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高等部女子部の4限目




 

高等部女子部では、毎週金曜日、谷口夫妻によるバドミントンを4時から5時半までやっています。

「そーれ!」
「OK」
「がんばれ!」

掛け声と共に、ネットを挟んだ2人組の、バシッ、バシッと力強くシャトルコック(羽根)を打ち返す音が気持ちよく響いてきます。

 

ランニング、素振り、フットワーク、基礎打ち、ノック練習、ダブルスゲーム。
最後は腹筋、腕立てや整理運動などで1時間半みっちり。
コートの中では、前に後ろに左右にとシャトルコックを追い、体を動かし、集中します。

「今日も頑張りましたね」とねぎらいながらも、高等部生と共に動き汗だくの谷口夫婦。

谷口さんは

「バドミントンは陸上や水泳と違い、技術的な練習は相手がいないとやれない。相手とやる中ではいろいろあると思うが、そんな中で、相手がどうであれ、目標をもって一緒に練習していくには・・・と、どこまでも共にやる子や、試合に出なくても上達しよう、強くなろうと言う姿勢でよく聞いて素直にその通りやろうとする子は上達も早いなー」

 
民子さんは

「プレーにその子らしさが出てくるのが、見ていて面白い。一生懸命やっても結果が出なかったりする場合も、また次やろうとひたむきに練習するのがいいなー。見てもらって、声掛けてもらって、やろうとしてやって行く中で上達していくのがスポーツのいい所ね」

と見守っていました。

 
専科生は

「3年間やってきて、いつもいつも谷口さんは基本が大事と言ってくれる。実感 はできないけど、心にとめてやっています。素振りとかも実働の後とか、30もやるのが、きつい時もあるけど、力いっぱいやっている。自分は真剣にやる方だけど、ゲームとかで超喜んだり、うまくいかず、すぐブーたれたりする子がいて、自分と違っているのが面白い」

と話していました。

 
終わると同時にバスケに興じる2人組の横では

「その日のラケットなどの用具や体調やその時々によって違うのがおもしろいけど、やっぱりハードです 」

と息をきる子もいました。

【豊里実顕地 喜田栄子】