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幸福の書(養鶏書)を読む


「必須条件」

 第18回養鶏法研さん会との交流をやってみて、必須条件にしている「×精神50」の存在を考えてみたいと思う。

養鶏書

山岸会養鶏法

 この「必須条件」ということは、これはこれなくてはいけませんよという枠組みである。勝手に変えられないのがこの要素である。近々免許の書き換えをするが、視力0.7が必須条件である。

 視力が弱り0.6の視力しかなくて、乱視矯正のレンズ交換をしたら0.8になり、なんとかいけそうという具合にその条件を満たしていく必要がある。
これは自分がその方が得策だとするものがあるからやれる。そうでなかったらやらない場合もある。

 この幸福の書(養鶏書)の必須条件は、養鶏書10ページの10行目にある。こういう観点は自分が参加した場合も軽く見過ごしている。「必須条件」ですと書かれていても、「ハイハイ読みました」となる。「いえ読みません」でもやれる。

 この辺がこの書からの、読み過ごしていきますか、それとも軽くいなしますか?読み手の皆さん!という呼び掛けでもある。そのように受け取っている。

 ここは素直に「はい、分かりました。会旨を必須条件にします。」このように解りのよい人になる。そうなってみると、長年、会旨というものの自分の中での位置付けが、ぼやけた存在だったと言わざるをえない。
 まあ大事なものであるとは思いつつ、念仏に近い存在ともいえる。それ以上にそんなんなのはもういいよという人もいるかもしれない。

(2011/03/02 豊里実顕地 吉田牧生)