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今年こそ、アレ(A.R.E.)


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どちらでもよいことをどこに合わせていくのか

印刷⇨6年5月テーマ

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今年こそ、アレ(A.R.E.)

◯ 5月度テーマ

どちらでもよいことをどこに合わせていくのか

「美里の鶏舎に入雛」という村ネットに投稿された写真を見て驚いたという意見が聞かれました。中雛寝枠がない、餌箱がない、一つの部屋がとても大きい、玄米をあげていない、箱からヒヨコを一度に出していたなど、、、養鶏を以前にやっていた人たちにとっては考えられないほどのことのようでした。「ヤマギシ養鶏」ではないという人もいました。一方で、世の中も養鶏も日々進化しているなかで、70年前の方法に固執し続けているのでは、という声も聞かれます。

水沢地区の人から様子が届いています。

「養鶏のヒヨコ育成農場が船南実顕地から美里実顕地へと移りました。4月5日に第一回の入雛が無事終わったところですが、美里で育成をやるにあたっては1月から何度か養鶏部メンバーで集まり検討してきました。大きなテーマとしては、肉鶏を飼っていた鶏舎のため構造が大きく違うこと。エサは自動給餌で、部屋も大部屋しかなく、止まり木や寝枠もありません。そういう環境でどう育成をやるかがテーマでしたが、その場所でどうやって今まで通りやるかではなく、どうやったらその鶏舎を活かして育成できるか、そこがポイントだと思いました。これから、今までにはない様々な問題が出てくると思いますが、それもまたメンバーで寄りながら次へ繋げていきたいです」

 

豊里では新豚舎建設が進んでいます。豚舎の打ち合わせで、妊豚舎の餌の設備について餌の業者の人と話していたときのこと。今まで妊豚舎では2種類の餌を使っていて、新豚舎でも同じように2種類の餌の設備を考えていたら、その業者の人が「いや、妊豚には餌は1種類でいいよ」と言ってきた。そうするものだと思ってあまり考えていなかったところに違った考え方を出されて、「えっ」となった感じが面白かった。

ただ、一般的なやり方や業者の考え方を知る一方で、今まで自分たちがやってきたやり方にも考え方や経験がある。これからどうするかを考えるとき、いろいろな観方や考え方がある中で、どこに合わせていったらいいんだろう。

 

日々の暮らしや職場の中で感じることを、いろいろな意見がある中でどう考えていったらいいんだろう、という場面も多くあるでしょう。本来どちらでも良いことなのに、どちらかに固執しているようなことも多々あるようです。「どこに合わせていくのか」ということに焦点を当て、事柄や自分の内面も探ってみるのはどうでしょうか。

 

今年も南紀御浜の甘夏収穫があり、六川、北条、三重県地区実顕地から70人を越える人が寄りました。10年ぶり、20年ぶりに再会できた人もいたようで、収穫後のバーベキューではあちらこちらで話に花が咲き、顔を合わせることの大切さも感じました。

 

大潟実顕地では、代かき、そして田植え交流が始まります。

 

農繁期を迎え、動き合っていきたいです。

実顕地研鑽部
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コメント

  • 佐々木久江 豊里G

    今朝、昨日の人から おはようと声かけられた
    おはようございますと返す
    なんか嬉しかった テーマを考えるようになって
    毎朝(2日間)会っているのも凄い!って思う
    トキメク人ではないのですが🤭自分の内面をみるのに
    わかりやすかった

  • 佐々木久江 豊里G

    今朝いつもこちらから挨拶しても無言のひと、その人とたまたま会った
    自分からおはようと声かけて何かしら話しをした
    なんだりかんだり話していくと自分のなかでとけていくものがあった
    固執とは自分の意見や自説を主張してゆずらないこと(意味)
    挨拶だけの問題ではなかったようだ
    ほんとはその人と話しがしたかったのに自分の思いに
    合わせて止めていたようだ
    ささいなことだが次にすすんでいくみちを探っていこう

  • 佐々木久江 豊里G

    朝会う人で私がおはようございますと言ってもその人は無言
    何回か言ったけどそんな感じなので言うのをやめた
    挨拶は中1の部活で先輩に必ず言うといったキマリ?
    があった 高校になってさらに部活の挨拶はきびしいものとなった
    会ったら必ずその人に向かって上体も傾け言うのだ
    そんなことが今になっても 「私が言っても」 に繋がっている
    んかなあ?
    どちらかに固執しているようなこと とあるが
    自分で固執していると自覚するのはけっこう難しいかも
    人のことは簡単に固執してるんじゃねぇって思ったりする🤭
    このへんがポイントかも

  • 麻野幸子(豊里実顕地)

    ピンクのバラの小花を一面に浮かばせたガラス鉢が和楽の玄関に置かれてあった。 その愛らしさと軽やかさにほ~と感動!
    聞けば、剪定後の花を活かしたいと飾ってくれたそうだ。
    そのこころが嬉しい。と同時に、自由だなぁ~と羨望のようなものが湧いていた。
    同じような思いをした人がいて、和楽や愛和館のお花はこんな風とキメたものがあったと気がついたと。
    私の羨望のような思いも「どちらでもよいこと」ではなく、「こうあるべき」という線を持っているあたりかららしい。