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井関絹子さんの感想文

不思議なくらい養鶏法が今もまだ続いています。豊里の地で、豊里メンバーの多い中でやってきた二週間だったからだと思うし、この二週間の踊り場が、まさに豊里だったからだと思います。
普段、実顕地でやっていて、何をどうしたら良いのか、わからない、もどかしさみたいなものがありました。また、自分はどうしたいのか、これでよいのか・・・というものもあり、正直、実顕地でやっていくことの意味もわからなくなりつつありました。
自分の中を考えたくて参加したのですが、自分のことを先ずおいといて、出された資料やテーマを考えていく研鑽が心地良く、おもしろかったです。みんなで出し合い重なり合い結論のない、この感覚が楽でした。
「自分のらしさは判り難いが、他人のらしさは、わかり易いので、他の人にらしく生きてもらうことが、結果的に自分らしさに。」という資料で、思うのは、自分の中を考えたり、どうにかしようとしていたけど、自分で自分を何とかする、ということに、力いれてするよりも、他の人のことを思ったり心寄せていくことで自分が生かされていく・・・そんなことを感じることがありました。他の人のうれしいことが、自分自身のうれしいことだと素直に思えたことが嬉しかったです。
養鶏法メンバーで、食生活に入った時、食生活の人が他職場に行ってきて、そのことを整理研で出している池内さん、有記さんの表情が、とっても、たのしそうで、ウキウキしていて、あぁ私はこういうことしていきたいな、と思いました。
養鶏法を終えて一週間経ちますが、豊里は動きはじめているものを感じます。職場間の垣根をとっぱらい、いつでもどこでも、広い我が家を自由自在に生きていきたい。どんな自分でも、どんな心境だとしても、どんな時でも大丈夫。外れようのない、みんなの中で、もっと伸びやかにやっていきたい。私は、あまり自分の感情をそのまま出すのが苦手というか慣れていない、今の自分だけど・・・でも大丈夫。みんながいるから、共に考え、共に進む、仲間がいる。そう思えることがうれしいし、一緒にやっていきたい。
私の場合は地味かもしれないけど、新しい風に心のままに、乗っていこうと思います。フッと思い浮かんだ気持ちで、実顕地生活をやっていきたいです。
そして、井関さんと共に考え、共に進むでやっていきます。