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『陽光館・新館』引っ越し始まる!


2018-10-07 (1)
春日山実顕地の新しい建物が完成しました。
『陽光館・新館』と名づけられました。色々名前の案はありましたがあのゾーンはやっぱり‘‘陽光館”でしょうー!となったのかな?
V字型に2棟建ちました。玄関はひとつです。

1階は老蘇さん達の暮らす空間で、介護棟の要素が大きいです。
 (今までの陽光館と住み分けるようです。)
入ってすぐの大きな食堂とくつろぎの空間が素敵です。
2階は二棟とも、一般?の人用です。
今までのヤマギシの宿舎とは一味違った建物を建ててみようという試みでしょうか?

仲良し班各班で参観しました。
物珍しいものがいっぱいあって、ワイワイガヤガヤと楽しみました。
自動開閉式の天窓や、廊下の灯りは人が歩くと点いて、いなくなると消えるとか、2階にはロフトや天窓がついている部屋もあります。
2階の各部屋にはシステムキッチンとトイレがついています。
各部屋別にブレイカーがついていたり、防音はかなりいいとか。
2階にはモデルルームも作ってあって一層、想像が膨らみました。
子供達は早速「住みたーい」と言っているとか。

研鑽会でも話題が色々出ました。
 生活に必要なものは備え付けなので荷物は少なく!
 断捨離の話は色々ありました。
 母が私の服をほどいて、作って送ってくれたぬいぐるみ、普段飾っているわけでもないのに、いざ処分するとなると走馬燈のように浮かぶ想いに思わず涙(まるで研学3の世界のような)何十万円もした背広やコートを衣生活に放したら即刻処分だったとか、ズーッと炊いきた酵素玄米をこの際、やめてみようと釜やジャーをゆずったとか。

 ドアを閉めたら、となりの気配は感じられない暮らし。
 スリッパはもちろん見えないし、部屋を出る必要がないから、顔を会わせない。
 今まで、形でなんとなく保たれていた?これが実顕地の暮らし(イズム生活)と思ってきたことが形でないところで、どのように現れていくのか? 等々

まずは老蘇さんから3日間かけて引っ越しです。
10月9日からは新しいところでの食事が始まります。
2階部分はまだちょっと先のようです。
どなたが入ってどんな暮らしがはじまるのでしょう?

春日山は愛和館も10月洗浄機が変わるのを機会に1ヶ月かけて、改修工事にはいります。
こちらも、色々変わっていくことでしょう。

春日山実顕地  平島春美

2018-10-07
アルバムを見る⇒陽光館新館見学・引越し

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コメント

  • 白石マチ子(福岡)

    陽光館新入居おめでとうございます。
    研学3研鑽作業では、介護部でお世話になりました。
    毎朝みなさんと歌った:高原列車の歌:は、今でも口ずさんでますよ。
    軽やかで、明るくて、愉しくて、歌っていると、ウキウキしてきますねえ。
    新入居に際しては あの人とは嫌とかいですねえ、ほんとに私の心は何でもあり。
    これからどうなっていくのか楽しみですねえ。
    春日山を訪れたら、新館にもお邪魔させてくださいね。
    みなさま、こちらでも朝夕がとても寒くなりました。
    身体に気をつけてお過ごしくださいね。
    それから、あの時作ったお手玉好評で、知り合いのデイサービスから頼まれちゃいましたよ。福岡

  • 山本孝志(岡部)

    何度も読み返してみましたが「ベッドとテレビと‥‥くらいあれば不自由なく生活できる」という点には違和感を感じる。
    しばらくそれでやってみて、住む人がどう変化したかも聞きたい。
    建物設計の基本構想を広く世の中に表現してみてはと思います。
    多分野から興味を持つ人も多いでしょう。

  • 福田律子 (春日山)

    9日10人ほどが、新館に入居しました。ほとんどが90代です。素敵な建物を用意してもらい、入る自分達は、どんな準備をすればいいのかと、おいその出発研で色々話し合いました。96才のおばあちゃんは、箱一つ紐一本も捨てず部屋は、さながらゴミ屋敷状態でした。そこで体ひとつで別部屋に移ってもらい片付けは任せてもらいました。ベッドとテレビと衣類のトップケース、おじいちゃんの位牌くらいあれば不自由なく生活できることが、わかり、この例を出発研に出したら私もやってみようかなという空気が拡がりました。
    それと夫婦部屋として14畳の部屋をいくつか用意してもらいましたが、完成までに亡くなったり入院したりで、おばあちゃんだけになってしまいました。そこで、女の人同士誰とでも二人で住めますか?と問いかけると、あの人とは無理とか新館には住めないとか出てきて面白かったです。結局とりあえず各部屋一人で住んでもらい二人になる時を楽しみに❗となりました。
    引っ越しは仲良し班は勿論、他の実顕地や地域から親族に来てもらったりモンゴル実習生、小中学生の力も借りてほぼ午前中に終わりました。
    第2段は陽光館の空いた部屋へ80代7人が入ります。愛和館改築も始まり、いつも食事する愛和館が1ヶ月使えません。そこで陽光館愛和館を新入居者達にプレゼントして、米とぎから片付けまで、にぎやかにやってもらいます。人生100才時代の新しい暮らしを知恵寄せ合い楽しくつくっていきたいです。