ヤマギシのむらnet

令和、新時代への幕開け


令和、新時代への幕開け

 

実顕地一つの実動(心情・形・運営・理念

「全員一致」と「一人で決める」

 

印刷⇒69115_201909テーマ表

年間テーマ

○令和、新時代への幕開け

 

9月度テーマ

〇実顕地一つの実動(心情・形・運営・理念)

〇「全員一致」と「一人で決める」

 

豊里の楽園村が始まる前、楽園村を描いてる人が夕食の時間をどうするかを調正研に出してきた。
「楽園村で愛和館の全テーブルを使いたい。子供達が食べるのに1時間かかる。大人の食事はその後になるかな。本当は楽園村は5時半からがいいけど、それだと大人が遅くなるし、やっぱり楽園村は5時からにしようかな・・・」
結局、楽園村に合わせて大人は6時半から食べることに決めたけど、そんなのわざわざ調正研で決めようとしなくても、「楽園村はこうするよ」と言ってくれたら大人はそれに合わせるだけなのに。実顕地全体で楽園村をやろうとしているんだし。

・「誰が決めたのか」「どこで決めたのか」「理由は何か」そういうのは全部後回しでいい。
・「職場で一致しました」「調正研で決まりました」というのを物事を進めるときの根拠にしていないか。
・いろいろな意見を聞こうとして研鑽会に人を多く集めると、案外意見は出てこない。
・実顕地での運営で全員が納得することは不可能、それでも全員一致の運営とは。
・私が反対している間は全員一致ではない。
・「一人では決められない」と思う、その中身はなんだろう。
・「このことはもっと広い場で考えたい、決めたい」と言うとき、そうだなと思う気持ちと若干の違和感。
・一人の反対者がいたら実行できない。
・一人で決められる人は、人に任せることもできる。
・一致とは結局のところ、「何に合わせるか」だけじゃないのか。

今月のテーマについて、豊里での実例を通しながら、箇条書きにしてあります。日頃の暮らしの中では、何かを決めていく立場になることもあれば、それを聞いた私がそれでやってみる立場になることもあるでしょう。大いに納得してやることもあれば、「まずはやってみるか」という場合、妥協でとりあえず事柄を進めている場合もあるでしょう。
参画当初など、「はい」で何でもやるものとしてやってきた経験も多いのではないでしょうか。また研鑽学校などで何度も研鑽してくる中で、言葉や理念を知り語ることはできるようになってきたかもしれませんが、果たして今の私は、実の暮らしの中で「一つ」や「全員一致」をどのように生きているのでしょうか。誰もが、自らの中に考えてみたい具体例が一つや二つはあるでしょう。今月のテーマだから今月中に、というわけでもなく、割り切るテーマでもなく、急がずじっくりと丁寧に成熟させていきたいテーマではないでしょうか。
そんな実例を出し合いながら、いろいろな角度から共に研鑽していきましょう。

実顕地研鑽部