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令和、新時代の幕開け


令和、新時代への幕開け

 

「全員一致」と「一人で決める」

一致とは?決めるとは?

 

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年間テーマ

○令和、新時代への幕開け

 

10月度テーマ

〇「全員一致」と「一人で決める」

〇一致とは?決めるとは?

 

・「みんなに伝えなければ」と思う、その中身は何だろう。

・「知っておかなければ」と思う、その中身は何だろう。

・今LINEグループに送ろうとする内容は、本当にみんなに伝えなければならないことか。

・ヤマギシズムでの「情報の共有」って何だろう。

・「みんなで考えよう、決めよう」と言う前に、考えることはないか。

・「私たちで決めてしまおう」と言う前に、考えることはないか。

実顕地で物事が進んでいくとき、特に新しい動きが始まるとき、

必ずしも職場や担当者の描く通りに進むとは限らない。

時には知らない間に進んでいくこともある。

「そのことに反対ではないけど、やる前に一声かけてほしかった。自分も考えていることがあるのに・・」

さて、一致とは何だろう。

最近の話題から・・・

ロビーでのコンサートの案内をより多くの人に伝えるために、愛和館でお知らせしたい。食の人に聞いたら「いいよ」と言ってくれた。「決めた!」早速掲示してみた。

礼服を見直していきたい。衣生活部で管理してきたが、個人持ちにしてそれぞれで管理していくのはどうか?思うことや、意見・考えは次々出てくるけれど、さて「全員一致とは?」「決めるとは?」このことを通して、そんなところも探っていきたいけれどなかなか言い出せないな・・

お風呂のバスタオルや、供給棚などのあれこれが話題になることも多いけれど、どちらでもいいかなと思うことがよくある。実際の場面では事柄はどちらでもよいことだったり、どちらでもやれるお互いだったりする。そんな中で私たちがやっていきたいことは?反対に職場として「こうしたい」とあっても、全体から見て「こうしよう」となった時はどうだろう?

研鑽学校で職場配置を考えた時、一回は決めたがもう一度考えることに。その時の感じが研鑽している、という実感。再び決め直すことになったが、それもまた研鑽になっていく手応え。「こんなふうにやっていけたら、日々の職場で難しいなと思っていることも解けていくのでは」と一条の光。

毎日の暮らしの中でもいろいろな例があるのではないでしょうか。

仲良し菜園でさつま芋を担当している人は、みんなに楽しんでもらうために。やり易いように。と一人で早くからつるを刈りなどをして準備万端の受け入れをしていたそうです。「つる刈りからみんなでやってみたい」との声に「そんなことをして予定通り進まなかったら困る」と始めはとても考えられなかったそうですが、そんな気持ちを研鑽会で出す中で、それでやってみよう。終わらなくてもどうなったとしても、またそこから一緒にやっ
てみよう、と気持ちが解けていったそうです。

また栗むきを担当している人は、何年もやってきて「一番は栗に合わすこと、そのためにはこのやり方が最善」としてきたことを、他の意見が出てきた時に思う存分力説してみたが、何度か出すうちにみんなの言う方法でやってみよう。となったとたん軽やかになったそうです。

一致とは何か、を探る手がかりとなりそうです。こういった日常些細なことに見えるなかにこそ、村づくりの根幹と云えるものがあるではないでしょうか。そんなあたりを日々の研鑽で共に探り当て、見出していきたいです。

実顕地研鑽部