今年こそ、アレ(A.R.E.)
twitter name=”name”]
今年こそ、アレ(A.R.E.)
「何でも用意されている実顕地」とは?
印刷⇨ 6年10月テーマ
◯年間テーマ
今年こそ、アレ(A.R.E.)
◯10月度テーマ
「何でも用意されている実顕地」とは?
大潟実顕地での稲刈りは、雨続きで開始が遅れましたがその後順調に進んでいます。まもなく食卓に新米が届くころでしょうか。
豊里の展示場がしばらくお休みとなり、早く再開してくれないかなあという声をはじめ様々な声が届いています。「何かを買いに行く前に展示場へ見に行くと欲しかったものをよく見つけることができた」「何とか再開してもらえないか。と聞いて、その人が便利に使っていることはわかるけど、自分が使いたい以外のこととか考えないのかなあ」「1部屋の生活が2部屋の生活になったとき、すぐに2部屋に物が溢れいっぱいになった。まだ置ける場所があると、ものが増えていく傾向にあるのでは。置く場所がなくなれば、そのなかで考える。買い物にも頭を使う。制限が無いと考えなくなってしまう。今回展示場をお休みすることは置き場所がなくなるという意味で大賛成」
各地の暮らしの中から実例が寄せられてきています
先日のメニューは焼きそばで、大きな鉄板で焼く予定になってましたが、時間になっても焼き手が来ません。材料はあるので、食べる人で焼いてください。と声をかけましたが、みんな戸惑ってる感じ。仕方なくとりあえず、私がやり出したところ、ある人が、見てられないから、俺がやると言ってやってくれました。疲れてるんじゃなかったの?昔取った杵柄と、周りの人も言っていてむしろ嬉しそう。
夏のある日、生活館が一斉に停電してしばらくは回復しないとのことでした。トイレの水が流せないことが大変でした。そんななか発電機を備えてこんなことがないようにとか、電気がなくても水だけは出るようにして置いて欲しいなどの声もありましたが、ある人がどこからかバケツで水をくんでトイレの前に置いていくということをし始めました。
お風呂の設備が故障し、4日間お風呂は無しでお願いしますとのことでした。ちょうど夏の暑いときだったので、不満もでてきましたがシャワーで充分、洗面器一杯の水があったら何とかできるといって、翌日の出発研鑚会では賑やかでした。
豪雨で車が水没した時の脱出用ハンマーがあると知り、最近はどこで大雨になるか分からないし、全部の車に用意したらいいんじゃないかと思った。研鑽会でみんなの話をきいていると「あれ?ほんとに用意した方がいいのかな?」と思い始めた。
先月の解説にある
「長年の実顕地生活の中で、ヤマギシの暮らしはこういうもの、として習慣にしていること、手段や方法がいつの間にか目的にすり替わってしまっていることなど多くありそうです。みんなのことを思って用意していたはずが、大変になる気持ちが出てきたり、良かれと思って用意していることが逆さになっている場合もあったり、用意してもらって当たり前の中で、用意されていないと不満や求める気持ちが出てくる時もあるでしょう。何でも用意されている実顕地の中で、私達はどんなお互いになり合って、どんな暮らしを描いていくのでしょうか。」
今月もこのあたりの観点から引き続き研鑽していきたいです。
家具の修理をして、ちょっとだけペンキを塗りたかった。細い絵筆があればいい!前は展示場にあったのになぁ~、便利だったし、物が活かされるのになぁ~、買物に行かなければ・・・
その夜の村づくり研。資料の中の「自分が使いたい以外考えられないのかなぁ」の辺りを読んで思った。
私のちょこっとの便利に色んな人が動いて、広い場所も用意されるってことかな。
物を活かしているつもりでいたけど、果たしてそうだった?