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津波に勝る∞の愛【雄物川】


 

 石巻で活動されてるヤマギシの皆さんより被災地の6人が雄物川へ送り出されてこられました。

 阿部和子さんをはじめ6名です。温泉、和食を食べ、莫睡してました。

 ワラビ取りもしました。私の穴場を案内。1時間で山のように採れました。

 温泉。手巻き寿司。茶碗蒸し。生野菜。山菜、地元の鮎など。3時間の爆笑爆笑の食事です。何がこんなに明るくさせるのか不思議でたまらない。話してることは、怖いことのように思えることなのだけど。

印象に残った会話は全部ですが、その一部。

 何にもなくなったらあとは笑うだけよ。

 1億5千万の借金が出来たけど、津波のおかげでいろいろな人に出会えた。ヤマギシの人達に出会えたことは何億以上に変えられない。

 人生の仕上がりに来てたけどまた今から出発するしかない。

和子さんの夫 64歳

今からの人生、会社造りは人様に喜んでもらえることに喜びを見出そう。

1000年に1回のチャンスを活かそう。幸運な自分たちである。

 朝隣の果樹園の人が消毒する車を脱輪してしまった。 即救助に行った。よほど嬉しかったのかりんごジュース沢山持ってきた。

 厨房の包丁も磨いでくれた。トマトがよく切れるようになった。

 食べ物の中で一番感動して食べまくっていたのは美里から贈られたトマトでした。おいしい、おいしい、こんなの初めてだ。朝、昼、夜、食べまくり。

 帰る時「また来ていいか?」と言ってくれた。

会話弾む女性たち

会話弾む女性たち

迎えた私達の感想

目が点になるね。 あの人達実践者だよ。初めカツ丼で出迎えようと(雄物川の生産物ばかりで食べてもらいたい), 聞いてみないとわからないね。

炊き出し弁当で揚げ物はいいや。良かれと思う気持ちを押し付けようとしてた私達。

研讃学校Ⅲで真実の世界の架け橋が出てきたけど、津波がまさに形となって現れた感じ。私達口に出せなかったけど被災した人から出たのにはびっくり。何時間も何時間も話に終わりはつきない。やさしさと穏やかさと幸せの時だった。

 

男の人達で屋根塗り作戦中

男の人達で屋根塗り作戦中


 本日、中島産業さんから電話があり雄物川G宿舎の屋根の塗装に今週中来るという電話ありました。被災者の人達がボランテアーに来てくださる?うそのような誠の話。近頃想定外のことばかり。消毒車を脱輪させた隣の小沼さんも「想定外のことが起きた」と言った。本当に他のことが思えることで、実行することでみんなが幸せになるんだね。

 光太郎さんが雪下ろししてくれた屋根が、安部さんたちによって塗装されるのです。阿部さんは言ってました。「光太郎さんたちヤマギシの人達はいやな顔ひとつしないで泥だししてくれる」「弟の家もやってくれてる」って。その弟達が今週現れる。無償の愛で。

 私の出来ることは何だろう。

【雄物川実顕地 永旗ひろ子】