今年こそ、アレ(A.R.E.)
今年こそ、アレ(A.R.E.)
すべてのことはどちらでもよいこと
どちらでもよい人になる
印刷⇨6年6月テーマ
◯年間テーマ
今年こそ、アレ(A.R.E.)
◯ 7月度テーマ
すべてのことはどちらでもよいこと
どちらでもよい人になる
別海牧草収穫に各地から12名が集まり、一番草収穫が進められました。出発研では夫々の人が送り出して貰った経緯等を出し合い、とにかく安全に作業を行っていこうとの思いが伝わってきました。
豊里では新豚舎が完成!!入豚前に村人に参観の案内が。ぜひ行きたいと思うが、何を観に行くか自分に問う。今までの飼い方や考え方を持って行くか、どう、おNEWに出来るか?
先月のテーマは各地でたくさんの実例が出てテーマで考えてみる機会が増えたようです。
ほとんどのことはどちらでもよいことと思えるけど、いくつか絶対に譲れないことがある。というところから絶対に譲れないこととはどんなことなのかを出し合ってみたのが面白かった。
愛和館に入るとき手を洗わない人、車にテイッシュを捨てる、車のオイルを見ない人、愛和館の厨房の作業にもんぺをはいてくる人・・・年をとっていくと経験が豊富になっていくせいか、譲れない気持が前面に出て頑固になっていくという話がでました。逆に年をとってくると、丸くなったという話もよく耳にします。人生経験も豊富な人が謙虚で穏やかで懐の広い人間でどんな人の話でもよく聞いてくれるという話もでました。
自分ではこれがよいと思っていたやり方があって、一度違うやり方でやってみたらと言われた時、全くそのことを受け入れることが出来なかったけど、成り行きで違うやり方でやってみることになったとき、意外とそのやり方が良くて驚いたことがあった。結果論として良かったかもしれないけれど、自分はどうあったら良いか気付かされたことがあった。
先日、唐揚げを厨房で揚げていた。最初に入ってきた人が「匂いがする、窓を開けてほしい」と言う。冷房中だったが、この人はにおいの気になる人と思い、一番上の窓を1ヶだけ開けた。唐揚げをしている人から「開けなくていい」という声。冷房して皆を迎えようとしている時になんでその人に合わせるのか?と。それもやや強い口調だった。どちらでもよいのではと呟いて、また閉める気にはなれなかった。こだわってるのは私?
野ざらしでとめてある職場のトラックがだいぶ傷んできているので、どこか屋根のある場所に変えようという話になった。
使ってない鶏舎の倉庫がちょうど良いと思い出したら、「そういう場所は目につきにくく管理も行き届かないから、もう少し人目につくところがいいんじゃないか」という意見があり、堆肥置場の一角に置くことにしようとなった。ところが後日、その打ち合わせに出てた他の人が「堆肥置場はホコリもすごいし少し遠いし、やっぱり養鶏のとこの方がいいと思う」と言ってきて「えー」と思った。もう決まったことなのに、それならあの場で言ってほしかった、と。自分は一度みんなで決めたことにかなりこだわっているのかもな、どこに置くかというより、決めたことを変えるということに反応している自分がいるんだなと思った。
今住んでいる家は、車椅子や歩行器を使っている人などもいて、その2階に引っ越した人が、玄関に毎日大きなスリッパを置いてあるのが気になった。その人に、そこにスリッパを置かないで、身体の弱い人が毎日通るからとさんざん理由を並べて言いました。さも正当な理由を伝えていたつもりでしたが、結局は自分が気に入らなくこだわっているようです。
「このテーマは自分には無理だ。自分はこだわっていることが多いから」そのこだわっているところを出し合っていくことが、次に繋がっていくような気がしています。「こだわっていること」と「強い意志」の違いを出し合っていくのも楽しい研鑚会になりました。「強い意志」を持っていても、人の話が聞ける人と、聞けない人がいる。「こだわっていない」というのはどういうことになるのでしょうか、、
今月も引き続き研鑽していきたいです。
建設部が旧野菜出荷場に移転して、そろそろ2ヶ月。
アレ、屋根の穴がふさがって、資材置き場になっている、更衣室に鏡がついた、拠り所に掃除機がきた。いつのまにか作業場ができている、アラ、あそこは物干しに。
使いながら、思い思いに寄せあって納まっていく様子が愉しいし、その人の人となりが、そのまま見えるようなのも嬉しい。
6月1日の建設部移転を前にして、私は苛っていた。
設備部の和泉さんはもうとっくに引っ越して作業しているのに、他の人は全然引っ越しモードに入らない。日常の仕事が立て込んで余裕がないのも分かるけど・・・
あの時、「どちらでもよい」などと思えず「描いて、段取りよく一気に進めるのがよい」とこだわっていたなぁ~。
今朝、『大まかに決まったら、あとは現場にたってみて思えてくるところを仕事の合間にやっている』と楽しそうに後藤さんが言っていた。そうだね~、と私。伸びやかな、軽やかな感じ。
新豚舎の現場には、防疫のこともあり、一度も行っていなかった。
完成と聞いて、参観が楽しみに。
最初、これからの修理などにかかわることもあるだろうと建設部だけ別枠でという設定。それが、直前、皆と一緒の参観と変更。
へ~?何だか気が抜けた感じがした。
はて? 私は何を観ようとしていたのか?
建設部が、自分が、と幅って乗り込もうとしていたと気が付くと、
ずっと前から新しい豚舎を描いて、形にしてきた人たちの心が顕わされた場に招いてもらうんだなぁ~と思った。
参観当日、迎えてくれた養豚部メンバーの誇らしげな、頼もしい笑顔がまぶしかった。
私は部屋番号のプレート作成で混ぜてもらいます。