毎日、鳴子から鹿妻まで車で２時間近くかかりますが…通いの車の中は、メニューや 段取りや、あれやこれやと話は尽きず…え・もう着くの！？という感じです。

今日は、いつも朝からエンジン全開の浜川由紀子さんがいなくて…静かでした！！ 鳴子に残って、明後日の山菜散らしのための、わらびや蕗や木の芽を摘んで下準備です。いつも来てくれるお母さんたちも、由紀子さんがいないだけで「なんか静かやねぇ〜」と寂しそうでした。（一番寂しかったの私でしたが…）

　いつも楽しい？というか面白い！！ほっとする空気をつくってくれてたんだなぁ〜と改めて実感しましたが… 節ちゃんは、調理に専念したせいか口数も少な目で、とにかく今日は静かな一日でした。

　先週の土曜日に、やっと牛乳を用意しました。… りんちゃんが”昔飲んだ牛乳の味がする〜美味しい！！と大絶賛。座って食べてる人に、すすめてくれてます。金山寺味噌も高菜漬けも梅干しも、「美味しい。美味しい」と人気です！！

今日は、地元の方から仙台味噌を頂いたので、早速その味噌で味噌汁を作りました。味を見てもらったよし子ちゃんが「あ〜美味し〜。ちょうどの味や！！」と喜んでくれました。いつにも増して美味しい味噌汁が出来ました。小松菜の煮浸しも、鹿妻食堂では、”菜っ葉の煮付け”です。

　明日は、兵庫県の揖保の糸で冷やし素麺です。男の人も一緒になって、素麺をゆがいてみて、量はどうか？麺つゆの味や薬味のことまで、一緒に考えてくれました。頼もしいです！？

　こんな感じの鹿妻食堂で、楽しくやらせてもらっています。

　今日の炊き出しスタッフには８人、入ってくれました。おかげで、魚菜は終わってしまい、ダンボールの片づけや、洗い物、メニュー板を書いたり、テーブルセット、手渡しの流れを描いたり、と今まで以上にスタッフで作って進んでいます。

　私はなんとなく「実顕地でやってきた仲良しの心がもたらすことが何かあるんじゃないか」と思ってきましたが、今日やってみて、そういうことよりも「人って本来寄りたい。女はしゃべりたい！」と考えが変わりました。

　雄物川実顕地から鉢植えの花を贈ってもらい飾っています。今日一緒にスタッフをしたキューちゃんが「今日真面目に働いたから、この鉢植えくれねぇか。花みんな津波に持って行かれで、何もなぐなっぢまっだがらなぁ」って声かけてくれて家に持って行くのに、えりが、運びました。

　えりは家にあげてもらってお茶をご馳走になりました。家には、炊き出しには来ないでキューちゃんにご飯を運んでもらっているご主人がいました。キューちゃんは「お父さん、炊き出しに食べにいこうよ。みんなでご飯食べると楽しいよ。炊き出しに行くとこんなにかわいい子に会えるんだよ」とおすすめしています。キューちゃん宅はこの辺では珍しく早期にお風呂を据え付けてもらえたそうで、私たちに「うちのお風呂に入りにおいで」と誘ってくれます。

　他にも、今日スタッフをした昭子さんと小林さんは「また、入るって書いといたがらなぁ」と言って帰って行きました。