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With(共にやる)


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豊里研鑽学校がもたらしたもの

一致ってどんな感じですか?

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◯年間テーマ
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◯3月度テーマ

豊里研鑽学校がもたらしたもの
一致ってどんな感じですか?

 

先月開催された豊里研鑽学校は、その様子が村ネットを通して発信され、また各実顕地から研学交流会へ参加することで、各地でも大きな話題となり、豊里実顕地のみならず、多くのものがもたらされました。
たくさん寄せられた投稿の中のほんの一部ですが、改めて紹介したいと思います。

「一致」ってどんな感じですか、を研鑽してきて、二つ目の「一致」に出会った。幸福感のような「一致」しか知らなかったのが、真の幸福と呼べるような「一致」があることに気がついた、って感じ。
今までは、いつ崩れるかしれない、意見の「一致」を追い求めてきた。が、永遠に変らない、何があってもバラバラにならない「一致」があると知った。真の幸福が誰のこころにもあるように、真の「一致」が私にも、だれのこころにもあるようだ。

あの引っかかった瞬間、私のなかには「一致」があった、と気がついた。どこか深い辺りにポッと灯が点った。悩ましい思いやスッキリした感じも後からついてくるだけ。

途中から事柄をどうするこうするの前に私の中に「一致」があると思えて来た。この期間中、苦手だなーと思う人がスーッと消えて来ているのを感じています。皆が近くに感じられるのはとても居心地が良いです。

今まで事柄で「一致」するとか「一致」した、「一致」させたなどと考えていることが私のパターンでした。研鑽していく中で、「一致」とは「自分の中にある」と出されたのを聴いた時、え~?どういう事?沢山考えた。そうだな~「一致」は、自分の中にあるそのもの、行為行動する前のそうしよう・やってみようという前の私の心の状態、言葉で表せないもの、こんな感じかな。

    意外と当たり前に使ってきた「一致」「一致点」、常識観念に流される事無く、過去の観念に流される事無く、今一度立ち止まって「ここではどういう事を言ってるのだろうか」丁寧に検べて行けたらいいな~と感じている自分がいました。

    早分かりしないで、色々な事例もあげて、一つひとつ丁寧に研鑽していきたいと感じている自分です。仲間の中にあった、誰の心の中にもあった、私の中にもあった「温もり、温たかさ」でした。言葉にならないもの、嬉しくて泣けて来そうなもの、心地良いもの、安心してくつろげるもの、、、これが、ヤマギシズムの根幹にあるものかな~。はじめて、固い扉は緩み開いたのです。

    一方で、もっと光を当てて考えてみたいテーマが浮き彫りになった研学でもありました。
    研学を延長すると聞いたときや食事時間をどうしようかという話になったとき、自分はこうしたいという気持ちと意見がいろいろ出て、それを全部尊重するってどんな感じか、自分も含めて一人一人の私意を尊重する、若干の寂しさを持ちながらもその人の行動を尊重する、そんな感じをやってみることはできた。でも、このグループとしてどうしようか、豊里ではどうするか、全体ではどうしたらいいか、そういうところの一致や共にやるというあたりはもっと考えられるのではないかという感じがします。
    また、自分一人が違う行動をするとき、誰かが違う行動をしているのを見たとき、自分は共にやろうとしてやっているという思いが自己満足で終わっていないか。どちらでもやれると自分に言い聞かせながら、やるやらないを先に決めてしまっていないか。
    「一致」「共にやる」ってどんな感じか、研鑚することと一体とのつながりをもっと調べていきたいです。今回の研学のテーマの大事さと、このテーマには続きがある、というのが垣間見えた豊里研鑽学校でした。

    今月7日からは、待ちに待った特別講習研鑽会が豊里実顕地で開催される予定です。全国から14名の参加者を迎え、どのような1週間を共につくっていけるのか楽しみです。

    実顕地研鑽部