日韓青少年楽園村(8/1~11)、韓国へ出発!
明日(8/1)、日韓青少年楽園村に参加する参加者14人(中3~高1、男8人・女6人)とスタッフ3人が韓国実顕地へ向かって出発します。(池内秀樹さんは、7月25日から一足先に韓国に行っています。)
3年前の夏と去年の夏には韓国の中高生たちが日本にやって来て、共に楽園村をつくりましたが、日本からの参加は初めてです。
今回は特に、もっと生の韓国が味わえるように、旅程に拘りましたので、ここでも紹介したいと思います。
明日午後3時過ぎ、大阪国際フェリーターミナルからフェリーに乗り、船は19時間かけて釜山へ、翌日午前10時に韓国の釜山(プサン)港に着きます。そこからまたKTX(韓国の新幹線)に乗って水原(スウォン)へ、水原から実顕地までは路線バスで行きます。実顕地到着予想時刻は午後6時になります。
次の日(8/3)から5泊6日で韓国の中高生18人と一緒に楽園村スタート。9日は一日ソウルを見て廻る予定です。
帰り(8/10)もフェリーを利用します。往路と同じく水原から釜山までは電車で、釜山を少し見回ったあと、夕方6時、今度は下関へ向かう関釜フェリーに乗ります。下関に着くのは翌朝の8時。そこからは電車(新幹線)で新大阪まで行って、解散となります。
この企画の決定的なきっかけになったのは、去年、夏の楽園村の閉村式で、秀樹さんが突然「来年は、日本の子ども達を連れて韓国で楽園村をやります」と宣言したことでした。「事前に相談もなく、そんな発言をしてしまっていいのかな?」正直戸惑ったのですが、自分も以前からやりたいと思っていたことだったので、すぐその話に乗りました。
韓国実顕地に相談したら、「やりたいね。なんとかしましょう」とすぐ乗ってくれたのですが、昨年11月、韓国で口蹄疫が広がったり、今年3月の東日本大震災が起きたり、予期せぬ出来事が相次ぎました。また、事の進め方も未熟で、このことをどう実顕地の中に出したらいいのか、どこで検討してもらったらいいのか、右往左往する場面もありました。特に震災後は「こんな時期に子どもを海外に送るのは贅沢ではないか」という意見が親の中から出たりして、自分たちも立ち止まって考え直してみる場面もありました。
「やめた方がいいかな・・・」と思いましたが、「でも、やっぱり子ども達と一緒に韓国で楽園村をやりたいな~」とも思いました。確かにわざわざ韓国まで行って楽園村をやらなくても良いことであって、それは贅沢と云われることですが、自分の中にはかつて(もう20年以上前のことですが・・・)自分自身が同じ年代の頃、韓国から日本の楽園村・学園に来て味わったものを今の子ども達にも味わってほしいという願いがありました。
大人になってからの体験とは違って、中学から高校までの年代は、日頃とは違う環境や自分の考えと違う人のことを、理屈無しで受け入れ、溶け込んでいける時期だと思います。それを子ども達も味わってみてほしいと思いました。だからといって、たいそうらしく言うことでもないし、純粋にその思いを出して進めてみようと・・・
それから、実顕地の人達や参加対象の親たちと研鑽会を重ねながら、互いに共感していく中で、今回の日韓青少年楽園村が開催されることになりました。
何かとびきり楽しい楽園村になりそうな予感がして、わくわくしています。
同時に、何よりもみんなが安全に、元気に帰って来れるようにすることであると気が引き締まる思いもあります。
楽しい報告を待っていてください。
では、いってきます!
【豊里実顕地 尹誠浚】
- このフェリーで釜山へ
- 先ず明石大橋を通って
- フェリーの食事も楽しみです
- 夕方には美しい瀬戸内海の景色を見れるかな?
- 釜山の港
- 水原(スウォン)駅
- 水原駅からは路線バスで行きます
- 韓国実顕地
- ソウルのキョンボックンにも行く予定
- 光化門の夜景
- 7月初旬から毎週ソウルで青年会員が集まって準備研をやっています
- 帰りは関釜フェリーで下関へ
- お楽しみの釜山式冷麺
- 釜山の夜景
- 帰りには釜山の夜景を
今日(8月6日)は、今回の楽園村ならではの企画として用意して来た、世界遺産「水原華城」探訪でした。
前夜からプレゼンテーションを通して全般的な情報を得た上で、韓国・日本の子たち合同チームで自ら企画して、全旅程路線バスを使いました。もちろん各チームの中には安全面を見るためにスタッフが2人ずつ入っていましたが、予想以上に子供たちは自分たちの力でどんどん進めていて、言葉の通じない筈の子供たち同士で話し合っていく様子がとても面白かったです。
それぞれのチームに与えられたミッションをこなしながら、市場でトッポッキやトクを買って食べたり、弓矢の体験をしたり・・・思いっ切り楽しんでいました。夜の報告会で、ある韓国の子が「華城には一度行ってみたかったけど、家族で来ても面白くなさそうだった。でも、今回日本の友達と見て回れてとても楽しかった」と言っていて「なるほど!」と思いました。
今回の楽園村の企画は、ジェホ君とハンギョル君を筆頭に青年会員たちがやってくれています。いろいろと不備なところもあったりしますが、思い切り進めていく姿がとても清々しく感じられます。夕方の風呂で秀樹さんと二人で「俺たちはこれまでの失敗経験などを思い出して、なかなか思い切り動けなくなっていないかな?」と少し反省しました。
いよいよ今回の楽園村も終盤になって来ました。最後まで元気にやっていけるようにしたいです。
今日全員元気で帰って来ました。
アウェイでやってみるといろいろ発見があると思いました。
小さいところでは、韓国のトウモロコシはモチモチです。
大きいのは、中高生の子達は、とても楽しんで見違えるほど、生長しました。
生まれて一番楽しかったかもしれねえ。
と言った子がいました。
僕もそうでした。
無事に着いて良かったですね。実顕地からは10日の朝、出発しましたが船に乗って日本に着くまで無事にと心から祈っていました。
秀樹さんの子供2人も元気にしていますか。カズヤ、サエちゃんあいたいですね。
韓国での4日目。
午前は昨日の引き続きで職場体験でした。
キムチ作りは今日はオイ・ソバギ(キュウリのキムチ)で、ニラをたっぷり入れた美味しいキムチができました。キルティングをやっているチームは、とても真剣な雰囲気で、各自の作品に集中していました。
男の子たちの鶏糞収穫チームも、汗だくになりながら「今日は二部屋分やり切る!」というハンギョル君たちの声かけに「イぇ!(はい)」と張り切っています。
午後は、男たちは炎天下、近隣の公園のグラウンドでサッカーやバスケットボールを思いっきりやって、女の子たちは韓服(韓国の伝統衣装)を着て写真を撮ったり、五味茶という飲料を作ったりと対照的なプログラムでした。(日本の女の子たちは、私たちもスポーツやりたかった〜と若干不満な様子ですが・・・)
しかし、更に盛り上がってしまって、僕と秀樹さんの「盛り下げ計画」は成り立たない話になってしまいました。どうなることやら・・・安全・健康面だけはしっかり見ていきたいと思います。
積極的な日本の子なんて、いいですね~。
盛り下げる必要なんてないない!いけるとこまでいっちゃって~。
楽しくやってる様子が伝わってきてなんだか嬉しいです。
韓国での3日目。
午前は職場体験でした。男たちは養鶏部で鶏糞収穫(出し)、女の子たちはキムチ作りとキルティングに分かれました。
「鶏糞出しなんてどの位やるのかな」と思っていましたが、黙々とやっている姿にさすが男の子たちだなと思いました。
キムチ作りチームは、奇淑香さんに受け入れてもらって、当日食べるための浅漬白菜キムチを作りました。途中で何回か味見もしながら、楽しくやっていたら、これまでキムチがあまり好きじゃなかった鈴ちゃんも「おいしい!」と喜んでいました。
午後は、「遊び」の企画で、韓国の「サゴリパン」というゲームと日本の「王様ゲーム」を二手に分かれて交互にやりました。
言葉が通じないことなんて気にすることなく、みんな本当によく遊びました。
夜の集いのゲームコーナーまで含めると、一日中動き回っているし、すごく楽しそうで、「楽園村二日目でこんなに盛り上がってしまっていいのか?」秀樹さんと僕はちょっと悩んでしまう次第です。
もうちょっと盛り下げたほうがいいかな・・・?
日本から来た子達が、見違えるほど自分から創ろうという気持ちでやっています。これは、韓国楽園村マジックですな。
落ち着いてやっているようにも見えますので、今回は大丈夫でしょう。怪我させないようにちゃんと見ておきます。また何か書きます。
韓国での2日目。
午後から韓国の参加者18人がやって来て、いよいよ日韓青少年楽園村が始まりました。韓国の参加者の内、半数は初参加の子供たちですが、初日からすっかり親しくなってやっています。去年の日本での楽園村ではどちらかというと積極的な韓国の子たちが日本の子たちを巻き込んでいく感じでしたが、今年は日本の子たちが積極的にやっている感じがします。
まだ日本出発から3日目ですが、アウエーの環境がみんなを成長させているなーと思いました。どこまで成長していけるか私たちスタッフは見守っていくだけで、子供たち自らの力でどんどんやっていけそうです。
2日の夕方無事韓国実顕地に到着しました。
朝は前日より揺れがあり、船酔いをする子たちも出て来たりしましたが、みんな元気で、夕食で用意してもらった美味しい焼肉を一杯食べていました。
今日(3日)の午後から韓国の参加者たちもやって来て、5泊6日間の楽園村が始まります。
夏休みで1ヶ月生活体験に来ている若者たち(8月の特講受講予定)6人も含めて、実顕地全体が若い力が漲っている感じがします。
韓国語を喋るソンジュン君、子どもたちを宜しく頼みます。子どもたちを成長させる機会を創ってくれてありがとう。