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台湾交流に行かせてもらって 


6-24到着。香華さんと。南庄に向かう途中で虹がかかりました。

 ただいま。 神戸の会員さん大田香華さんと二人で一週間の台湾交流から帰国しました。
台湾では、苗栗県頭份鎮の会員、黎振君・徐彩雲夫婦が中心になり、受け入れてもらいました。

 2002年からの9年間で、台湾からヤマギシの村を訪れ、特別講習研鑽会に関心を持ち続けている人が11人。 私は、この中の7人を春日山実顕地参観に受け入れ、親交が続いてきました。
どうして続いてきたかと振り返ってみると、それは彼らが“特講に参加したい”“友人を送り出したい” ”そして台湾で本当の仲良しの社会をつくっていきたい”と願い続けてきたからです。

 私も、そのことを共に実現したいと願ってきたからだと思います。
 そのためにも、彼らの特講参加にどうしても必要な北京語の通訳を、安定してできる人に出会うまで、繋ぎ手になるのが私にできることかなっと思いやってきました。

 そして、今年の1月、とうとう北京語のできる神戸の会員、大田香華さんに出会いました!!!

黎さんと

 台湾で特講を開催できるかもしれないという私の希望を香華さんに伝えると、”それなら台湾に実際に行きたい、直接その人達に会って、その場を見ることから始めたい”と、私を誘ってくれたのです。 一方通行から、双方通行の交流への展開です。

 大田香華さんとの出会い、台湾の会員さん、そして特講に関心を持ち続けている台湾の人達と、実際に会ってこれからを一緒に描いていきたい、そんな想いを東京案内所の松本さんにも聞いて頂き、実顕地で検討してもらって、台湾交流へ送り出して貰いました。

 さて、黎さん夫婦が私たちに用意してくれたのは、まず『台湾特講開催を考える会』。
集まった人は、私の知る7人の他に、黎夫婦が繋がるネットワークから多様な男女9人。30代~40代が多く、彼らから更に繋がるネットワークがあることを感じました。

黎さんの叔母さんご夫婦お宅を訪問


 黎さんは、父方の叔父夫婦、母方の叔母夫婦に私たちの宿泊を1泊ずつ託してくれ、退職後の人生をゆったり過ごしている世代との交流になりました。

 黎さんが用意してくれたもう一つは、“人子一家村”と呼ぶ共同体の参観と交流です。
私の印象は、木の花ファミリーが台湾にもある!でした。更に、私をなぜか励ましてくれたリーダーが、なんとイサドンにそっくり?! 彼らの創作した美しい歌のCDをいただきました。これがまた、木の花の歌を連想させるような調子なのです。
  この村との交流で、私は何か新しい流れが始まっているのに、今更ながら気づかされました。

黎さん家族の郊外の家


 共生、無所有、持続可能などを実現しようとする理念村が交流し、持ち味を足し合っていける社会になりつつあるのを実感したのだと思います。

 台湾最後の夜は、会員の柏仲と、特講参加を楽しみに待っている品潔がコンビで、士林夜市に案内してくれました。
若者であふれる夜市を4人で面白、可笑しく食べ歩き、士林慈誠宮天上聖母にお参りして、おみくじを引き、帰路につきました。

黎さんの子供たちと遊ぶ香華さん


 帰国して振り返ってみて、私はどうして、こんなに台湾の人たちと家族のようになれたのだろうと思いました。
 彼らと私の接点は、ヤマギシの特講と、本当の仲良しの社会をつくっていきたいと思っている、この点だけなのですねぇ。

 そして、この交流が実現したのは香華さんが動いてくれたからこそでした。
 黎振君さんが来年の4月に、香華さんの通訳で研鑽学校に入学したいと連絡してきました。香華さんもそれまでに、台湾で言葉をもっと勉強したいと計画されたりと、また次へ進んでいます。

 私以外に、今まで台湾の人たちと関わってきた方たちも、また、この場で出会う方もあるでしょう。

 これからも声かけ合って共にやっていきましょう。ご連絡ください。

加賀実顕地 新村由美子 Email:springlightyumiko@yahoo.co.jp

黎さんの客家(はっか)の家での食事風景

【加賀実顕地 新村由美子】