ページを印刷 ページを印刷

ありがとうございました、鳴子実顕地!


ロビーのボードに、ファックスが貼ってありました。
「9月9日をもって、鳴子実顕地を閉めることになりました。」
その話は元々知っていたし、先月鳴子に帰省した時にも最後の戸締りやゴミ出しを手伝ってきたところでした。
でも、全国実顕地様宛のそのファックスを見たとき、
「ああ本当になくなるんだな」
と改めて思わされました。

色んな事を経験させてもらい、色んな人との繋がりを作らせてもらい、3人の子供を立派に育ててもらい、振り返ってみると楽しいことばかりが思い出されます。
でも実際は苦しいことや嫌なこと、心がすさんでしまうこともいっぱいあって、でも思い出になると楽しいことになってるのはそれはそれで人間の良さ、かな。

実顕地はなくなっても、鳴子の地で生まれた人とのつながりは自分の中にしっかり生きてて、自分にとっては「宮城県大崎市鳴子温泉」で始まるあの地が、自分達にとっての「ふるさと」になったんだなあと思います。
(僕にとっては韓国実顕地に次ぐ、第3の故郷ともいえます。)

【内部川実顕地 石角聡】