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韓国の口蹄疫・鳥インフルエンザ事情


毎日消毒

毎日午後5時から尹さんが、車両や出入口・宿舎・鶏舎周辺を消毒して回っています。



 この冬、韓国では史上最悪規模の口蹄疫が全国的に発生し、150件が「陽性」と判断され、現在まで牛15万頭、豚314万頭が殺処分となりました。
 さらに鳥インフルエンザの感染も広がっていて、全国で48件の感染が報告され、鶏と鴨600万羽が殺処分されています。(3月3日基準)

 韓国実顕地も半径4㎞地点に鳥インフルエンザが発生していて、<警戒地区>に入っています。
 毎週日曜日の研鑽会で現在の状況を確認し、どのように手を打っていくかを研鑽して来る中で、いろいろと不備な点が見えて来たりして、とにかく今自分たちにやれることを精一杯やろうとして来ています。

 出入口を出来るだけ遮断して、供給関係の車両や外部からの車両、人の出入りの際、消毒を徹底しながら、毎日夕方5時からは尹さんが実顕地の入り口、宿舎、駐車場周辺に消毒液を撒いています。

 こうした状況の中で、日頃実顕地の生産物を食べている活用者や知り合いから「無事を祈る」との電話がかかって来たりします。
 そのあたたかい心遣いに感謝しながらも、大事に育てて来た家畜を殺処分してしまった農家の人たちのことを考えると心が痛みます。

(韓国実顕地 奇淑香)

鶏卵出荷専用車両

鶏卵出荷専用車両の登録証を貼って運行している。