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今年こそ、アレ(A.R.E.)


今年こそ、アレ(A.R.E.)

どちらでもよい人になる
そこから始まる世界がある

印刷⇨6年8月テーマ

◯年間テーマ

今年こそ、アレ(A.R.E.)

 
◯8月度テーマ

どちらでもよい人になる
そこから始まる世界がある

 

 

韓国では楽園村が始まっています。日本の実顕地の子ども達も参加するというので、日本にいるスタッフも混じってズーム会議したりして準備を楽しみました。
また、韓国実顕地では、今期から食生活がスタートしました。今までは担当が一人で職場とは言い難かったのですが、何人か食に入り研鑽会を持ったり食のことを考えたり、実際に入り合ったりしています。一人ひとりが、食のことをこんなに大事に思っていることに気づき、なかなか新鮮な気持ちです。
8月4日からは、会員研鑽学校が一志実顕地で、3日からは、モンゴルで特講が、7日からは豊里実顕地で子ども楽園村が始まり、賑やかな夏となりそうです。

 

毎年夕張のじゃがいも収穫交流に行っていて、今年も行きたいと思っていた。8月が近づいてきて、交流担当者から「夕張交流7名募集」と聞いた時、「あれ7名ってことは、自分が行くことでほんとは行きたいけど人数越えで行けない人が出るかもしれないってことか?」と思った。夕張には行きたいし、役に立ちたいとも思うけど、色んな人に交流を味わってもらいたいとも思い「今回は行かなくてもいい。もし募集人数が集まらないなら行くこともできます」と交流担当者に伝えた。どちらでもやれるなあと思った。

豊里建設部が旧野菜出荷場に移転して、そろそろ2ヶ月。使いながら、思い思いに寄せあって納まっていく様子が愉しいし、その人の人となりが、そのまま見えるようなのも嬉しい。6月1日の建設部移転を前にして、私は苛立っていた。とっくに引越して作業している人もいる中で、全然引越しモードに入らない人もいる。日常の仕事が立て込んで余裕がないのも分かるけど・・・あの時、「どちらでもよい」とは思えず「描いて、段取りよく一気に進めるのがよい」とこだわっていたなぁ~。「大まかに決まったら、あとは現場に立って思えてくるところを仕事の合間にやっている」と楽しそに、伸びやかな、軽やかな感じでやっている人もいる。

40本ある梨の木のうち10本位切って欲しいと言われた時、1個でも多くの梨を収穫しようとやってきて、みんなにそれなりに喜んでもらっていると思っていた自分の考えと、周囲の見方が違っていました。自分が楽しみに梨を作っているのに、他の人に何で減らせと言われなくてはならないのか、とても窮屈になり自由がないと感じてしまいました。自分一人でやっていて誰にも迷惑かけていないし「エッ、何を言っているのかな」と、聞いた瞬間はそのまま聞けず、切ってみようなんて全く思えませんでした。ある研鑚会で「一人でやっているように思っても、繋がりの中でやれている」という話がでて、そういえば、たくさんの人が袋掛けや摘果などに来てくれたり、選果や出荷に関わっていることに今更ながら気が付きました。切ることも出来ると思えるにはかなりの時間を要しました。梨を作る方からみれば、「たくさん良い梨を作りたい」だけなのに、周囲の人はいろいろな角度から検討してくれているんだと、切ってみることに腹が決まり、思いきって切ることが出来ました。昨年切ったことで梨の数も減ってちょうど良かったし、自分の梨園ではなくなったような感じがしています。今年はどんな梨の味になるか楽しみにしています。

「どちらでもよい人になる」というテーマを続けてくる中で、私、相手、誰々の、考えや方法を対としての「どちらでも」と言っているわけではなさそうだ、とおぼろげに見えてきました。
そこから始まる世界を共に見出していきたいです。

実顕地研鑽部