加賀日和 陽光燦き
今朝の出発研、外はどんよりと、しとしと冷たい雨。
「おはようございます。今日は十月三十日」
「早いねえ!」
しばしの沈黙の後、昨日のネット中継で見た春日山交流会の話題になった。
「すごいね、豊ちゃん、春日と加賀が一緒になったときから老蘇さんたちを加賀に連れてきてあげたいと思ってたんだね。」
「描いてたらそうなるんだぁ。」
陽光館の愛和館で老蘇さん達の出発研をやり始めてから、四人が五人になり、五人が、、、と今では十数人。
加賀に老蘇旅行に行こうと云った時ほとんどの人が行きたいと言ったとのこと。
「陽光館の愛和館は第二魚菜だって。陽光館に泊まると、老蘇さん達が楽しそうに窓のそばのテーブルで魚菜してるのを見ることがあるよ、皆でやると楽しくてどんどんやっちゃって、あ~終わった!と言って喜んでると、次が出てきて、疲れちゃったなんて。」
「ちょっと歩くの困難な人をバスのところに連れて行って、ほら自分で乗ってみな、っていったらひとりで乗れちゃった!みたいなこと言ってたね、来るための準備少しずつしてんだねえ。」
「歳とってもああやって寄れる所があるっていいね。」
「じゃあ、加賀にも陽光館。」
「加賀は陽光館なの!」
「俺はまだ若いよ。」
「老蘇予備軍?。」
すっかり陽光館の空気に包まれる。
出発研の後、子豚のワクチンをしていたら、ふと「陽光館」という言葉がよみがえってきた。
“陽光館に暮らす人たち、そこから陽光燦き、、、。”井戸端会議のようでもある出発研、今日も得したような気がする。
陽光館の今は春日の今、加賀の今。
二つの間をワープして、老蘇旅行の人達の乗るバスがかしましく、とことこ加賀にやって来る。
なんだか楽しみだなぁ。
今日は6日、加賀への1泊の旅の整理研はどの人も輝いていました。本当にお天気が良くて帰りのバスでは「クーラーいれて」と声が出たほどでした。
車椅子の人たちも温泉も満喫、怖じないで何にでも挑戦する老蘇サンたちの底力を感じました。
夜の山海の沢山のご馳走、その後の交流会での加賀メンバーの「毎日が楽しくて仕方がない」と弾けるような笑顔、それもまた何にも勝るご馳走でした。
ちなみに私達の加賀旅行のテーマは『自分もひとも鼓腹撃壌』実践テーマが「ハイでやります」でした。特に石川さんの「やることすべてが楽しくてこんな世界があったのだ・・」に私は鼓腹撃壌は大げさなことでなくてこんな姿なのだ、と内心納得していました。
豚舎前での朝日を浴びての出発研、和気藹々と盛り上がりました。後藤さんのカラスより先に起きてのカラス対策とか話題はてんこ盛り。帰りの時間が近ずくのが残念でした。元春日山の村人だった坂下郁子さんも尋ねて来てくれて、岡田さんとのハーモニカとオカリナの合奏、今もメロデイが聞こえます。
帰りのバスは豊かに膨らんだ心を乗せて北陸道を,すべるように春日へと一l直線。ゆっくり時間を取れたサービスエリアでのお買い物も又旅のたのしみでした。
加賀の皆さん、本当に暖かく迎えて下さり心からのもてなし有難うございました。老蘇さんたちにあの味の濃い1泊の旅はずっと心に深く残ると思います。