免許返納した小林高弘さん
高齢者の免許返納については社会問題にもなっています。
さて、実顕地ではどのように向き合っていくのか、年齢に関係なく春日山みんなのテーマとして関心が高いです。
小林高弘さん(88才)は3年前免許更新時から返納を考え始めたそうです。まだまだ元気な身体で、やりたい仕事もいっぱいある。
車のない生活になったら、それをどうするか?診療に行くのに行政バスを利用して行ってみるなど、色々やってみて考え続けたそうです。
返納に警察に行く一週間前、仲良し研で心境を話してくれました。一人で生きているんじゃないからなぁ。みんなの言うことは聞かないとな。
当日、返納して帰ってくると愛和館で出会う人、会う人に~行ってきたよ~と免許証(穴があいて無効と書いてある)を見せてくれました。
みんなのお陰で無事に今日を迎えられ、ありがとう❤️と、そんな気持ちで見てもらいたくなったそうです。
88才米寿のお祝いに、仲良し班で色紙をプレゼントすると、すごく喜んでくれて、この色紙は棺桶に入れてくれ。と言われてしまいました。
公人の丘周辺で仕事するのに、往復歩くと息が切れ、足がこんなに弱っていたと気がつけて良かったと言う。免許返納の不自由なイメージなど、まったく感じられない小林さんの背中から、いっぱい学ぶことがありそうです。
小林さんが仲良し研で心境を出しながら、いろいろやってみながら、得心を得てやれて行く。やってみての思いを又、聴いてくれる人もある。
これって最高だなぁ、と思います。