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『生きる力をはぐくむ』 ボールのないサッカー合宿 2016年版


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毎春恒例の地元のサッカーチームの合宿が4/2~4/5で今年もやってきました。今年は伊賀と伊勢志摩の2チーム,が参加していて総勢子供達とスタッフで約120名の大所帯です。
毎年のことながら受け入れる職場はどんな仕事を用意したものか?と色々考えます。遊びじゃなく「しっかり仕事したなー」という彼等の力になるようなもの、人数も多いしこれが結構考えどころのようです。今年もベジタ部・酪農部・養豚部で受け入れしました。
ベジタ部はなんといっても堆肥撒きです。事前に畑にロ-ダーで堆肥を運びあちこち堆肥の山ができていました。
酪農部は牛が新牛舎に移った後の牛舎のパイプ外しと野積みにしてあった古タイヤの水を抜いて堆肥舎へ運ぶ作業を若手の山崎・黒柳さんが受け入れで、用意しました。
養豚部は糞出しや豚集め、溝掃除に通路美化だったようです。
どの仕事も地道に力一杯できるようにと受け入れたようです。
酪農部で受け入れた黒柳さんは
「最初にまことに丁寧に挨拶されて、びっくりですよ。うちの学育の子等と大違いです!」と言っていました。(彼は今学期から学育のお兄さんも兼任で、学育舎で子供達と暮らすことになりました。)
このチームは食育を大切にしていて、今回もパンフレットにもあるように、『食事は集中して3杯は食べる』となっていて、一人一食1.5合用意したそうです。人数は120人ですが200人分くらいの量で、春日山の愛和館ではいつもの倍の量だったようです。
熟年のお母さんスタッフが来ていて食事のお世話をしていたのでお話しを聞きました。彼等の直接のお母さん達ではなく、「私ら近所のおばさんです。子供と言うより孫ですわー、こうしてまじかに接すると、試合見に行ってもよけい楽しいのよ」と言っておられました。伊賀のご近所の方達でした。
この4日間は道端のあちこちで「こんにちわー」の声が飛び交っていました。
あっという間の4日間でしたが爽やかな風が通り抜けていきました。
又来年も一段と強くなって後輩を連れて来てくださーい。待ってまーす。

春日山実顕地 紺野幸恵