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モンゴルで特講を開催


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モンゴル第15回の特講が6月15日~21日で開催されています。
参加者は、男性9人と女性5人で14名で、18歳から47歳までの年代ですが、18歳から24歳の若者が10人です。
係は、岡部実顕地の山本孝志さん・悦子さん夫妻と、豊里の実習生で昨年帰国したエリカさんとゲレルマさんです。

◇山本悦子さんから19日に届いたメール
特講も始まったら、早いですね。もう後半になりました。
こちらの特講って、本当に面白いです。日本人と似ている点も多いのですが、大陸の中で自然と共に生き、そして暮らしているその違いがあるのか、何処かおおらかなところを感じます。
また、今回若い人達が多いせいか、明るく、怒り研でも、なんで腹が立つのですか?の問いに笑いが出るし、昨夜の割り切り研でも、真剣に考えていて、しかし深刻にならない、だから、時々笑いもあったり、日本のこれまでの特講とは違う感じがしました。これも、今回若い人達と言う違いかも知れませんが、本当に特講生に恵まれていて、こんなに楽で快適でいいのかしらとも思ってしまいます。

6/21
無事、特講が終わりました。
だった一週間で、一週間前の自分と今の自分は違う自分がここにいます。
そして、この特講をみんなに伝えたい、などなど、どの人も「特講に送りたい!」と言っている特講生一人ひとりの姿が印象的で心に残っています。
モンゴルからエリカさん、そして通訳に入る予定だったゲレルマさんも急遽、世話係に入る事になり、4人の世話係団でやりました。やらせてもらって、やっぱり世話係が仲良しでやるというか、1つでやると言うか、その事が本当に大切だなって思いました。今回、世話係研をゆっくり丁寧に丁寧にやれて、いいメンバーでやらせて貰ったと思いました。
エリカさんは始めての世話係と言う事でしたが、豊里で実習生としてやった3年間がベースになりやれたと言っていました。ゲレルマさんも初めての世話係と言う事でしたが、2人ともモンゴルの人の腹の座った、何がおきても動じない、そんな姿を見せてもらいました。
今回の参加者は若い人達が多く、積極的でとても活発で楽しい特講でした。

東京案内所 松本直次
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コメント

  • 山本孝志  (岡部実顕地)

    私も今回世話係にという声がかかった時に、すぐに応じて参加させてもらいました。
    理由の一つは10年前にモンゴルでの拠点探しの旅に加わったこと、岡部実顕地で技能実習生に触れていることと、もう一つはニュージーランド特講の開催過程に大いに刺激を受けたためです。

    特講のできが良かったかどうかは、軽々に言えるものではありませんが、進行中はあまり難しい局面はなかったように思います。

    日本から来てみると、特講会場の周囲も放牧場で馬糞が転がっているが、草が足拭きマットの役割をするのか室内があまり汚れないのも面白い。
    首都ウランバートルを出てしばらくすると360度見渡す限り人家もない風景が続く。
    ふだん実顕地で細々した話題に対応しているのに比べると気分転換になります。

    一方今のモンゴルの人達も皆スマホを持って、情報過多社会を生きているように見える。ウランバートル市内は車、特に日本車に埋め尽くされている。モンゴルの社会政治経済情勢などは、簡単には分かりませんが、地道につながりを深めるべきだろうと思います。

  • 実顕地広報部

    ◇モンゴル特講の係やってみて
    14人の特講生それぞれ出発して行きました。
    今回、やらせて貰って、今回の特講はその都度通訳してもらうというのではなく、研鑽会そのものはモンゴル語でやった特講でした。
    ですから特講生が話ている内容は、世話係研でゲレルマさんから聞かせてもらい、内容がわかる、そんな感じで進んできました。
    私はその中で、ある時、特講生の一人が、淡々と話ている場面がありました。勿論、話している内容はわからなかったのですが、その人から伝わってくるそのモノに胸が一杯になり、自然と涙が次から次からへと頬に伝わって落ちていました。
    私は、以前「言葉でない世界、しかし、言葉も必要」と強く思っていた自分に気がつきました。勿論、言葉も大切ではありますが、本当に言葉を越えたそんな世界がある事を改めて感じさせて貰ったそんな特講でした。
        山本悦子さんから「係やってみて」の感想が届きました