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私がこだわっているもの

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◯11月度テーマ

私がこだわっているもの

 

ミカン収穫やリンゴ収穫の便りが聞かれる季節となりました。
豊里では今まで使っていたロビーから、旧村人窓口あとの村のまん中へ新ロビーとして移転し、保育園や学校から帰ってきた子ども達や、その子ども達を見守る老蘇さん達もたくさん寄ってきて賑やかになってきたそうです。

ある実顕地では、身の回りのものを見直して「放す 活かす断捨離」というテーマでフリーマーケットを開催しました。周りの人から見たらどうでもよく見えることでも、その人から見たら真剣で、若い時から使っていた道具は使えなくなっても捨てられない話や、「私はもう使うことはないけどみんなの中に出しても誰も使ってくれなかったら残念に思う」など、期間中は自分の中でこだわっているものの話があちらこちらで聞かれました。

突然宿舎を移って下さいと言われました。とっさに出てきたことは、嫌だ、変わりたくない。長年住んでいたこの部屋は思い入れがあるし、近くの住人とも仲良くしてきたし、引っ越しも面倒くさい。何で移らなければならないのか?その後悶々としていましたが、ある時、ふっと変わってみようと思えました。そうなると部屋にあるものを見直していこうと前向きになって、部屋にあった多くのものを処分することもでき、部屋も気持もスッキリしてきました。部屋を移りたくなかった気持ちは何だったのかなと考えられるようにもなってきました。

最近職場を変わる人が多いなあと思っていたら、まさか自分にも変わってみたらどうですかと声がかかりました。ずっと同じ職場でやっているし、今の職場の人たちも好きだし雰囲気も最高で変わることは一切頭にありませんでした。仕事がスムーズにやれるように考えて段取りしてきた私の役割にもやりがいを感じていたし、変わった方が良い理由が見当たりませんでした。先月のテーマ解説の一節「どこまでいっても食の立場からしか聞けないし見れないとしたら、どう一緒に考え共にやっていけるのか」が研鑚会で印象に残り、私から見ていることと周りから見ていることは違うものというのが新鮮に感じられ、今回職場を変わってみようと思えることが出来ました。

こだわっているものは、周りからは見えやすいこともありますが、意外と当の本人は気付いていないこともありそうです。自分のこだわっていたものに気がつくことで次へと進み、新しい世界が見えてくるようです。
具体例を出し合いながら共に研鑽していきましょう。

実顕地研鑽部
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コメント

  • 麻野幸子(豊里実顕地)

    私の特講の怒り研の実例、「やっぱり、母が間違っている。」と、普段はすっかり忘れているのだけど、フッと浮かんでくる時があった。
    これも今月のテーマのこだわりかな?と思っていたところに、佐川さんのブログ「出発点に立つ」を読んだり、御所野さんが「私のない私になる」と言ったことなどが重なった。
    ア~、私、言い張っているなぁ~と思った瞬間、やっと、私にピントが合った。これが正しいと私の考えを振り回して、暴れていた!
    「残れますか」は特講の1年後の研鑽学校で抜けれたけど、「怒り研」はなんと36年。
    「わたしのカバン」は未だかも・・・楽しみになってきた。

  • 麻野幸子(豊里実顕地)

    私のこだわっているもの、次、次、出てくる!
    お金を使うことに抵抗感がある、それだけの価値があるのかとか、間に合わすことは出来ないかとか、分からないことをごちゃゴチャ。
    せっかくの買い物を存分に楽しめていない。
    洋平にそう言ったら、即!
    「うん、だから、あんまりほしいって言わないようにしてるんだ。」
    ありゃ~、窮屈な思いをさせているかも。なんとかしたいなぁ。
    さて、私のなかに、どんなこだわりにあるのか?

  • 麻野幸子(豊里実顕地)

    私がこだわっているもの、次!
    鹿野さんの畑のさつま芋の初収穫、建設部に持ってきた。
    私、ちょっと迷惑、料理やお菓子づくり苦手。でも、嬉しそうに芋を手にしているのを見ると、活かしたい気持ちがふつふつ。
    レシピを見ながら奮闘、でも、「うまいかなぁ~下手だから、何って言われるかなぁ」と洋平に言った。
    即、「そんなに自分を下げなくていいよ。」と一言。
    母の背中がピン、周りを気にする私がとんでいった。
    スイートポテト 美味しかった。

  • 麻野幸子(豊里実顕地)

    昨夕の金曜日の村づくり研から。
    「男のひとが自分用の農機具を使いたいという気持ち分かるかも、私はミシン」と言うのを聞いた。
    そうだ!「私用のミシン」があった。
    こだわっていることすら忘れていたけど・・・貸してほしいといわれたら、そうとう悩むなぁ。
    せっせと、お小遣いを貯めて買ったものだし、他のひとがどんな風に使うかわからないし、時間ができた時、サッと調子よく使えることが一番。
    誰のモノでもないとかちらつくけど・・・貸すのはイヤ! せいぜい、妥協して、機械につよそうに見える人だけ!
    でも、もっと性能のいいミシンが使えたら軽く手放すなぁ~何かミシンだけに見えてきた。