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少年サッカーチームに学ぶ


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10月6日~8日まで、春日山で少年サッカーチームの合宿を受け入れた。FC.AvenidasolU15/U12とFC.ISE-SHIMAU15/U12の2団体で、総勢100名近い子供たち(小学1年生~中学3年生)とコーチ10人。毎年、4月と10月の2回やってくる。春日山での合宿の内容は、サッカーの練習はやらない。農作業(畑。酪農、養豚)ばかりで、今回は畜産なしで畑関連のみ。また、自分たちで食事の準備もする。
彼らのパンフレットを見ると、LIFETRAINING CAMP Vol,11 IN YAMAGISHI『いきる(生きる・活きる)ちから』を育む目的 1)自主、自立、自律 2)チームワーク、コミュニケーション 3)食事この目的に対して、各自が自己採点をする。
今回やるにあたって、コーチと打ち合わせをして、合宿のオープニングの時に「僕が日頃何故養豚をやっているのか?」と「今まで何故合唱をやってきたのか?」を話し、そのあと全員に発声練習と合唱曲を指導してほしいという内容だった。話をすることはOKだが、発声と合唱指導を100人の男子たちにどうやってやるの?という思いがあったが、やってみようとした。練習曲は、監督の子供たちに国歌を覚えてほしいという思いから、「君が代」にした。
さて、早速、発声練習に入った。歌う時の姿勢、口の開け方、呼吸の仕方など。三日間で初めて歌う男子ばかりだし、変声期に入った中学生もいるしで、こんな発声練習なんて、のらんやろう?と思っていたが、みんな面白がって真面目に練習していた。腹式呼吸については、みんな床に寝かせて、おなかに手を当てて、息を吸ったときおなかが膨らむことを意識させた。さて、「君が代」については、歌詞の意味を説明した。ぼくも今回歌詞の説明するにあたって、調べてみたら、意外な事実を知った。古今和歌集の賀歌であったということだ。
低い音や高い音があるが、みんな一生懸命歌っていた。1年生は音程も正しく取れないんやけど、大きく口をあけて必死に歌っていた。これには感動!!合宿、二日目の昼には全員歌詞を覚えていて、歩きながら多くの子が歌っていた。このシーンは昔、ミュージカルをやっていた時に、幼年さんや初等部の子たちが口づさんでいたのと同じ。
三日目の最後に、3チームに分かれて、「君が代」の合唱コンクールをやった。たった三日間で、まずまずの出来栄えやった。最後に全員で舞台に上がって、僕も一緒に彼らのなかに紛れ込んで、思い切り歌った。孫年齢の子供たちとの合唱は超楽しかった。

春日山実顕地  橋口利明

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コメント

  • 荻野進(豊里)

    60代70代でもやりたいな、創年研の始まり又は終わりに、みんなで一曲歌うとか、どうかな?
    と言うより、事前に一曲決めておいて、橋口さんが村ネットで歌い方を、動画か文章で送り、各々がそれで練習して、創年研当日にみんなで歌う、とか。
      ちなみに、小生の「お気に入り」--町田義人『宝島」、1コーラスだけで。

  • 井口義友(別海)

    いいですね!別海でもこのような子供たちの受け入れが出居たらいいなぁ~!
    橋口さんの持ち味も生かされ、喜びの橋口さんの顔が浮かんで来ました(^^♪