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前進・飛躍の年


前進・飛躍の年

変化する実顕地の暮らしに思う

どう変化しても一つで

印刷 ⇒ 令和4年10月

◯年間テーマ
前進・飛躍の年

◯10月度テーマ
変化する実顕地の暮らしに思う
どう変化しても一つで

 
 
豊里実顕地では、8月中旬、新たに窓口部が発足し、三十数名の職場異動がありました。

 
・窓口部では、新体制になってから一人一人のやることが増えた。周りから見ると忙しそうだけど、職場研でそれを聞いてみたら「充実してます」と言っていた。新鮮な感じがした。

・今までは、職場のことをやっていたら村の動きに入るというところまではなかなか思えなかったけど、職場を変わってみて、これからはそういうのもやろうと思ったらやれるなと思って、すごく楽しみになってきた。

・飼育は苦手だと思って職場を変わりたいと提案を出したけど、人事からは別のところで飼育をやってほしいと言われた。「えっ」と思ったけど考えてほしいと言われて、いろいろな人と話をしながら考えてみた。そしたら、そこでもやれるなと思った。そう思ったら、なんで変わりたいと思ったのかがあやふやになった。今までの職場でもやれるんじゃないかと思えた。最終的には飼育ではない職場でやることになったけど、何でもやれるみたいな気持ちが見えた。

・他職場に変わる人の送り出しのときに、ある人が「この作業をするときは来てもらおうか」と言っていた。今までの自分はそういうのを聞くと「忙しいときは呼び戻すのか」と思ってたけど、今回はそういうのをあまり思わなかった。以前、他職場に人を送り出したとき、そのことで自分の腕が長くなって遠くまで届くように感じたことを思い出した。
誰はどの職場とはっきり区切ってしまうのではなく、いつでも行き来ができる、職場の垣根が低い感じがして面白かった。

 
村ネットにも紹介されていますが、春日山では70才以上の人で寄って研鑽会が持たれました。話題の中心は「これからの私達年代の実顕地の暮らし」だったそうで、「変化する実顕地の暮らし」のテーマへと繋がっていったそうです。

 
コロナ対策の関連から、職場の出発研や各種研鑽会を一定期間無しにした実顕地もありました。無しでやってみて感じたことはそれぞれにあるのでしょうが、この機会になぜ研鑽会を開くのか、そこへ足を運ぼうとしているのか、見直してみるきっかけにもなることでしょう。
研鑽会がなくても、暮らしや職場は日々営まれ、人との距離が離れていくわけでもない。それでも、休憩と称し、どこからともなく寄ってきたり、寄っていきたい自分を再発見したりという場面もありました。
ヤマギシ会発足以来「研鑽会は生命線」と表現されるように、研鑽会に重きを置いてきた考え方や暮らし方も、そこに固持することなく、柔軟に進んでいきたいものです。
 
世界へと目を向ければ、刻々と移り変わる国際情勢、パンデミック、気候変動、それらに付随して物価の上昇・飼料の高騰など、様々なことが生じ、急速に変化していますが、この世界の一員として実顕地もまた大きな影響を受け、作用し合っているといえるのではないでしょうか。
今月は「どう変化しても一つで」このテーマを切り口に研鑽していきたいです。

実顕地研鑽部