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贈り合う繋がりでいこう


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 昨年暮れに、豊里実顕地のモンゴル実習生と忘年会をやった。モンゴル料理や牛ステーキを食べて、ワインを飲んで楽しいひと時を過ごした。その際に、順番に、来年の抱負を出し合った。「日本語の勉強」とか「交流に行きたい」とか「野菜のこともっと勉強したい」等々出てきて、照れながらだったが、彼らの目標をみんなで確認しあう場にもなった。
 聞いてみて、この若者の人生を少しでも、応援出来るように、どうしたらいいか、頭を巡らせてみた。彼らの人生のこの時期に、一番やりたい事についての応援が出来たら、素晴らしい贈り物になるだろう。また、実習生自身が目標を持ったら、実顕地の暮らしや仕事が、「言われた事」から「自分の事」になって、様々な創意工夫が生まれる事だろう。
彼らは、夫々職場で働いている。これに給料払っている、という面だけでみたら、お互いを利用しあう関係(take and take)になってしまう。そうではなくて贈りあう関係(give and give)が出来たら、それは全く違う世界になっていく。この違い、じっくりと究明してみたい。

豊里実顕地 後藤健
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コメント

  • 豊里実顕地 沖永雅子

    私たち夫婦はモンゴル実習生の男の子4人と豊里の交流館で暮らしています。(因みに後藤夫妻は2階でモンゴルの女の子2人と暮らしています)
    お正月特講がこの交流館で開催され、土曜日に終わりました。
    私は特講で使った布団を乾燥しておきたいと思い、特講の解散時に1階の研鑽会場に入れてもらいました。
    それを見て、6期生のアマカくんが「布団乾燥手伝います」と声かけてくれ、他の3人と一緒にひと晩のうちに全部終わらせてしまいました。
    私はその気持ちを嬉しく思ったのと同時に「あ、これは来週の土曜日彼らに買い物のドライバーを頼まれてるからギブアンドテイクだね」と思ったのですが。
    乾燥した布団がとても丁寧にきちんと積まれているのを見て、何かそれだけではないものを感じました。
    毎日廊下や玄関で出会って「この子は今日も元気かな」という気持ちで声掛け合う暮らしは、心がほのぼのとし、ギブアンドテイクという言葉とはかけ離れた世界です。