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養豚場で楽しもう!


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ある研鑽会で東部養豚部の人が「職場全員でみかん狩りへ行きたいが無理やろうな?」というのを聞いた時「ほんまに無理やろか?」と思い、住生活部の出発研で聞いてみた。
「養豚部の人が全員でみかん狩りに行きたいらしいけど、住生活のメンバーが養豚部に行って作業をすることで、養豚部のみかん狩りが実現できると思うねんけどどうやろか?」しばらくはみんな黙っていたが「彼らと同じことはできないが工夫したら送り出せるかもね?」というやる気スイッチが入ったような感じ。
実はちょっと前に「住生活のメンバーも全員でみかん狩りに行こうよ、という人がいて、全員がそれに乗ってみかん狩りに行って楽しかったこともあり、養豚部の人たちの願いも是非実現したらいいのにと思ったのかもね。
住生活のメンバーは僕以外は養豚作業の経験がない人ばかり。また男性は平成年齢が75歳を超えている「後期高齢者」にもかかわらず、やる気になっている。それと70歳過ぎの女性2人も。


それでみんなで前日、豚舎見学に行った。餌やりはどんなふうにやるのか?どこにやるのか?餌が切れたらどうするのか?など次々に質問していた。面白かったのは「豚がいない所も餌をやるの?」(爆笑)。
知らないということはそういうことなんやなあと実感した。
その見学でなんとなく描けたのか全員?若干興奮気味に帰っていった。


さて当日みんな作業着に着替えて養豚部の拠り所に集まって出発研をやった。ある人は餌やりと糞出し、ある人は通路美化と部屋の洗い、ある人は分娩舎の糞出しと美化、ある人は妊豚舎の美化。午後は設備部品の購入、トラックの洗い、残りの人で。離乳舎の防寒パネルの取り付けなど。
振り返れば予定していた以上の作業をやっていた。よくやったよなあ。ブラボー❗️翌日、皆さん元気に職場に来ていた。
思えば養豚部の皆さん、よくぞ任してくれましたね。これからの後期高齢者の活躍が楽しみになってきました。

春日山実顕地  橋口利明
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コメント

  • 中垣光弘(春日山実顕地)

    だれかが、「行きたい!」
    と、声を上げ、そこの職場で、
    そのひとが送り出される。
    送り出される側も、送り出す側も、
    了解しあってそうなる。
    けれど、今回の養豚部で、
    みかん狩りに行くって、発想は、
    自分自身の中でも、
    なかなか持てなかったなあ!
    それぐらい、職場そのものが送り出されるって、
    すごいことなんだよなあ。
    それには、他職場が組み合わさって、そうなっていったこと。
    なんと、おもしろくて、心踊る出来事なんだよなあ。
    養豚部も、住居部も、それぞれ味わいながら、
    過ごすことが出来たこと、
    今でも心に残っています。