ヤマギシのむらnet

ウインナー製造機がやってくる!!



僕は参画して30年。実顕地では「研鑽会は生命線」ということで、長期研鑽会、基本研、その他各種研鑽機会に参加した日々だった。それで、研鑽したことはその通りやるのが良いとやってきた。
実顕地での暮らし方や職場での役割に形があって、その形とおりにやることが良いとしている自分だった。そういう風に暮らしている自分は楽で、歳をとるごとに新しいことをやることが面倒くさく思うようになってきた。


ところが、春日山では、うどん製造を始めるにあたって、いろんな職場の人々やおばあちゃんが参加していた。これは自分の中では画期的やなあと思った。また、毎月末の日曜市でも、あらゆる職場の人が生産物を売ったり、ランチコーナーでは、おばあちゃんがおにぎりを作っていたり、一志からも卵やき、焼きそばなどをやりに来たりで、にぎやかだった。みんな月1回の機会に楽しくやっていたように思う。自分もそうだった。
このあたりから、春日山の気風が変わってきたように思う。
今までの職場は専門分業で、すべてにおいて自分の職場が優先していた。最近の動きを見ていると、愛和館でも、焼き焼き隊とか揚げメンバーなどがいて、食生活部以外のメンバーが加わってきたことで、愛和館も「我が家」になってきたように思う。今年はぶどう畑やサツマイモ畑もそんな風になっていくのかなと。


また、近々、ウインナー製造機が運び込まれるようだけど、「誰がやるんやろ?」ではなく、ウインナーの好きなメンバーが集まってウインナーチームができるやろな!年齢的に多い60代70代の出番かも!と思っている。これからはこんな風に運営の在り方が「専門分業」から「クラブ活動」的に展開していくと、すべての人が「ぼくも何かやれそう!」という気風が生まれてくるのではないかなあ。
さっそく、「私、去勢好きだから、ちょっと養豚部へ行こうかな」という人も現れてきたとか。
3月1日から夫婦で養鶏法に参加して、実顕地の真髄を楽しく明るく探っていきたいと思っている。

春日山実顕地  橋口利明