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『村つくり』を顕す結婚式


春日山の結婚式

『葛原光太郎さん・内田桃子さん結婚式』

2月10日(土)念願の光太郎さん・桃子さんの結婚式が春日山実顕地にてとりおこなわれました。
ふたりの出会いが東北大震災の復興支援だったこともあり、光太郎さんの「ドロ出し隊隊長」の地道な活動をずっと支えて下さった石巻の阿部和子さんも馳せ参じてくださり、なんとも心温まる結婚式でした。

今回の結婚式は「実顕地作り研鑽会」という若手(40才代以下のメンバー)の研鑽会のなかでも更に世代交代した若手の人達で進められ、みんなが楽しんで進めている様子が1月2月と伝わってきていました。
「火の見櫓に登って見たら・・・全体的・総合的・将来的にものごとを見たら・・・どうなんだろう?」とテーマもなにげなく飛び出してくるような出来事もクリアしながらの準備だったようです。

光太郎さんのご両親にお話しを聞くと
「女姉妹にはさまれた子でほんとに優しい、小学校の6年の時に、一年生を迎え入れるというので一緒に走る競技があったんです。彼が一緒に走った子が格別遅くってね、でも決して急がずその子のペースで最後まで走ったことがあったんです、それは印象に残ってます」
と光太郎さんらしいエピソードを語ってくれました。
最近はご両親の所には寄りつかないんだそうです。
「親がフラフラしてるから知らん!と言い渡されたんです」と嬉しそうにお母さんは話してくれました。
内田さんのお父さんは挙式前日に「今はまだ実感が沸かないんです。当日はわかりませんが光太郎さんに嫁にやるというよりも実顕地に送り出す心境です」と。
もちろん光太郎さんについても「あんなじゃじゃ馬をよく受け止めてもらってありがたいです」とおっしゃってました。

披露宴で豊里実顕地の明美さんも洋子さんも
「なんでもやりたがりの明るい積極的なそして、よく食べる子で、肉牛部の救世主みたいな子でした」と母のように見守ってきた様子を話してくれました。
光太郎さんも、浅野さん・波田さん(春日山)岡田さん(大潟)宮本さん(一志)遠藤庄一さん・穐本さん(豊里)ほか厳しくてやさしい兄貴たちからの
「これって特にないけど、いいヤツで、、、」
「うるさい年上に揉まれて、やってきたからこれからいいんじゃないかー」
舛屋裕介さんの「彼は心の友です」など一言ずつのお祝いの言葉に緊張もほぐれ、ほんとうに嬉しそうでした。
宮本さんから桃ちゃんに「頑張るのもいいけど、楽にやってほしいなー」と兄貴らしい声かけもありました。
村ならではの手作りの結婚式に桃子さんのお父さんのお祝いの詩吟が響き渡り、凛としながらも心(シン)と染み渡り、桃子さんの「村の温かさと豊かさに包まれています。どうぞ、心配しないで」のご両親への言葉にもう一度胸が熱くなる結婚式でした。

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【春日山実顕地 平島春美】