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日韓青少年楽園村(8/1~11)、韓国へ出発!


2010夏中楽in豊里

2010夏中楽in豊里

 明日(8/1)、日韓青少年楽園村に参加する参加者14人(中3~高1、男8人・女6人)とスタッフ3人が韓国実顕地へ向かって出発します。(池内秀樹さんは、7月25日から一足先に韓国に行っています。)

 3年前の夏と去年の夏には韓国の中高生たちが日本にやって来て、共に楽園村をつくりましたが、日本からの参加は初めてです。

 今回は特に、もっと生の韓国が味わえるように、旅程に拘りましたので、ここでも紹介したいと思います。

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 明日午後3時過ぎ、大阪国際フェリーターミナルからフェリーに乗り、船は19時間かけて釜山へ、翌日午前10時に韓国の釜山(プサン)港に着きます。そこからまたKTX(韓国の新幹線)に乗って水原(スウォン)へ、水原から実顕地までは路線バスで行きます。実顕地到着予想時刻は午後6時になります。

 次の日(8/3)から5泊6日で韓国の中高生18人と一緒に楽園村スタート。9日は一日ソウルを見て廻る予定です。

 帰り(8/10)もフェリーを利用します。往路と同じく水原から釜山までは電車で、釜山を少し見回ったあと、夕方6時、今度は下関へ向かう関釜フェリーに乗ります。下関に着くのは翌朝の8時。そこからは電車(新幹線)で新大阪まで行って、解散となります。

 この企画の決定的なきっかけになったのは、去年、夏の楽園村の閉村式で、秀樹さんが突然「来年は、日本の子ども達を連れて韓国で楽園村をやります」と宣言したことでした。「事前に相談もなく、そんな発言をしてしまっていいのかな?」正直戸惑ったのですが、自分も以前からやりたいと思っていたことだったので、すぐその話に乗りました。

 韓国実顕地に相談したら、「やりたいね。なんとかしましょう」とすぐ乗ってくれたのですが、昨年11月、韓国で口蹄疫が広がったり、今年3月の東日本大震災が起きたり、予期せぬ出来事が相次ぎました。また、事の進め方も未熟で、このことをどう実顕地の中に出したらいいのか、どこで検討してもらったらいいのか、右往左往する場面もありました。特に震災後は「こんな時期に子どもを海外に送るのは贅沢ではないか」という意見が親の中から出たりして、自分たちも立ち止まって考え直してみる場面もありました。

 「やめた方がいいかな・・・」と思いましたが、「でも、やっぱり子ども達と一緒に韓国で楽園村をやりたいな~」とも思いました。確かにわざわざ韓国まで行って楽園村をやらなくても良いことであって、それは贅沢と云われることですが、自分の中にはかつて(もう20年以上前のことですが・・・)自分自身が同じ年代の頃、韓国から日本の楽園村・学園に来て味わったものを今の子ども達にも味わってほしいという願いがありました。

2010夏中楽in豊里−村の野外食

2010夏中楽in豊里−村の野外食

 大人になってからの体験とは違って、中学から高校までの年代は、日頃とは違う環境や自分の考えと違う人のことを、理屈無しで受け入れ、溶け込んでいける時期だと思います。それを子ども達も味わってみてほしいと思いました。だからといって、たいそうらしく言うことでもないし、純粋にその思いを出して進めてみようと・・・

 それから、実顕地の人達や参加対象の親たちと研鑽会を重ねながら、互いに共感していく中で、今回の日韓青少年楽園村が開催されることになりました。

 何かとびきり楽しい楽園村になりそうな予感がして、わくわくしています。

 同時に、何よりもみんなが安全に、元気に帰って来れるようにすることであると気が引き締まる思いもあります。

 楽しい報告を待っていてください。
 では、いってきます!

【豊里実顕地 尹誠浚】