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オーストラリアサイクロン通過、その後2


cyclone yasi

カテゴリー5、オーストラリア史上最大のサイクロンがInnisfail、 Missionbeach, tally, cardwell を巻き込んで、通過したのは2月2日の夜12:00~1:00頃でした。

5年前のラリー(イニスフェイル直撃、カテゴリー5)の経験があったのと、2日前よりテレビ、ラジオ、で避難の放送があったので、鶏舎関係はかなり補強したかいがあり、天窓、機械倉庫の扉は被害無く、無事でしたが、やはり、カーテン、雨樋、ハウスなどは飛ばされました。

それと、停電が10日間(ラリーの時は3週間)あり、今回はアコモデーションの方に愛和館を移し、ローソクの明かりのもと、夕食をみんなで楽しんだのがよかったです。

いつもは30分くらいで終える食事が、今回は3時間くらい食後も楽しみました。

そんな中、3日に行く予定だったタウンズビル供給を目指したのですが、途中、道が寸断されて行けず、帰って来たのですが、その途中のタリーの町の被害の凄まじさになんとか自分の所は置いてでも、タリーの人に何か手を差し伸ばしたい想いから、みんなに卵配りを提案。

Happy Egg

みんなもすぐに乗ってくれ、翌日、卵を持って雨の中、屋根も無い家を訪ねると、大変喜んでもらいました。

その他にも停電して「電気」が無い事で、これは必要なのかと考えるようになりました。
食事もプレート一枚ですませたので、洗う手間もなく、その分みんなで話せたし、トランプをしたりして、遊びました。

月に一日電気の無い日を決めてやってみようとの話も、出て来ています。

(オーストラリア実顕地 久保田康伸)

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コメント

  • 筒井和枝(春日山)

    サイクロン通過その2を読みました。オーストラリアともなると、けたちがいに大きいのですね。しかしもっとスゴイのは、自分家より被害大きい所へすぐに卵を配る心です。台風も大きいが、心も大きいですね・・さすが康伸さん! 
     もう一つは、停電なら停電を楽しむ余裕です。確かに電気が無くて暗ければ、やれない事も沢山、そしたらトランプとかそれを上手く活かして遊びに変えるとは・・。確かに、子どもの頃は停電もまた新鮮で面白かったものです。しかし、大人になり、それも老いて来た今は「困った、こまった」しか出てこないのではと思いました。
     ところで、鈴木夫妻は元気で少し慣れてきて、今こそオーストラリアの日日を、満喫していられるのではと、想像しています。時々部屋の前を通ると、もう2ヶ月になるなあと思います。宜しくお伝え下さいね。