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令和、新時代への幕開け


令和、新時代への幕開け

 

8月各種行事賑やかな夏

高齢者運転、各地で研鑽会

慣習、遺すもの、変えるもの

 

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年間テーマ

○令和、新時代への幕開け

 

8月度テーマ

◌8月各種行事賑やかな夏

◌高齢者運転、各地で研鑽会

◌慣習、遺すもの、変えるもの

 
夏休みに入り、春日山からスタートした「夏の子ども楽園村」も、北条・内部川・岡部と続き、今月7日から始まる豊里では定員を超え、申し込みを締め切るほどになりました。

7月には、美里での「とうもろこし収穫体験」に100名の申し込みがあり、2回に分けての開催になったそうです。北条、岡部、豊里、春日山と、各実顕地で開催された農場体験やふるさと村もそれぞれ賑わった様子が伝わってきます。

7月21日から始まった研鑽学校Ⅲは、海外から3カ国4名の参加があり、複数の言語が飛び交いながら賑やかに開催されています。28日からの特講は、海外から20名近くの参加者があり中国語通訳付きでの開催となっています。参加者の多くが特講の後に実顕地での滞在を希望しているそうです。豊里では、IT関連の若手経営者5名が「人間の観念に変革をもたらすマインドの革命」という主旨で、1泊2日の参観に訪れるなど、参観を希望しての来訪が増えてきているそうです。先の参観では、その後特講への参加申し込みがあったそうです。
先月からのテーマである、高齢者の運転については、早速70代80代で研鑽会をやってみての様子が村ネットにも紹介されたり、「これから寄ってみようか」という声が届いてきています。

ある報告では、各年代層別の運転に対する自信の割合を調査すると、20代から60代前半にかけては徐々に「自信がある」割合は減少していくが、その後65歳から運転に自信を持つドライバーの割合は急カーブを描いて上昇し、80歳以上では何と72.0%が「運転に自信あり」と回答しています。視力や反射神経等の身体能力の衰えは必ずあるはずで、この現実と自己認識のギャップは他の多くの調査や研究でも問題視されているそうです。

今月も引き続きこのテーマを研鑽していきたいですが、個人の自由について、自信が出てくることについて、一人一人と社会、免許返納、など、色々な切り口から、出し合ってみることで、何がみえてくるか、どんなものが生まれてくるか、これからの実顕地を描いていくことにも繋がっていくでしょう。

「慣習、遺すもの、変えるもの」とありますが、この間、新しいことをやってみたり、こうするものとしてきたことを外してみたり、見直してみたり、職場や暮らしの中で具体的な実例を通しての味わいがそれぞれの中にあるのではないでしょうか。

ところで、20数年ぶりに村を訪ねてきた人が、「お風呂で湯上りのバスタオルが湿っていて冷たいが、そこに人を感じ懐かしい実顕地の香りがした」と感じたそうです。かたや私達は、「長年続けてきた、『バスタオルをみんなで使う』ということを見直していきたい」という意見や動きが出てきています。遺すものと、変えるものと、、。

慣習のテーマとしては、各実顕地でも話題になることが増えてきた葬儀についても考えてみてはどうでしょうか。実際の場面では急なことがほとんどでしょうから、前例を踏襲することが多いでしょう。けれども果たして、ヤマギシの村の葬儀とは?と脳裏をかすめていくのもまた事実でしょう。場所や形式、読経について、服装について、お墓について、そんないろいろもさしせまった打合せとしてではなく、研鑽テーマとして出し合ってみてはどうでしょうか。私達のことですから、このような話題も明るく楽しく笑いのうちに進んでいけることでしょう。

今月も共に村づくりをすすめていきましょう。

実顕地研鑽部