新米あきたこまち、各地に届く
今年は三月末の育苗ハウスのビニール張りから田植え、秋の稲刈りまで本当に大勢の方々に来ていただき、なかでも栽培期間中各地から長期交流で何組かの夫婦の方々に来ていただき、生活面でも支えていただきました。このことを通して改めて食料基地としての大潟実顕地を認識させられた一年でした。
近年、長期間雨が降らなかったり、又長期間集中豪雨が降ったり、夏には猛暑日が続いたりと異常気象が続いていますが、秋田県でも例外ではなく、夏の暑さは大潟実顕地が誕生した二十年前に比べるとだいぶ暑くなっていると思います。 秋田県で生まれた「あきたこまち」は秋田の気候に適した品種として改良、誕生したのですが、このことを考えると近年「あきたこまち」本来の特性を発揮するのは難しい傾向にあります。
ただ今年に関しては猛暑日も少なく比較的順調に育ったのではないかと思っています。 田植え後の低温で茎数は少ないものの秋の刈り取り時期には近年にないきれいな黄金色に稔りました。刈り取り直前の一週間続いた長雨にも倒伏もせず、鶏糞の持つヤマギシの稲のたくましさを感じました。
作柄はほぼ平年並みといったところでしょうか。 台風十二号によるフェーン現象でしょうか。モミガラが厚く多少小粒傾向にありますが、米は近年になく非常にきれいです。
大勢のみなさんが関わった新米をどうぞご賞味ください。
■豊里精米所
豊里精米所では最新式の色選別機を導入、新規の注文者にも納得してもらえるよう、味のみでなく見栄えも最高級を目指します。
■30kg袋での販売
ヤマギシのおこめネットストアが開店、新米30kg袋はインターネットでの注文もできるようになりました。
供給所でのご注文ももちろん受け付けています。
30kg米は供給所経由での注文が昨年の倍になり、現在豊里実顕地の精米所で毎日精米しては出荷中です。
毎日、大潟の新米を食べています。今年は自分も関わったこともありますが、全国の実顕地メンバーや学園生達も一緒にやってきたことが大きかったように思います。こんなに多くの人が関わったお米なんて日本どこを探してもないと思います。10/30の春日山の日曜市で「あきたこまち」を売りたいですね。