たらと勧められてましたー。
*風呂の淵に足を上げて入るのが好きな宮崎さんはいい感じらしい。
*熱い風呂が大好きな福崎さんは片方をアッツアッツの湯温にして、「やっと好きな熱い風 呂に入れたー」とご満悦。次にぬるいのが好きな人が来てもOK!とか。
*宮崎家の子供達はお父ちゃんと一緒に入って、二つの浴槽を行ったり来たりで大喜びとか

今のところ、案外ふたりがそれぞれの浴槽に浸ってる場面には遭遇しないようですが。

今月のテーマの
みんなが一緒に暮らしていることを一体生活と勘違いしていないか?

ではないですがむらのお風呂は「みんな一緒に入って、仲良し」
もちろんいろんな人がいるけど、基本はそれ!みたいな
危ないなー!私

春日山実顕地  平島春美